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Thinkific の代替サービス【2026年版】限界を感じたら次に選ぶべきツール

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最終更新日: 2026年5月21日

Thinkific は「コースをシンプルに作って届けたい」というニーズには今でも十分応えられるプラットフォームです。直感的なUIとリーズナブルな入門価格が魅力で、最初の一歩を踏み出すツールとして選ばれてきました。

しかし、ビジネスが成長するにつれて、Thinkificの機能的な天井に当たるという声が増えています。価格が問題というよりも、「やりたいことができない」「制限に気づくのが遅かった」というケースです。

この記事では、Thinkificで限界を感じやすいポイントを整理した上で、それぞれのケースに合った代替ツールを紹介します。

Thinkificの「機能的な限界」とは?

Thinkificを使い始めた当初は問題を感じなかったのに、ある段階でつまずくポイントがいくつかあります。価格プランの改定や機能の見直しも続いており、以前とは仕様が変わっている部分もあるので注意が必要です。

主な限界は以下の6点です。


① 生徒数の上限(10,000人)

これが最も見落とされやすく、かつ最も影響が大きい変更点です。

以前のThinkificは全プランで生徒数(登録メンバー数)が無制限でした。しかし現在は、すべてのプランで上限が10,000人 に変更されています。

プラン 月額(年払い) 生徒数上限
Start 月額74ドル 10,000人
Grow 月額149ドル 10,000人
Expand 月額374ドル 10,000人

10,000人というと多く聞こえますが、無料コース・無料会員登録なども含めるとカウントは意外と早く進みます。メルマガ登録者や過去の受講生も含まれれば、数年のうちに上限に近づくことがあります。

この上限を超えると、追加料金を払うかアカウントを整理するしかありません。スケールするビジネスを想定しているなら、この制限は早めに意識すべきです

企業のビジネスとして利用するのであれば、特に意識すべき点となります。一応Thinkificでは Plus プランというアドオン的なプランがあり、これを追加することで、上限を増やすことができますが、価格は要問合せとなっています。


② コミュニティ機能が簡易

Thinkificにもコミュニティ機能は存在しますが、どちらかといえば掲示板に近いシンプルな設計です。2025年頃にデザインが刷新されましたが、機能面での強化は限定的でした。

Thinkificのコミュニティ
Thinkificのコミュニティ

できないこと(Kajabiと比較):

  • メンバーをグループ・ランク別に細かく管理するアクセス制限
  • ゲーミフィケーション(ポイント・リーダーボード)
  • ビルトインのミーティング機能(Zoom連携必須)
  • ニックネームでの参加(実名のみ)

③ メール配信機能が簡易

Thinkificには現時点でネイティブなマーケティングメール配信機能がありません。購入通知などのトランザクションメールはありますが、ステップメール・一斉配信・オートメーション連携はできない状態です。

一部のプランで限定的なメール機能が追加されましたが、送信タイミングの間隔が固定されていたり、配信回数に制限があったりと「なんちゃってメール配信」の域を出ていません。

外部のメールツール(Mailchimp、ActiveCampaignなど)と連携することで補えますが、その分管理画面が分散し、コストも積み上がります。

また、通知メールのようなトランザクションメールも細かいカスタマイズができず、自動翻訳されたメールを顧客に送信することとなります。


④ 動画の帯域幅(Bandwidth)に制限がある

以前はKajabiと同様に「無制限の動画ホスティング」を謳っていました。現在もアップロードできる動画の容量には制限はないのですが、現在はプランごとに帯域幅の上限が設定されるようになりました。

プラン 帯域幅 生徒数上限
Start 200 GB 10,000人
Grow 400 GB 10,000人
Expand 1,000 GB 10,000人

コンテンツが多いスクールや受講者が増えてきたタイミングで、予期せず上限に達するケースがあります。追加課金で増やすことはできますが、事前に計算しにくいのが難点です。


⑤ ウェブサイトビルダーが簡易

Thinkificのページビルダーはシンプルで使いやすい反面、デザインの自由度に大きな制限があります。

機能 Thinkific Kajabi
テンプレート数 3種類 30種類以上
1ページあたりのセクション数 制限あり 無制限
ページアニメーション
Googleフォント
CSS / JavaScript 上位プランのみ 全プラン対応

LP(ランディングページ)でしっかり訴求したい場合や、ブランドの世界観を作り込みたい場合には力不足を感じやすいです。

最近ではAIビルダーというものが導入されましたが、それでもまだ実用的に使うにはほど遠い機能です。

実際に Thinkific で作成したページ例 → https://school.mymikke.com/


⑥ ブログ機能がない

SEOやコンテンツマーケティングで集客したい場合、Thinkificにはブログ機能が搭載されていないため、WordPressなど別のプラットフォームを並行運用する必要があります。

管理画面が分散する、URLの統一ができない、記事からコース購入への導線が複雑になるなど、運用コストが上がります。

限界別:おすすめの代替ツール

さて、ここで本題になります。

今回ご紹介した上記の限界をどれが気になるかによって、移行先の選択肢が変わります。

パターン①:スケールを考えてオールインワンに移行したい → Kajabi

生徒数の上限・メール配信・コミュニティ・ウェブサイトビルダー・ブログ、これらすべてが気になっているなら、Kajabi への移行が最も根本的な解決策です。

Thinkificが「コースを作って届けるツール」だとすれば、Kajabiは「ビジネス全体を一つの管理画面で動かすプラットフォーム」です。

比較ポイント Thinkific Kajabi
生徒数上限 10,000人 Basicで1,000人、Pro+で100,000人、従量課金で実質無制限
メール配信 なし(限定的) 無制限(ステップメール・オートメーション対応)
コミュニティ 簡易(掲示板レベル) 本格的(ゲーミフィケーション・グループ管理・ミーティング内蔵)
動画ホスティング 帯域幅制限あり 無制限(4K・1ファイル4GBまで)
ウェブサイトビルダー 簡易 高機能(30種以上のテンプレート・アニメーション対応)
ブログ なし 標準搭載
価格(月額・年払い) $36〜 $179〜

Kajabiの価格はThinkificより高く、最初は「高い」と感じるかもしれません。ただ、Thinkificにメール配信ツール・コミュニティツールを外付けしていくと、トータルコストは意外と差が縮まります。「あのツールとこのツールを繋ぐ」という管理コストが不要になる点も、Kajabiの実質的なメリットです。

「Thinkificで始めて、ビジネスが育ったらKajabiへ」という流れは自然なステップアップです。 最初からKajabiで始める方も多いですが、Thinkificで仕組みを試してから移行するパターンも有効です。


パターン②:コースはThinkificのままでコミュニティだけ強化したい → Circle

コース機能には満足しているが、コミュニティだけをグレードアップしたいという場合は、Circle(コミュニティ専門プラットフォーム)との組み合わせが選択肢になります。

CircleはDiscord・Slackに近い感覚で使える洗練されたコミュニティツールで、Thinkificとの連携も可能です。ただし、コースとコミュニティが別管理になるため、受講者のシームレスな体験を作るには工夫が必要です。


パターン③:コースをシンプルに運営しつつコストを下げたい → Teachable

「Thinkificから乗り換えたいが、機能面でそこまで高度なものは不要。コスト重視」という場合は、Teachableが近い選択肢です。

Teachableも同じくコース販売に特化したツールで、価格帯もThinkificと近い水準です。生徒数の扱いや決済手数料の仕組みが違うため、比較した上で選ぶと良いです。

実際に海外でも Teachable vs Thinkific ということで、一番良く比較されるツール同士となります。


パターン④:インタラクティブな学習体験を作り込みたい → LearnWorlds

動画コンテンツの中にクイズを埋め込む、インタラクティブな電子書籍を作るなど、学習体験そのものを作り込みたい場合はLearnWorldsが強みを発揮します。

LMSとしての機能深度はThinkificより高く、教育機関や研修用途にも使われています。コミュニティ機能はKajabiほどではありませんが、コース作りに特化して進化しているプラットフォームです。


パターン⑤:とにかくコストを下げたい → Systeme.io

system.ioの管理画面
system.ioの管理画面

Thinkificより安く始めたい、機能はある程度妥協できるという場合は Systeme.io が選択肢に入ります。無料プランでもコース販売・メール配信・ファネル作成が可能で、スモールスタートには向いています。 また、海外ツールではあるものの自動翻訳で管理画面が日本語になっている点は使いやすいかと思います。

ただし機能の洗練度はKajabiやThinkificには及びません。「まずゼロから試したい」「副業レベルで使いたい」という段階での選択肢として位置付けるのが適切です。

Systeme.io を見てみる


代替ツール 比較まとめ

ざっくりとですが、今回ご紹介したツールをまとめると以下のようになります。

Thinkific Kajabi Teachable LearnWorlds Systeme.io
生徒数上限 10,000人 実質無制限 プランによる 無制限 無制限
メール配信 ほぼなし ◎ フル機能 △ 限定的
コミュニティ △ 簡易 ◎ 本格的
動画ホスティング 帯域幅制限あり 無制限 制限あり 無制限 制限あり
ウェブサイトビルダー △ 簡易 ◎ 高機能
ブログ なし ◎ あり なし なし なし
価格(月額・年払い) $36〜 $143〜 $29〜 $24〜 無料〜
将来性

どのツールに移行すべきか?

結局のところ、Thinkificの代替選びは「何が限界に当たっているか」で決まります。

  • コースだけシンプルに運営できればいい → Teachable か LearnWorlds
  • コミュニティ・メール・ウェブサイトまで一体で動かしたい → Kajabi
  • コストを最優先にしたい → Systeme.io

多くの場合、ビジネスが成長するにつれて「コースだけ」では足りなくなります。Thinkificで感じる限界の多くは、コース以外の機能(集客・顧客管理・コミュニティ)に関するものです。その観点では、Kajabiへのステップアップが最も包括的な解決策 になりやすいです。

Thinkificで土台を作り、売上と受講者が増えてきた段階でKajabiに移行する、という流れを選ぶ方も少なくありません。どちらが「正解」というより、ビジネスのフェーズに合わせた選択が大切です。

著者(私が書きました)

Hoda(HodaPress)
  • Kajabiパートナー
  • 海外SaaSレビュー
  • 40+ countries visited

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Hoda

フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。