Teachable は、オンラインコースやデジタルコンテンツを販売するための人気プラットフォームです。 Kajabi や Thinkific と比較されることが多く、特に「シンプルさ」や「初心者でも扱いやすい操作性」が高く評価されています。 Kajabi のようなオールインワン型というよりは、オンライン講座の作成・販売にフォーカスしているのが特徴で、コース作成、決済、受講管理、クーポン発行など、必要な機能をシンプルにまとめています。 また、海外では個人クリエイターや教育ビジネスだけでなく、小規模チームや専門講師などにも広く利用されており、「まずはオンライン講座販売を始めたい」という方にも人気の高いサービスです。
基本情報
- 料金月額29ドルから
- 無料プランなし
- 無料トライアル
7日間
- モバイルアプリなし
特におすすめの方
実際に使ってレビューした中で、僕が「特に相性が良い」と感じたユーザー層です。もちろん幅広い用途で利用できますが、特におすすめしたい方を掲載しています。
メリット・デメリット
使いやすさ・セットアップの速さ — コーディング知識ゼロでも数時間でコースを公開できる。管理画面がシンプルで、初めてオンラインコースを作る人でも迷いにくい
アフィリエイト機能が標準搭載 — 報酬率の設定・紹介トラッキングをダッシュボード内で完結できる。外部ツール不要で、紹介経由の販売を仕組み化しやすい
受講生向けのモバイルアプリ(iOS/Android) — 受講生がスマホからコースを受講するアプリが標準で用意されている
決済まわりの機能が充実 — クーポン・アップセル・オーダーバンプ・EU VAT自動処理・複数通貨対応など、販売に必要な機能がそのまま使える
AI機能によるコース作成支援 — カリキュラム生成・クイズ自動作成・字幕生成など、コンテンツ制作を補助するAI機能が標準搭載されている
Starterプランの取引手数料(7.5%) — 最安プランでは売上の7.5%がTeachableに引かれる。手数料をゼロにするにはBuilder(月額$69〜)以上が必要で、実質的な最安プランのコストは表面の価格より高い
商品数・受講生数の上限 — 2025年の改定でStarterは1商品・100名まで、Builderは10商品・1,000名までと制限が設けられた。スケールするにつれて上位プランへの移行が強制される
動画ストレージの上限(1TB) — 全プラン共通で1TBの上限あり。高画質・長尺の動画を大量に持つと上限に近づきやすく、KajabiやThinkificのような「無制限」とは異なる
メール・オートメーション機能がない — マーケティングメールの自動送信や行動トリガーのオートメーションは非搭載。KitやActiveCAmpagnなど外部ツールとの連携が前提になり、コストと管理の手間が増える
頻繁な価格改定への不信感 — 2023年末・2025年6月と短期間に2度の大幅改定があり、既存ユーザーも例外なく影響を受けた。「また変わるかもしれない」という不安が拭えず、長期運営の安心感という点では他プラットフォームに劣る
不安な将来性 - 別企業に買収されてから機能の縮小が目立つ。特にコミュニティ機能はもうアップデートがないと発表されてもいる
主な機能
このツールが標準で備えている主要機能の一覧です。
詳細レビュー
Teachable(ティーチャブル)は、オンラインコースを作成・販売できる人気のプラットフォームです。近年はオンライン学習市場そのものが急速に拡大していますが、その中でもTeachableは世界的に利用者が多いサービスの一つとして知られています。現在では15万以上のクリエイターや事業者が利用しており、180カ国・1億人以上のユーザーがTeachable上で提供されているコースを受講しています。
では、なぜここまで多くの人に選ばれているのでしょうか? また、他のオンラインコース作成プラットフォームと比べて、Teachableにはどのような強みがあるのでしょうか?
私はこれまで15種類以上のオンラインコースプラットフォームを実際にレビューしてきました。今回もTeachableに登録し、各機能を自分自身で試しながら、実際の使いやすさや特徴を細かく検証しています。
この記事では、実際に使って感じたTeachableのメリット・デメリットを、日本人向けにわかりやすくレビューしていきます。Teachableが皆さんのビジネスに合っているかどうか、ぜひ参考にしてみてください。
時間がない方向けに、まずはTeachableレビューのポイントを簡単にまとめます。
- Teachableは、オンラインコースの作成から販売までを一括で行えるオールインワンプラットフォームです。特に、クリエイター・コーチ・オンライン講師・教育系ビジネスを行う方々に人気があります。
- Teachable最大の魅力は、「スピード」と「シンプルさ」です。アイディアを素早く形にし、実際に販売できるオンライン講座として公開するまでの流れが非常に簡単で、ここまで手軽に始められるサービスは多くありません。
- 特に最近追加されたAI機能はかなり便利です。簡単なテキストを入力するだけで、AIがコースのカリキュラム構成を自動生成してくれるほか、コースページ・販売ページ・チェックアウトページまで自動で作成してくれます。
- また、コース編集画面やWebサイト編集機能も非常にシンプルで、初心者でも扱いやすい設計になっています。デザイン面についても、ある程度は見た目をカスタマイズすることが可能です。
- マーケティング機能については、一通りの機能は用意されていますが、KAJABIのような本格的なマーケティング特化型プラットフォームではありません。
- 料金面も比較的リーズナブルで、Starterプランは月額29ドル、Builderプランは月額69ドルから利用できます。比較的低コストでオンラインコース販売を始められる点も、Teachableの魅力の一つです。
Teachableの主な機能
ここでは、Teachableに搭載されている主な機能について簡単にまとめます。
コース作成機能(Course Builder)

TeachableにはAIによるコース生成機能が搭載されており、簡単なプロンプトを入力するとコースのカリキュラム案を自動生成することができます。 ただし、あくまで叩き台レベルの出力になるため、実際には内容を大幅に手直しした上で教材コンテンツを追加していく流れになります。
教材としては、テキスト・動画・音声ファイルに対応しており、さらにZoomを使ったライブセッションも組み込むことができます。
ページ作成機能(Page Builder)

Teachableでは、AIを使って各コース用の販売ページをある程度自動生成することもできます。 その後は、シンプルなブロックエディタで内容を編集する形になります。
ただし、AI生成のページはあくまで構成の参考程度にとどまるため、デザインや文章は自分で整えていく必要があります。デザインの自由度自体はそこまで高くありませんが、「短時間でシンプルに公開したい」という用途には向いています。
基本的にはご自身でブロックを並べてページを作成することが必要です。
コース配信機能(Course Delivery)
購入後すぐにコースを視聴できる「オンデマンド配信」が基本ですが、レッスンを段階的に公開するドリップ配信にも対応しています。
また、Zoomを使ったライブ講義のスケジュール設定も可能です。
さらに、受講生が一定条件を満たさないと次に進めない「学習進行ルール(Compliance)」も設定できるため、しっかり学習させたい講座にも向いています。
プロモーション・マーケティング機能
Teachableには、割引クーポンや紹介プログラム(アフィリエイト)など、基本的な販売促進機能が用意されています。
メール送信機能も搭載されていますが、主に購入通知や登録完了メールなどの「トランザクションメール」向けです。 本格的なメールマーケティングや自動化機能についてはやや弱く、HTMLを使わないと編集しづらい部分もあります。
そのため、KAJABIのような高度なマーケティングオートメーションを期待している方には少し物足りないかもしれません。
学習コミュニティ・受講生管理

受講生は、自動採点クイズを通して学習進捗を確認できます。
また、コミュニティ機能を使って受講生同士が交流したり、講師へ質問したりすることも可能です。 各レッスンにコメント機能を付けることもできます。
収益化・決済機能
Teachableの大きな強みの一つが、販売・決済機能の完成度です。
各コースに対して、販売ページやチェックアウトページが自動生成されるため、すぐに販売を始められます。
Teachable:pay というStripeベースの独自の決済が導入されており、Stripeと連携するだけでスムーズに決済を受け付けることができる
価格設定も柔軟で、
- 買い切り
- サブスク(月額課金)
- 分割払い
- 無料(無料登録)
など、さまざまな販売形式を設定可能です。
レポート・分析機能
Teachableでは、売上や決済履歴などのデータを詳細に確認できます。
フィルター機能も用意されていますが、本格的な売上分析やトレンド分析機能はそこまで強くありません。 細かなマーケティング分析をしたい場合は、外部ツールと連携するケースが多いと思います。
外部連携・API(Integrations & API)
Teachableは、メールマーケティングツールや分析ツールを中心に、さまざまな外部サービスと連携できます。
ライブ講義やコーチングにはZoom連携が必要です。
上位プランではZapier連携やAPI利用も可能になりますが、プランごとに利用できる連携数には制限があります。
Teachableのメリット・デメリット
Teachableのメリット
非常に簡単にオンラインコースを公開できる
Teachable最大の魅力は、とにかく「簡単」であることです。
オンラインコース販売に必要な機能が最初から揃っているため、専門的な知識がなくてもスムーズにスタートできます。 通常、オンラインスクールを作る場合は、
- サイト制作
- 決済設定
- 会員管理
- コース配信
- チェックアウトページ作成
など、さまざまな作業が必要になりますが、Teachableではそれらをかなりシンプルにまとめてくれています。
特に初心者の方や、「まずは最短で販売開始したい」という方にとっては非常に使いやすいプラットフォームです。
決済・販売機能が最初から完成している
Teachableには、オンライン販売に必要な決済機能が標準搭載されています。
各商品ごとに販売ページやチェックアウトページが自動生成されるため、自分で複雑なEC設定をする必要がありません。
また、内蔵の決済システムでは、
- クレジットカード
- モバイル決済
- BNPL(後払い決済)
などにも対応しています。
さらに、世界200カ国近くの税金処理にも対応しており、海外向け販売を行いたい方にも相性が良いです。
AI機能による高速なコース作成
TeachableのAI機能も大きな強みです。
簡単なテキストを入力するだけで、AIがコースカリキュラムの下書きを生成してくれるため、ゼロから構成を考える手間を減らせます。
さらに、スクールサイトや販売ページも自動生成されるため、「とりあえず形にするまで」が非常に早いです。
スピード感を重視するクリエイターにはかなり便利な機能だと思います。
Teachableのデメリット
Starterプランでは作成できるコース数が少ない
TeachableのStarterプランは価格が安く始めやすい反面、作成できるコース数に制限があります。
最初の1コースを販売するだけなら十分ですが、複数の講座を展開していきたい場合は、
- Builderプラン(5コース)
- Growthプラン(25コース)
など、上位プランへのアップグレードが必要になります。
長期的に本格運営を考えている場合は、この点は事前に把握しておいた方がいいでしょう。
デザインの自由度はそこまで高くない
Teachableのサイトビルダーは、「簡単に作れること」を重視しています。
そのため、ある程度は自動化されており、初心者でも迷わず作れる反面、細かいデザインカスタマイズには限界があります。
例えば、
- 独自性の高いデザイン
- 複雑なLP構成
- 高度なアニメーション
- 自由なレイアウト設計
などを作り込みたい場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。
逆に言えば、「シンプルで十分」という方には非常に扱いやすい設計です。
本格的なメールマーケティング機能は弱め
Teachableにもメール機能はありますが、基本的には購入通知やリマインダーなどの「トランザクションメール」向けです。
カゴ落ちメールやアップセルメールなどは送れますが、KAJABIのような高度なメールマーケティング機能は搭載されていません。
例えば、
- ビジュアルメールエディタ
- 高度なセグメント配信
- 複雑なオートメーション
- 本格的なメールファネル構築
などを重視する場合は、外部のメールマーケティングツールと連携するケースが多くなります。
実際、Teachableは以下のような外部サービスとの連携を前提にしている部分があります。
- MailerLite
- ActiveCampaign
- AWeber
- Kit
- Mailchimp
そのため、「コース販売機能をシンプルに使いたい人向け」という印象が強いプラットフォームです。
Teachableはどんな人に向いている?
Teachableがおすすめな人
初めてオンライン講座を販売するクリエイター・講師の方
Teachable最大の魅力は、やはり「シンプルさ」です。
専門知識がなくても、オンラインコースの作成・販売・決済・受講管理まで一通り行えるため、これからオンライン教育ビジネスを始めたい方に非常に向いています。
特に、
- コーチ
- コンサルタント
- 個人クリエイター
- 講師業
- 小規模スクール運営
など、「まずはシンプルに販売を始めたい」という方には相性が良いと思います。
海外向けにオンライン講座を販売したい方
Teachableは国際販売にも強いプラットフォームです。
内蔵決済システムが各国の税金処理や海外決済に対応しているため、比較的スムーズに海外販売を始めることができます。
また、
- Webページの自動翻訳(11言語)
- 動画字幕・文字起こし(70言語対応)
など、多言語向け機能も充実しています。
「日本だけでなく海外にも販売したい」という方にも向いています。
アフィリエイトで販売を広げたい方
Teachableには、アフィリエイト(紹介制度)機能が標準搭載されています。
そのため、第三者に自分の講座を紹介してもらい、その成果を自動追跡することが可能です。
通常は外部ツールが必要になることも多いですが、Teachableでは比較的シンプルに導入できます。
「オンラインコース機能」に特化したサービスを探している方

Teachableは、KAJABIのような「オールインワンのマーケティングプラットフォーム」というより、
「オンラインコース販売に特化したシンプルなサービス」
という印象が強いです。
そのため、
- CRM
- 本格的なメールマーケティング
- 高度なファネル構築
- 複雑な自動化
などまでは不要で、「コース販売機能だけあれば十分」という方にはかなり使いやすいと思います。
シンプルで見やすい学習体験を重視したい方
Teachableの受講画面は非常にシンプルで、スマホ表示も見やすく設計されています。
受講生側から見ても、
- 迷いにくい
- 学習に集中しやすい
- ナビゲーションがわかりやすい
という特徴があります。
「余計な機能より、学びやすさを重視したい」という方には好印象だと思います。
Teachableがあまり向いていない人
大量のコースを販売したい方
Teachableはコース数が増えてくると、料金がやや高く感じやすくなります。
特に5コース以上を販売したい場合は上位プランが必要になり、25以上の商品を扱うようになると、他サービスの方がコスト面で有利になるケースもあります。
多数の商品を低コストで運営したい場合は、他のLMSも比較した方がいいでしょう。
デザインを細かく作り込みたい方
Teachableは「簡単さ重視」の設計です。
そのため、ページ作成は非常に簡単ですが、逆に言うと自由度には限界があります。
例えば、
- 自由なLPデザイン
- 高度なアニメーション
- 完全オリジナルのブランドサイト
- 細かなUI調整
などを重視する場合は、少し物足りないかもしれません。
デザイン性を重視する方は、Webflow・Kajabi・WordPressなども比較候補になると思います。
SCORM教材を利用したい方
TeachableはSCORM形式には対応していません。
SCORM(Sharable Content Object Reference Model)は、LMS間で教材データを共有するための標準規格ですが、TeachableではSCORM教材のインポートができません。
そのため、
- 他のLMSから教材を移行したい
- 企業研修向け教材を扱いたい
- SCORMベースで管理している
というケースでは注意が必要です。
動画コース販売以外にも行いたい方
Teachableは基本的に、動画コース販売に特化したプラットフォームです。ここ最近ではメール配信やオートメーション機能なども追加されてきましたが、まだ「あとから追加された機能」という印象が強く、本格的なマーケティング運用には物足りなさがあります。
特にKajabiのようなオールインワン型ツールと比較すると、メールマーケティング・顧客管理・ファネル構築・コミュニティ運営などの連携面で大きな差があります。
そのため、
- メールマーケティングを強化したい
- オンラインサロンやコミュニティも運営したい
- ステップメールや自動化を活用したい
- LPやセールスファネルもまとめて管理したい
という方の場合は、Teachable単体では徐々に限界を感じる可能性があります。
逆に言えば、「シンプルに動画コースを販売したい」という用途であれば、Teachableは非常に分かりやすく使いやすいプラットフォームです。
メディアライブラリーが存在しない
Teachableはオンラインコース作成に特化したツールですが、意外にも「メディアライブラリー」のような動画管理機能が存在しません。つまり、一度アップロードした動画を一覧で確認したり、検索・整理したりするための専用画面が用意されていないのです。
そのため、動画数が増えてくると「どの動画をどのレッスンで使っているのか分かりづらい」「同じ動画を再利用したい時に探しにくい」といった管理上の不便さが出てきます。特に、大量の講義動画を扱うオンラインスクール運営では、この点がかなりストレスになる可能性があります。
例えばKajabiでは、アップロードした動画を専用のメディアライブラリーで一元管理でき、動画名の変更、検索、字幕管理、文字起こし、タイムスタンプ追加、ダウンロード、他レッスンへの再利用などを効率的に行えます。こうした「コンテンツ資産としての管理」ができない点は、Teachableの大きな弱点の1つと言えるでしょう。
動画容量に制限がある
Teachableでは、動画のストレージ容量が最大1TBまでとなっています。
僕が知る限り、5年ほど前のTeachableはかなり大盤振る舞いで、動画アップロード容量は実質無制限に近い状態でした。これは当時の海外プラットフォームらしい特徴でもありましたが、現在は制限が設けられています。
また、1動画あたりの最大容量が2GBまでという点にも注意が必要です。
最近では4K動画や長時間コンテンツも増えているため、収録内容によっては簡単に2GBを超えてしまうケースもあります。その場合は、動画を分割して書き出す必要があり、少し手間に感じるかもしれません。







