Kajabi と Thinkific の機能・料金・向き不向きを比較。
機能比較
| 34項目 | Thinkific |
|---|
| Paypal決済 | ||
| クレジットカード(Stripe) | ||
| API | Growプラン以上 | |
| ポッドキャスト | ||
| ダウンロード販売 |
詳細比較
Kajabiは、コース、ポッドキャスト、コーチング、コミュニティなどのデジタル製品をサポートするオールインワンのデジタルビジネスプラットフォームです。メールマーケティング、分析、ファネル、多数のサードパーティ統合など、オンラインビジネス運営に必要なあらゆるビジネスツールを備えています。
ただし、ほとんどのLMSプラットフォームよりも価格が高いため、手頃な価格のコース構築ソリューションをお探しの方には最適な選択肢とは言えません。
一方、ThinkificはKajabiと同様にオンラインコースの作成・販売に特化したプラットフォームで、直感的なコースビルダーと洗練されたデザインが特徴です。全プランでコース数・受講生数が無制限という点は大きな魅力で、「とにかくコースをしっかり作って届けたい」という方に向いています。メール配信や高度なマーケティング機能はKajabiほど充実していませんが、その分シンプルに使いこなせる点が評価されています。
ただし、Thinkificも近年は注意すべき点がいくつかあります。自前のStripeアカウントを利用すると追加の手数料が発生する仕組みや、上位プランへのアップグレードを促すような機能制限の設計など、表面上の価格よりも実際のコストが高くなりやすい という声もあります。また、2026年時点では無料プランが廃止され、14日間の無料トライアルのみの提供となっています。現在の仕様をしっかり確認した上で選ぶことをおすすめします。
コース作成機能
KajabiとThinkificはどちらもコースを作れるが、設計思想が根本的に違う。 Kajabiは「コース+マーケティングを一体で動かす」プラットフォーム、 Thinkificは「コースを作って届ける」ことに特化したツールだ。 この違いがコース作成の細部にも現れている。
コースビルダーの基本構造
Kajabi はモジュール → レッスンの2階層構造(サブモジュールを使えば3階層)。 1つのレッスンに置けるメディアは1種類のみ(動画か音声か、どちらか)。クイズを追加したい場合は別レッスンとして作成する必要がある。
Thinkific はセクション → レッスンの2階層。 1つのレッスン内に動画・テキスト・クイズ・PDFを自由に混在させられる。「動画を見てすぐ下のクイズに答える」という流れをレッスン1つで完結できる。


| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 構造 | モジュール → レッスン(最大3階層) | セクション → レッスン |
| 1レッスンの要素 | 1種類のみ | 1種類のみ |
| 一括アップロード | ○ | ○ |
| ドラッグドロップで並び順入れ替え | ○ | ○ |
| 他のコースからレッスンの追加 | ○ | ○ |
| AIによるカリキュラム生成 | ○ | ○ (英語のみ対応) |
また、レッスンとして使えるコンテンツは以下のようになっている。Kajabiでは「Video」「Audio」となっているが、レッスンとは別の項目としてクイズ、テキスト、Liveルームも利用することができる。
Thinkificはそれ以上に豊富なコンテンツをレッスンとして使うことができる。PDFの埋め込み表示はKajabiにはない機能なので使い勝手が良い が、プレゼンテーション(Presentation)やアンケート(Survey)はそこまで利用する方はいない。


| レッスンで使える教材 | Kajabi | Thinkific |
|---|---|---|
| Video | 〇 | 〇 |
| Text | 〇 | 〇 |
| 〇 ダウンロード資料として | 〇 埋め込み表示可能 | |
| Quiz | 〇 | 〇 |
| Audio | 〇 | 〇 |
| Download | 〇 | 〇 |
| Multimedia | △ | 〇 |
| Survey | △ | 〇 |
| Presentation | △ | 〇 |
| Assignment | ー | 〇 |
| Exam | ー | 〇 |
| Live (Zoom) | 〇 | 〇 |
実際にEラーニング系のツールを導入していると、基本的に動画で学ばせるケースが多いので動画・テキストのレッスンが作成できれば問題ないことが多い。この点ではあまり大きな比較はないと考えていい。
私の見解: Kajabiの「1レッスン1メディア」は最初は不便に感じるが、 コース全体の構成が自然と整理されるメリットがある。 Thinkificの自由度は初心者が迷いやすい側面もある。
動画ホスティング
KajabiとThinkificには、メディアライブラリーがあるので過去の動画の再利用などがらく。 一度アップロードした動画は再利用したり、探しやすいようにタイトルを変更できる。


とはいえ、無制限なので埋め込む必要がない。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 動画ストレージ合計 | 無制限(Wistia) | 無制限 |
| 1ファイルの上限 | 4GB | 2GB |
| 帯域幅 | 無制限 | あり(プランによって異なる) |
| 対応画質 | 4K | Full HD |
| 外部動画の埋め込み | YouTube・Vimeo等 | YouTube・Vimeo等 |
Kajabiは全プランで動画ストレージが無制限 、1ファイルも4GBまで対応しているため、 書き出し方法にもよるが30分を超えるHD動画でも問題なくアップロードできる。また、画質は4Kにも対応しており、 srt で字幕を付けることもできる
Thinkificは以前はKajabi同様に無制限の動画ホスティングを謳っていたが、最近になって 帯域幅(Bandwidth)の制限が設定されてしまった。プランによって異なるが、
- Basic 100 GB
- Start 200 GB
- Grow 400 GB
- Expand 1,000 GB
となっている。これ以上も課金することで増やすことができるが、実際に動画でどのくらい消費されるか事前に計算することが難しいので注意。
Thinkificはコース作成放題ではあるものの、実質はアップロードできる動画の上限がプランごとに決まっている と考えた方がいい。
私の見解: 動画数が多い大型コースを運営するなら、ストレージ上限のない Kajabiの方が安心。Thinkificは動画を多く持つ場合、外部ホスティングとの 併用を検討しておいた方が良い。
クイズ・試験
KajabiもThinkificも生徒の学習度合いを確認するためのクイズ を提供しています。どちらも採点式にすることができ、合格しないと次に進めないような仕組みを構築することも可能。それぞれ多少の違いはあるが、以下のようになっている。
問題の作成方法
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| AI自動生成 | 〇 あり(Basicプラン以上) | ー なし |
| 手動入力 | 〇 | 〇 |
| Excelインポート | 〇 .xlsxファイル | ー なし(別コースからのインポートは可) |
| 別コースからインポート | ー | 〇 |
問題形式
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| 多肢選択(1つの正解) | 〇 | 〇 |
| 多肢選択(複数の正解) | 〇 | 〇(Checkboxes) |
| 記述式(短文回答) | ー | 〇 |
| ファイルアップロード | ー | 〇 |
| 問題・選択肢にメディア埋め込み | 〇 動画・画像・音声 | 〇 画像のみ |
→ Kajabiの方が問題形式が豊富。Thinkificはメディア埋め込みが多彩。
問題管理
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| 並び替え・複製・削除 | 〇 | 〇 |
| ランダム出題 | 〇 問題バンク機能あり | ー |
| 選択肢へのタグ付け | ー | 〇(回答に応じてCRMタグを自動付与) |
合格基準・進捗管理
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| 合格点の設定 | 〇 | 〇 |
| 合格しないと次に進めない設定 | 〇 前提条件レッスン | 〇 モジュールのロック |
| 合否メールの自動送信 | ー | 〇(受講者・チーム双方に送信可) |
| 解説文の表示 | 〇 | 〇 |
採点・結果表示
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| 自動採点 | 〇(多肢選択のみ) | 〇(多肢選択・Checkboxes) |
| 手動採点 | ー | 〇(記述・ファイル問題) |
| 採点へのフィードバックコメント | ー | 〇 問題ごと+総合コメント |
| 不正解時に正解を表示 | 〇(合格点設定時は非表示) | 〇(設定で非表示も可) |
| 再受験 | 〇 無制限 | 〇 無制限 |
→ Kajabiは手動採点・フィードバック機能が充実。
結果のエクスポート・分析
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| CSVエクスポート | 〇 | 〇 |
| 個別受講者の結果確認 | 〇 | 〇 |
| ダッシュボード分析 | 〇 Engagement Dashboard | ー |
| 結果を受講者にメール通知 | ー | 〇 |
その他・制限事項
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| 非採点問題の設定 | ー | 〇(問題ごとに採点/非採点を選択可) |
| ドリップ・ロック設定 | 〇 | ー(モジュール単位での回避策は可) |
| オートメーション連携 | ー | 〇(回答タグ→自動化ワークフロー) |
| プレビュー機能 | ー | 〇 |
| 回数制限 | ー(Brillium連携で対応) | ー |
総評: ThinkificはAIによる問題自動生成・ランダム出題・メディア埋め込みが強みで、Kajabiは問題形式の多様さ・手動採点・フィードバック・オートメーション連携が充実しています。
私の見解: 単純なクイズなら両者ほぼ同等。 ただし「クイズ合格 → 証明書発行 → タグ付け → 次のステップのメール送信」 といった連鎖的な自動化をしたい場合は、Kajabiが圧倒的に優れている。
ドリップ配信
コンテンツを購入後すぐ全てを開放せず、スケジュールに合わせて順番に公開する機能。
両者ともドリップ配信に対応しているが、細かい設定が異なる。
- Kajabi:モジュール単位で「購入後〇日後に公開」と設定。新しく「特定の日付から〇日後」で公開もできるようになった
- Thinkific:チャプター単位で「生徒が購入してから〇日後」「生徒が受講してから〇日後」「特定の日付から〇日後」の3パターン
さらにKajabiはロック機能 というものもある。これは前提条件でレッスンを開放する機能で、特定のレッスンを完了すると 次のレッスンが閲覧可能になる機能です。
レッスンコメント


KajabiとThinkificは、どちらもレッスンコメント機能を提供しています。両者ともレッスン単位でコメント機能のON/OFFを設定できます。Thinkificの方のコメントはリッチテキストエディターを使えるので、画像の添付や文字の装飾が可能
Kajabiではコメント通知のメールを自由にカスタマイズすることができるが、Thinkificの方はコメント通知メールの件名や本文はカスタマイズできない。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| コメント機能のON/OFF | 〇 一括で可能 | 〇 一括で可能 |
| コメント管理画面 | 〇 | 〇 |
| コメント承認機能 | 〇 | 〇 |
| 画像の添付 | ー | 〇 |
| テキスト装飾 | ー | 〇 |
| コメント通知 | 〇 カスタマイズ可能 | 〇 カスタマイズ不可 |
まとめ:コース作成機能でどちらを選ぶか
Kajabi を選ぶべき人
- マーケティング・オートメーションとコースを一体で管理したい
- 長尺・高画質の動画を大量に持つ
- クイズや証明書をフルカスタマイズして「資格感」を出したい
- コホート学習(期間限定グループ)を運営したい
Thinkific を選ぶべき人
- まず低コストでコースを出してみたい(Starter $39/月〜)
- 1レッスンに動画+テキスト+クイズを自由に混在させたい
- すでに外部のメールツール・マーケティングツールを持っている
- シンプルさを重視し、学習コストを下げたい
コミュニティ
Kajabi には多機能かつ大人数でも対応可能なコミュニティ機能が備わっています。 2024年に vibelyというコミュニティプラットフォームを買収し、とてもスタイリッシュなコミュニティを運営できるようになりました。
一方、Thinkificでもコミュニティは存在していますが、どちらかと言うと「掲示板」のような機能です。2025年頃に古いデザインから刷新されましたが、まだ機能としてはシンプルなものです。特にKajabiではアクセスグループというユーザーの条件に応じて様々なグループ(ランク・階層)を作ってコミュニティ内の見える範囲を制限することができるが、Thinkificでは、コミュニティ自体を見せるか見せないかのアクセス制限分けしかできない点は注意。
様々なメンバーグループに応じて、コミュニティ内の権限を細かく分けたい時は扱いが難しい。


| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| コミュニティ機能 | 〇 | 〇 |
| DM機能 | 〇 | 〇 |
| サークル(トピック) | 〇 | 〇 |
| ゲーミフィケーション | 〇 | ー |
| オンラインミーティング | 〇 | △ Zoomを使う必要あり |
| アプリ対応 | 〇 | 〇 |
| ニックネーム | 〇 | ー |
| 投票機能 | 〇 | ー |
| 文字の装飾 | 〇 | 〇 |
| 画像・動画のアップロード | 〇 | 〇 |
| 細かいアクセス制限 | 〇 | ー |
コミュニティ機能に関してはKajabiの方が優れた機能を持っています。イメージで言うと、Facebook × Slack × Discord を融合させたようなプラットフォームです。
Kajabiのコミュニティは以下のような仕様や機能となっています。
- コミュニティは 1 Product としてカウント。後は部屋やアクセスグループを作り放題
- アクセスグループというユーザーグループを無制限に作成できる
- グループチャット、フィード形式のサークルと呼ばれる細かい部屋を無制限で作成できる
- コミュニティ内でビルトインのミーティング機能(Zoomのようなもの)があり、そこで最大 200人でミーティングできる
- ゲーミフィケーションがあり、投稿やコメントをしたらポイントを稼ぎ、リーダボードのような仕組みがある
- コースとセット販売、コミュニティだけでサブスクリプション販売など柔軟に販売できる
- 無料アプリ / 専用アプリからネイティブに利用できる
- ニックネームを設定できるので、実名での参加を避けれる


コミュニティという観点から言うと、Kajabiの方が圧倒的に使い勝手のよいコミュニティが用意されている。Thinkificはコミュニティ機能の更新を辞め、今後はコースのコメント機能をユーザーとの交流に使うように勧めている。 Kajabiのコミュニティは一部英語が残っている箇所も多いが、最近は実際に活用している日本人ユーザーも増えてきた。
ページ・サイト作成
ウェブサイトビルダー
ThinkificもKajabiもウェブサイトビルダーを備えています。ただし、その性能はKajabiの方が遙かに高性能 です。デザインの柔軟性、表示速度、使えるブロック数はKajabiの方が大きく上回っています。 Thinkific はAIビルダーを導入しましたが、それでもKajabiのページビルダーの使い勝手には及びません。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 利用できるブロック数 | 25個以上 | 25個以上 |
| 作成できるサイト | モダンで洗練 | シンプル |
| SEO設定 | 可能 | 可能 |
| モバイルレスポンシブ | 柔軟に対応 | 対応 |
| CSS / Javascript | すべてのプランで対応 | 上位プランのみ |
| テーマ・テンプレート数 | 30個以上 | 3個 |
| ページごとヘッダーフッター設定 | 〇 | 〇 |
| ページアニメーション | 〇 | ✖ |
| Googleフォントの利用 | 〇 | ✖ |
| 任意のページを検索エンジンから非表示 | 〇 | ✖ |
▼百聞は一見に如かずということで、以下は実際にそれぞれのプラットフォームで作成されたページです。
Kajabiで作成したページ例
- https://japan.mykajabi.com/
- https://japan.mykajabi.com/offers/LjE85wLi/checkout
- https://japan.mykajabi.com/offers/GnSL2C9o/checkout
Thinkificで作成したページ例
Thinkific では、用意されたセクションを積み重ねていくだけのシンプルな構成になっています。しかも1ページあたりに使用できるセクション数に制限があるので、あまりボリュームのあるページは作成できない。
一方、Kajabiでは、細かいブロックの幅を決めて順番に並べることができるので、4列レイアウト、3列レイアウト、 画像 + テキスト のようなレイアウトを細かく設定することができる。 もちろん、利用できるブロック数に上限はない。
また、スマホ表示についてもKajabiの方が高度な設定が可能になっており、単にPCレイアウトをスマホ用に縦に変換するのではなく、 PCではAを表示して、スマホになったらBを表示するという表示の切り替えを柔軟に行うことができる点がとても便利。
少し古い動画ですが、以下の動画でKajabiのページ作成の様子をご紹介しています。
ブログ機能
Kajabiには標準でブログ機能が搭載されており、オンラインコースだけでなく、コンテンツマーケティングにも活用できます。記事ごとにカテゴリー設定、サムネイル画像、公開日、OGP設定などが可能で、基本的なSEO対策にも対応しています。本文はビジュアルエディターで編集できるため、WordPressのような感覚で記事を作成できます。
実際にKajabiで作成されたブログの例はこちらです → https://japan.mykajabi.com/blog
一方、Thinkificにはブログ機能がありません。そのため、SEOを意識した記事作成やコンテンツマーケティングを行いたい場合は、WordPressなど別のプラットフォームを組み合わせて運用する必要があります。
独自ドメイン
Kajabi・Thinkificともに、すべてのプランで独自ドメインの設定に対応しています。 そのため、自分のブランド用URLでコースサイトを公開することが可能です。
また、独自ドメインを使わない場合でも、両サービスとも初期状態で専用サブドメインが用意されています。
- Kajabi:
xxxxx.mykajabi.com - Thinkific:
xxxxx.thinkific.com
どちらのプラットフォームでも CNAME設定 を利用して接続します。シンプルな構成のため、既にWordPressサイトや独自メールを運用している場合でも導入しやすいです。
例えば、以下のような運用ができます。
- 公式サイト →
example.com(WordPress) - Kajabi →
course.example.com
チェックアウトページ : 実際に顧客が決済する画面


サービスの良さを訴求するためのLanding Pageのデザインも重要ですが、最終的に購入情報を入力するチェックアウトページのデザインも重要です。
Kajabiは大きなアップデートがあり、チェックアウトページも通常のページのように自由にページのカスタマイズができるようになりました。 また、チェックアウトページで表示される言語もカスタマイズできるようになったので、細かい日本語のニュアンスも上書きできる。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 取得できる情報 | 名前、メールアドレス、 + 自由な項目 | 名前、メールアドレスのみ |
| 表記テキスト | 自由に変更可能 | 自動翻訳されたテキスト |
| ページレイアウト | 自由に変更可能 | 決められたレイアウト |
| デザイン | モダン | 少々古い |
| 利用規約 | 〇 | ✖ |
特に重要なのが、購入時に取得できる顧客情報の違いです。
Thinkificでは、チェックアウト時に取得できる情報は基本的に「名前(姓名)」と「メールアドレス」のみとなっています。一方、Kajabiではそれに加えて、カスタムフィールドを使い、自由な質問項目を追加することができます 。
たとえば、必須・任意を設定した上で、以下のような項目を追加可能です。
- テキスト入力
- ドロップダウン
- チェックボックス
- ラジオボタン
これにより、「現在の悩み」「受講目的」「会社名」「SNSアカウント」など、コース運営に必要な情報を事前に収集できます。特にコーチング、高額講座、法人研修などでは非常に便利な機能です。
さらに、Kajabiでは利用規約や注意事項をチェックアウト画面に表示 し、「同意チェックボックス」にチェックを入れないと購入できない仕組みも用意されています。これにより、返金ポリシーや利用条件を事前に明確化でき、購入後のトラブル防止にも役立ちます。
一方、Thinkificには現時点でこのような柔軟なカスタム項目や利用規約同意機能は用意されていません。

シンプルさで言えば、Thinkificの方が設定自体は簡単。ただ、日本人向けにしっかりと安心して購入してもらい、利用規約の同意などの細かい点も含めるとKajabiの方が安心して運営することができる。
販売・決済
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 一括 | 〇 | 〇 |
| 分割 | 〇 | 〇 (Startプラン以上) |
| サブスク | 〇 | 〇 (Startプラン以上) |
| 無料トライアル | 〇 | 〇 |
| 初期費用 | 〇 | 〇 |
| 無料 | 〇 | 〇 |
すべて対応、しかし 初期手数料には非対応
アクセス期限
どちらも各決済方法に対応している
アップセル
| Thinkific | Kajabi | |
|---|---|---|
| アップセルの表示タイミング | 購入後のThank youページ、またはランディングページ・ホームページ等に手動で設置 | チェックアウト完了後に自動でファネル表示 |
| ダウンセル | ー なし | 〇 あり(断った場合に別オファーを提示) |
| 複数ステップのファネル | ー なし | 〇 あり(複数ステップ+各ステップにダウンセル設定可) |
| アップセルページのカスタマイズ | ⚠️ 限定的(見出し・画像・ボタンテキスト・アイコン程度) | 〇 サイトビルダーで自由にレイアウト・デザインをフルカスタマイズ可能(2026年〜) |
| アップセルの再利用 | ー 各ページに個別設置 | 〇 1つ作成して複数のオファーに使い回し可 |
| 設置できる場所 | コース・バンドル・コミュニティのランディングページ、ホームページ、カスタムページ | チェックアウト後のファネル(購入フロー内) |
| オーダーバンプ(チェックアウト画面内) | ー 記載なし | 〇 あり(チェックアウトページ上で購入前に表示) |
| 決済の扱い | ― | アップセルは別トランザクション、オーダーバンプは同一トランザクション |
| 既存購入者への表示制御 | ー 記載なし | 〇 すでに所持している場合は非表示 |
| アナリティクス | ー 記載なし | 〇 購入数・コンバージョン率・売上を一覧表示 |
| オートメーション連携 | ー 記載なし | 〇 購入フロー内でオートメーション設定可 |
まとめ: ご指摘の通り、Kajabiが全体的に優勢です。特にKajabiはダウンセル・複数ステップファネル・アップセルページの自由なカスタマイズ(2026年対応)・再利用性・アナリティクスと、アップセルを収益化の仕組みとして本格的に設計しているのが強みです。Thinkificのアップセルは「ページにセクションとして設置する」という簡易的な位置づけにとどまっています。
クーポン
(執筆予定)
まとめ売り・バンドル
(執筆予定)
決済ゲートウェイ
KajabiとThinkificは、どちらも Stripe と PayPal に対応しています。 基本的には、この2つを利用してオンラインコースやサブスクリプションの決済を受け付ける形になります。

外部の決済サービスとも連携できますが、その場合は Zapier などを利用した自動化設定が必要です。
独自決済機能について
- Thinkific:TCommerce
- Kajabi:Kajabi Payments
という独自の決済機能も提供されています。
ただし、2026年5月現在はどちらも日本では未対応のため、日本ユーザーの場合は実質的に Stripe / PayPal がメイン になります。
Kajabiの柔軟な決済設定
Kajabiでは、販売する Offer(商品)ごと に、
- Stripeのみ
- PayPalのみ
- Stripe + PayPal
を細かく切り替えることができます。
例えば、PayPalはサブスクリプション決済との相性でトラブルになるケースもあるため、
- 月額課金の商品 → Stripe(クレジットカード)のみ
- 買い切り商品 → Stripe + PayPal
のように使い分けることが可能です。
細かい部分ではありますが、実際に運用していくと便利なポイントです。
メール・オートメーション
メール配信機能
Thinkificにはビルトインのメール配信機能がない。 ネット上の古い情報だとメール配信機能が存在しているという情報もあるが、 Thinkificはここ最近でどんどん機能を省いてきている。その結果、現在はマーケティングメールをネイティブに配信する機能は存在しない。
一方Kajabiは、メール専用ツールに匹敵するレベルのBroadcast、シーケンス配信、オートメーションを備えており 、「別サービスを組み合わせてようやく実現できること」が、Kajabi単体で完結する点が大きな違いです。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| メール配信機能 | 配信数無制限 | なし |
Kajabiで送信できるマーケティングメール
Kajabiでは以下の種類のマーケティングメールを送信することができる
- Broadcast Email : ニュースレターのように、その都度内容を書いて配信する一斉メール。セールや最新情報など、時期に合わせたお知らせに最適。
- Email Sequence : いわゆるステップメール。あらかじめ複数のメールを作成しておき、フォーム送信や講座購入をきっかけに順番に自動配信できる。
- Event Email : ウェビナー開催日など特定の日付を起点に、リマインダーやフォローアップを自動送信できるメール。イベント前後の追客に便利。
- Automation Email : タグ付け・フォーム送信・購入など様々なアクションをトリガーに、自動的にメールを送信できる。細かい条件分岐も設定可能。
高度な配信機能
Kajabiのメール配信機能はなんちゃってメール配信機能ではなく、以下のような高度な機能が備わっています。実際にKajabiを選ぶ決め手となるのがこの「メール配信機能も備わっている点」というのが日本人の方では多いです。

- 高度なメール配信レポート:開封率、クリック率、離脱率など確認可能。個々のユーザーが具体的に誰が開封したかも分かる
- セグメント配信:ただ単に一斉配信するのではなく、細かい条件でリストをグループ化して特定のメンバーだけに送信も可能
- タグ管理:リンクをクリックしたらタグをつけたり、クリックしたらオートメーションで別の動作につなげることも可能
オートメーション
Kajabiにはセールスオートメーションが存在しており、様々なアクション同士を結びつけて、 「AAAを行ったら→ BBBを行う」 のような自動化が可能になっている。これはかなり便利で、設定数も無制限なので、思うように自動化の設定が可能。 一方 Thinkificにはそのような機能はなく、できるとすればZapierと連携することくらいだ。

2026年にはビジュアルオートメーション機能が実装され、複雑な分岐ロジックなどが視覚的に確認できるようになった。これは初心者にとってもわかりやすい。
HTMLメール
Kajabi では、HTMLメールを簡単に送信できる。ビルダーが備わっているので、初心者でもブロックを並べる形でおしゃれなメールを作成できる。 Thinkificにはそもそもマーケティングメールという概念がないが、一応一部の通知メールは自分で書く形にはなるがHTMLメールを送ることもできる


通知メール
通知メールは両者とも備えている。これらはどちらかと言うと、トランザクションメールと呼ばれ、購入通知などのシステム的なメール。
Kajabiでは、トランザクションメールについても細かくカスタマイズすることができる。特に生徒宛のメールはウェルカムメールとして印象も重要なので、カスタマイズして独自のメッセージを表示することができる。一方、Thinkificの場合は ON/OFF を選ぶことはできるが、独自のメッセージにカスタマイズすることはできない。
| Kajabi | Thinkific | |
|---|---|---|
| 生徒宛通知メール | 〇 カスタマイズ可能 | △ カスタマイズ不可 |
| 管理者宛通知メール | 〇 カスタマイズ可能 | △ ON/OFFのみ設定可能 |


そもそもThinkificにはメール配信機能はなく、Kajabiにはがっつりと存在している。 比較するまでもなく、これはKajabiに大きなメリットがある。
将来性
今回の記事でも何度か触れてきましたが、Thinkificは近年、価格プランの変更や機能仕様の見直しが頻繁に行われており、以前と比べて「できることが減った」と感じるユーザーも少なくありません。特に海外コミュニティでは、2020年にHotmartという企業に買収後にサービス品質や開発スピードが低下したという声も見られます。
もちろん、現在でもシンプルなオンラインコース販売ツールとしては十分に優秀ですが、「今後さらに進化していくプラットフォームか」という視点では、不安を感じる部分もあります。
一方、Kajabiは現在の価格帯を維持しながらも、継続的に大型アップデートを行っており、ここ数年は特に勢いを感じるプラットフォームです。最近では「Cycle」というアップデート方針を導入しており、ほぼ毎月のように新機能追加や既存機能の改善が行われています。
さらにKajabiは、ユーザーからのフィードバック収集にも非常に積極的です。
このページでは、実際の利用者から寄せられた改善要望や不具合報告を公開しており、どの機能に要望が集まっているかを誰でも確認できます。また、Kajabiの開発チームもVote(投票)が多い要望から優先的に対応している傾向があります。
もちろん、Thinkificが今後大きく改善される可能性もあります。ただ、現時点で「長期的に進化を期待できるプラットフォーム」という視点で見ると、Kajabiの方が将来性を感じやすいのは確かです。
サポート
(執筆予定)
KajabiとThinkific:価格設定
KajabiとThinkificはどちらも、有料プランの無料トライアルにクレジットカードが必要です。Kajabiでは通常14日間の無料トライアルを提供していますが、KajabiパートナーであるHodaのリンク経由で登録すると、30日間の無料トライアルをご利用いただけます。
Thinkificは、 Startプラン(月額39ドル)の30日間無料トライアルと、全プランの7日間返金保証を提供しており、リスクなしで高度な機能をすべて試すことができます。
↓Kajabiの価格プラン
↓Thinkificの価格プラン
注:より詳細な料金内訳については、 Thinkificの料金分析とKajabiの料金分析をご覧ください。
- Kajabi : 30日間の無料トライアル
- Thinkific : 7日間の無料トライアル
価格


| 無料版アプリの比較 | Kajabi | Thinkific |
|---|---|---|
| 対応OS | Andorid / iOS | Andorid / iOS |
| 機能 | コース、コミュニティ | コース |
| 学習進捗状況の保存 | 〇 | 〇 |
| プッシュ通知 | 〇 | 〇 |
| スクリーンショット防止機能 | 未確認 | 〇 |
独自アプリ(Branded App)
Kajabiでは、追加オプションとして独自ブランドのモバイルアプリ(Branded App) を公開できます。 Apple App Store と Google Play に、自社ブランド専用のアプリを公開でき、Kajabiのロゴは一切表示されません。
顧客はアプリをダウンロードすることで、スマホからコース・コミュニティ・コーチングなどへ簡単にアクセスできるようになります。
主な特徴
- 自社ロゴ・ブランド名で iOS / Android アプリを公開可能
- Kajabiのロゴなし(完全ホワイトラベル)
- コース、コミュニティ、コーチング、ポッドキャストに対応
- コホート型コースにも対応
- アプリ内で商品の購入が可能
- コーチングセッション予約に対応
- プッシュ通知を自由に送信可能
- デザインやブランディングはKajabi管理画面から変更可能
- 変更内容はアプリへ自動反映
また、単に「アプリを作れる」だけでなく、実際の運用面もKajabi側がサポートしています。
Kajabi側で行われる保守・管理
- Apple / Google の仕様変更への対応
- アプリの継続的なアップデート
- セキュリティ・コンプライアンス対応
- パフォーマンス監視・クラッシュ対策
- App Store / Google Play 審査対策
つまり、一般的なアプリ開発のように、自社でエンジニアを雇って保守する必要がありません。
料金について
- 月額199ドル(追加オプション)
- Kajabi Proプランには含まれている
- Apple Developer / Google Play の登録料は別途必要
顧客がアプリをインストールすると、スマホのホーム画面には自社ブランドのアイコンが表示され、アプリを開くと購入済みの商品へすぐアクセスできます。オンラインスクールやコミュニティのブランド価値を高めたい場合には、大きな強みと言えるでしょう。
パークプランの有無
Kajabiには一時停止できるパークプランがある。最近ではShopifyなどでも導入されている方法で、キャンセルではないが、サイトのデータを保持したままサイトを維持できるプラン Thinkificにはそれがない
メールマーケティング機能
メールマーケティング機能について言えば Kajabiの圧勝です。 もともと Thinkific は Thinkific 同様でメールマーケティング機能は皆無でした。購入後の通知メールやアカウント作成時のトランザクションメールがあるだけ
なので、外部のツールと連例が必要だった
最近では 一応追加されたが、まだ実用的ではなく、 「なんちゃって」感が強い。
2日後にしかおくれない。。。。 回数も決まっている、、、
登録できる生徒数(重要)
以前はThinkificはすべてのプランで生徒数の上限がありませんでした。しかし、最近の価格改定により すべてのプランで登録できる生徒数が 10,000人までとなってしまった。これは大きな問題。 Kajabiであれば、Proプランであれば 100,000 まで追加できる。もしこの人数が増えても従量課金制で増やすこともできるので、実質上限はない。
日本人が特に気にするべきポイント
「英語の壁」とローカライゼーション
海外ツールの利用でさけて通れないのが言語の壁です。
Kajabiの公式ドキュメントは常にアップデートされている
一方 Thinkific のドキュメントには古い情報が残っていたりする
サポートの即時性と人間味
日本語環境との相性
これは日本人向け記事として超重要。
例えば:
Kajabi 日本語フォント比較的綺麗 日本語化しやすい 文言上書き可能 日本語コミュニティあり Thinkific 一部英語残る 自動翻訳感 UIの違和感
これはかなり実運用で効く。
サポートチャット:Kajabiは日本語にも対応
ちなみに、僕の方では実際の日本向けのサポートもしちえます。
つい最近、Kajabiのサポートチャットが自動翻訳にも対応しまいた。 日本語で会話を始めると、自動的に相手の回答が日本語になり、こちらが日本語で送信しても相手には英語で翻訳されるようになりました
Thinkificは英語のみ、、、
「どんな人に向いているか」
Kajabi がオススメな人
- オールインワンで管理したい人 — コース・メール配信・コミュニティ・決済をひとつのツールにまとめたい
- メールマーケティングを本格的にやりたい人 — ステップメールやオートメーションを使って、購入後のフォローまで自動化したい
- コミュニティを運営したい人 — 受講生同士が交流できる本格的なオンラインサロンを作りたい
- 長期的にビジネスを育てたい人 — 継続的にアップデートされる将来性の高いプラットフォームで安心して運営したい
- 日本語環境にこだわりたい人 — チェックアウトの文言を日本語に上書きしたり、サポートチャットを日本語で利用したい
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