オンライン教育ビジネスや動画販売ビジネスを拡大する際、『売上が増えるほどプラットフォームに支払う手数料が重荷になる』『公開コース数が増えるたびに追加費用が発生する』 といった壁に突き当たっていませんか?
Thinkificは、世界35,000以上のビジネスに支持され、累計42億ドル以上の売上を支えてきた実績あるプラットフォームです。日本でも teachable , Kajabi と共に認知され初めており、実際に僕も制作や導入で対応したことがあります 。
↓少々古い動画ですが、Thinkificの概要について説明しています
こちらの記事では、Thinkificを導入する際や導入後にコストとなってくる価格プランについて詳しく解説したいと思います。
クイックサマリー : まずは簡単に結論
まずは、2026年現在の Thinkific の主要プランと「どんな人に向いているか」を簡単にまとめました。
- Start(月額99ドル〜) : はじめてオンラインコースを販売する個人クリエーター向け。コース数は無制限で、基本的な販売機能やコミュニティ機能も利用できます。
- Grow(月額199ドル〜) : 本格的にオンラインスクールを運営したい方向け。Thinkificのロゴ削除、API/Webhook連携、グループ販売、詳細分析などが追加され、実質的に一番人気のプランです。
- Expand(月額499ドル〜) : チーム運営や大規模スクール向け。複数管理者・アナリスト権限や高度なブランディング、優先サポートなど法人向け機能が強化されています。
- Thinkific PLUS : 企業研修・社内教育・大規模LMS向けのカスタムプラン。SSO、学習パス、SCORM対応、CRM連携などエンタープライズ向け機能を利用できます。
- Branded Mobile App(月額199ドル〜) : 基本プランではないが、独自のスマホアプリを公開できる 追加オプション
注意 : Thinkific の価格プランはここ数年で大きく変更されています
Thinkificを調べる際に注意したいのが、日本語の記事やYouTube動画には古い価格情報がかなり残っている という点です。
実際、僕がThinkificを最初に触った2020年前後は、以下のような価格体系でした。
- Free(無料プラン)
- Basic(49ドル)
- Pro(99ドル)
- Premier(499ドル)
当時は「無料で試せるコース販売ツール」という印象が強く、特にProプラン(月額99ドル)が実質的な主力プランとして有名でした。
ただし、2026年現在ではThinkificのプラン構成はかなり変化しており、現在は以下のような構成になっています。
- Start
- Grow
- Expand
- Thinkific PLUS
また、単純な名称変更だけでなく、以下のような変化もあります。
- コミュニティ機能の強化
- 法人・チーム利用向け機能の拡充
- 分析機能の強化
- API / Webhook / グループ販売などB2B寄り機能の追加
- AI機能や学習パスなどLMS寄り機能の追加
つまり、以前のThinkificは「個人クリエーター向けコース販売ツール」という色が強かったのに対し、現在は オンラインスクール運営〜法人研修まで対応できるプラットフォーム に進化している印象です。
そのため、Google検索で出てくる古い比較記事や動画を見る際は、
- 「無料プランが前提」
- 「Basic / Pro の説明」
- 「コミュニティ機能が弱い時代のレビュー」
など、現在とは仕様が異なるケースがあるため注意してください。
特に海外ツールは、ここ数年で価格や機能が大きく変わることも珍しくないため、できるだけ最新情報ベースで比較するのがおすすめです。
各プランについて
それでは、最新の Thinkific のそれぞれのプランについてご紹介します。

Startプラン(月額99ドル)
Startプランは、Thinkificの中で最も低価格な有料プランです。年払いを利用すると実質月額74ドルとなり、年間では約300ドルほど節約 できます。
オンラインコース販売に必要な基本機能は一通り揃っているため、「まずはThinkificでスクール運営を始めてみたい」という方向けの入門プランと言えるでしょう。
大きな特徴としては、以下になっています
- コース作成数は無制限
- コミュニティ機能は1つまで利用可能
- クイズ・ドリップ配信・宿題提出・Zoomレッスンなど基本的なコース機能に対応
- 生徒のインポート機能あり(一部制限あり)
- 簡単なメールオートメーション機能を利用可能
- ページビルダー機能を利用可能
- 本格的なメールマーケティング機能は非対応
- 「TEACH ONLINE WITH Thinkific」のロゴが表示される
- PayPal決済には非対応
- 生徒の一括インポートには非対応
- サポートはメール・チャット対応のみ(優先サポートなし)
このプランでは、作成できるコース数は無制限となっており、動画講座やレッスンを増やしていくこと自体には制限がありません。また、クイズ、ドリップ配信、宿題提出、Zoomレッスンなど、オンラインスクール運営でよく使われる機能も利用可能です。さらに、Thinkific独自のコミュニティ機能も1つまで利用できます。
一方で、いくつか気になる制限もあります。ページ上には「TEACH ONLINE WITH Thinkific」というThinkific側のロゴが表示されるため、完全なブランド運営は難しい 印象です。

さらに、PayPal決済に対応していない点も注意が必要です。日本ではクレジットカードだけでなくPayPalを利用したい受講生も一定数いるため、人によっては機会損失につながる可能性があります。
そのほか、生徒の一括インポート機能や本格的なメールマーケティング機能も利用できません。簡単なメールオートメーションはありますが、Kajabiのような本格的なマーケティング機能を期待すると物足りなさを感じるかもしれません。
サポートについても、メールとチャットには対応していますが、優先サポートではありません。そのため、混雑時には返信まで時間がかかるケースもあります。
全体としては、「まずは低コストでThinkificを試してみたい」「そこまで大規模なスクール運営は想定していない」という方向けのスタートプランと言えるでしょう。
Grow プラン(月額199ドル)
Growプランは、Thinkificの中でも特に人気の高いバランス型プランです。年払いにすると月額149ドルとなり、年間で約600ドルほど節約できます。
Startプランでは物足りなくなってきた方や、オンラインスクールを本格的に事業化したい方に向いており、Thinkificの主要機能がほぼ解放されます。
特に、ブランド削除・グループ販売・管理者追加・高度な分析などが利用できるようになるため、単なる「個人のコース販売」から、一段上のスクール運営へ移行しやすいプランです。
Startプランに追加して、主に以下の機能を利用できます。
- 3つのコミュニティ作成(受講者ごとの分離運営が可能)
- Thinkificのブランドロゴを削除可能
- 最大1,000人のアクティブ受講生に対応
- グループ購入・法人向けの座席販売(Group Orders)
- Site Administrator アカウントを2名まで追加可能
- Exams(試験機能)
- PayPal決済への対応
- 生徒データの一括インポート
- API / Webhook を利用した外部連携
- 優先チャットサポート・電話サポート
特に、法人向け販売やチーム運営を考えている場合は、Growプランから一気に実用性が高くなる印象です。
Expandプラン(月額499ドル)
Expandプランは、Thinkificの上位ビジネス向けプランです。年払いにすると月額374ドルとなり、年間で約1,500ドルほど節約できます。
基本的には、
- 大規模オンラインスクール
- 法人向け教育サービス
- 複数チームでの運営
- 大人数コミュニティ
- 大規模受講管理
などを想定した、本格運営向けのプランです。
そのため、一般的な個人クリエーターや中小規模のオンラインスクールにとっては、かなりオーバースペック寄りの内容と言えます。
どちらかというと、
- 受講生数がかなり増えている
- 社内に複数スタッフがいる
- 法人研修やチーム教育を行う
- 複数ブランド・複数コミュニティを運営する
といったケースで真価を発揮するプランです。
Growプランに追加して、主に以下の機能が利用できます。
- 最大10コミュニティの運営
- 200個までのコミュニティスペース作成
- メールのホワイトラベル化
- カスタムSSL対応
- Site Administrator を5名まで追加可能
- Course Administrator を15名まで追加可能
- Group Analyst アカウントを15名まで追加可能
- 最大10名のパートナーとの売上分配(Revenue Sharing)
- 電話サポート・優先チャットサポート
特に、複数スタッフによる運営や、大規模な受講管理機能が強化されているのが特徴です。
例えば、
- 講師チーム
- カスタマーサポート
- 分析担当
- 法人顧客管理
など、役割を分けて運営したい場合に向いています。
また、Revenue Sharing(売上分配)機能により、複数パートナーと収益を分け合うような運営も可能です。
ただし、日本ユーザー目線では注意点もあります。
例えば「電話サポート」や「優先サポート」は一見魅力的ですが、実際には基本的に英語対応となるため、日本人ユーザーにとってはそこまで大きなメリットにならないケースもあります。
実際に僕の担当したことがあるThinkificサイトのオーナー様の中でも Expand を利用されている方はほとんどいらっしゃいません。
そのため、多くの日本ユーザーにとっては、まずGrowプランで十分なことが多く、Expandプランは「本格的な教育事業を大規模展開する場合の選択肢」と考えるのがよいでしょう。
Thinkific PLUS(要問い合わせ)
Thinkific PLUS は、Thinkificの最上位となる法人・エンタープライズ向けプランです。料金は公開されておらず、利用規模に応じた個別見積もりとなります。
主に、
- 大規模なオンラインスクール
- 法人研修
- 社内教育(LMS)
- 複数チームでの運営
などを想定したプランです。
Expandプランに加えて、以下のような高度な機能を利用できます。
- SCORM対応
- 学習パス(Learning Paths)
- AI Teaching Assistant
- ブランド専用モバイルアプリ
- 高度な分析機能
- SSO(シングルサインオン)
- HubSpot / Salesforce連携
- 専任オンボーディングサポート
個人利用や一般的なオンラインスクール運営ではオーバースペック気味ですが、本格的な教育事業や法人向けLMSとして利用したい場合の選択肢となります。
Branded Mobile App(月額199ドル〜)
Thinkificでは通常の価格プランとは別に、独自ブランドのモバイルアプリを追加できる「Branded Mobile App」オプションも用意されています。

月額199ドルから利用でき、iOS / Android向けの自社アプリをThinkific上で展開できます。
通常のThinkificでは、受講者はブラウザからアクセスする形になりますが、このオプションを利用すると、
- 自社ロゴ
- 自社カラー
- 自社ブランド名
で構成された専用アプリを提供できるようになります。
Thinkific側がアプリ構築をサポートしてくれるため、基本的にアプリ開発の知識は不要です。
主な特徴としては以下があります。
- 独自ブランドのiOS / Androidアプリ
- コースやコミュニティをアプリ内で利用可能
- プッシュ通知によるエンゲージメント向上
- モバイル向けコミュニティ機能
- ダウンロード教材への対応
- ホワイトラベル対応
特に、
- コミュニティ型スクール
- 継続課金型サービス
- 日常的に利用してもらいたい教育サービス
などでは、アプリ化によって利用頻度や継続率が向上しやすいメリットがあります。
一方で、月額199ドルは決して安くないため、まずは通常のThinkific運営から始め、必要になった段階で導入を検討するのがおすすめです。
ただし、まだ比較的新しいサービスなので、内容はブラックボックス的な点もあります。僕の周りでもまだこれを導入しているクライアント様はいらっしゃいません。
無制限のコース:これがThinkific大きな特徴!
Thinkificは「基本機能」がかなり充実している
Thinkificは複数の価格プランがありますが、実は他社と比べても「標準搭載されている機能」がかなり多いのが特徴です。
特に、オンラインコース運営で重要な
- コース作成
- 動画配信
- 継続課金
- クーポン
- アフィリエイト
- 自動メール
- ドリップ配信
などの機能は、比較的早い段階のプランから利用できます。
そのため、「まずは本格的なオンラインスクールを作りたい」という方にとっては、必要十分な機能を最初から備えている印象があります。
主な共通機能としては以下があります。
-
公開コース数講座数自体には大きな制限がなく、複数ジャンルのコースを展開しやすくなっています。
-
動画ホスティングThinkific上に直接動画をアップロード可能です。外部動画サービスを契約しなくても運営しやすく、コース販売初心者にも扱いやすい構成です。 (※1ファイルあたり2GBまで)
-
カスタムページ作成トップページ・LP・プロフィールページなどを自由に追加できます。簡易的なスクールサイトであればThinkific単体でも十分構築可能です。
-
Eメールオートメーション 受講開始・修了・未受講リマインダーなど、自動メール送信に対応しています。
-
サブスクリプション販売 月額課金型のメンバーシップや継続課金コースを販売できます。
-
ドリップ配信 コンテンツを段階的に公開する「時間差公開」に対応しています。
-
コメント機能 各レッスンごとに受講者がコメントでき、簡単なコミュニティ運営も可能です。
-
独自ドメイン接続 yourdomain.com のような独自ドメインを設定でき、ブランドサイトとして運営できます。
-
クーポン機能 割引コードを発行し、キャンペーンや期間限定セールを実施できます。
-
アフィリエイト機能 紹介パートナーに報酬を設定し、外部経由での集客を強化できます。
特にThinkificは、「コース販売に必要な機能をバランスよく標準搭載している」という点が強みです。
一方で、Kajabiのように高度なマーケティング自動化や、完全なオールインワン機能を重視する場合は、別途比較検討してみるのもおすすめです。
※以前は「生徒数無制限」が大きな特徴でしたが、最近ではプランごとにアクティブ受講者数の上限が設定されるようになりました。古い比較記事では「完全無制限」と紹介されている場合があるため注意してください。
生徒数は同じ
Course Video Bandwidth とは?
以前はありませんでしたが、 Course Video Bandwidth という制限がすべてのプランで適用されることになりました。これは、、、
手数料:月商10万円を超えたらBuilder検討がおすすめ
Starterプランは初期費用を抑えられる一方で、売上に対して7.5%の販売手数料が発生します。
例えば、StarterとBuilderの価格差は約50ドルです。そのため、月商が約667ドル(日本円で約10万円前後)を超えると、手数料負担だけでBuilderとの差額を超える計算になります。
つまり、月に10万円以上の売上が安定して出始めた場合は、Builderへアップグレードした方が、結果的に利益が残りやすくなるケースが多いです。
| 商品価格 | 月販売数 | 売上 | 7.5%手数料 |
|---|---|---|---|
| 9,800円 | 5件 | 49,000円 | 約3,675円 |
| 9,800円 | 10件 | 98,000円 | 約7,350円 |
| 29,800円 | 5件 | 149,000円 | 約11,175円 |
プランの変更について
Teachableでは、あとからプランを変更することが可能です。実際、多くの方が最初はStarterやBuilderから始めて、受講生数や売上が増えてきた段階でGrowthへアップグレードしています。逆に、「一時的に規模を縮小したい」という場合にはダウングレードも可能です。

特に海外ツールに慣れていない方だと、「あとから変更できるの?」「契約したら固定?」と不安になることもありますが、Teachableでは管理画面から比較的簡単に変更できます。
アップグレードは即時反映される
上位プランへの変更(アップグレード)は、基本的に即時反映されます。例えば、StarterからGrowthへ変更した場合、その場で上位機能が利用可能になります。
また、現在契約中の残り期間については日割り計算(Prorated Credit)が行われるため、「今の契約分が完全に無駄になる」というわけではありません。しっかりと計算してくれる点はありがたいです。
そのため、最初は低価格プランでスタートし、必要になったタイミングでアップグレードするという使い方も十分現実的です。
ダウングレードは次回更新時に反映
一方で、ダウングレードは少し仕組みが異なります。こちらは即時反映ではなく、「次回の契約更新タイミング」で切り替わります。
例えば、GrowthプランからBuilderへ変更した場合でも、現在の契約期間が終わるまではGrowthの機能を利用できます。急に機能が消えるわけではないので、その点は安心です。
ただし、ダウングレード時にはいくつか注意点があります。
例えば、Growthプランで50個の製品を公開していた状態で、Builderプランへ変更すると、プラン上限を超えている製品は自動的に非公開化される可能性があります。Teachable側で最近公開した製品から順番に非公開化される仕様となっています。
また、生徒数制限を超えている場合は、そもそも下位プランへ変更できません。例えば1000人以上の生徒がいる状態でBuilder以下へ戻すことはできないため、事前確認が必要です。基本的には生徒数が超える前にプランのダウングレードをするか、すでにアクセス権を持っていない生徒を削除する等する必要があります。
解約するとスクール自体が停止する
Teachableでは「ダウングレード」と「解約」は別扱いです。
完全に解約した場合、スクール自体がオフライン状態となり、受講生は購入済み講座へアクセスできなくなります。また、管理画面へのアクセスもかなり制限されます。
そのため、「一旦休止したいだけ」という場合は、完全解約よりも下位プランへの変更の方が安全なケースもあります。
※ teachableには、「Parkプラン(一時停止プラン)」のようなプランがないので、一旦非公開にしたいケースであっても Basicを選択する必要があります。
個人的なおすすめ
個人的には、最初はStarterまたはBuilderから始め、売上や運営規模に応じてGrowthへ移行する流れがおすすめです。
特に、日本人ユーザーの場合は最初からAPI連携やZapierを活用するケースはそこまで多くないため、まずは低コストで運営を始め、必要な機能が増えてきた段階でアップグレードする方が無理なく運用しやすい印象があります。
プランまとめ
最後に、teachableのプランは以下のようになっています。まずは、Starterから初めて、生徒数が増えてきたり、多くのプロダクトが増えてきた場合はアップグレードするのが良いです。
| プラン | 月額 | 手数料 | 製品数 | 生徒数 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Starter | $39 | 7.5% | 5 | 100 | 初心者 |
| Builder | $89 | 0% | 10 | 1000 | 小規模運営 |
| Growth | $189 | 0% | 50 | 5000 | 本格運営 |

