Lovable vs Softr 徹底比較|あなたのプロジェクトにはどちらが向いているか?【2026年版】
最終更新日: 2026年5月25日
「今すぐアイデアを動く形にしたい」ならLovable、「チームやクライアントが実際に使う本番ツールをすぐ作りたい」ならSoftr
詳細比較
結論を先に言うと
| Lovable | Softr | |
|---|---|---|
| カテゴリ | AIアプリビルダー | ノーコードアプリビルダー |
| 料金 | クレジット制・無料プランあり | 無料プランあり・有料は$49/月〜 |
| 技術スタック | React・Supabase・Tailwind CSS | ネイティブDB・15以上のデータソース連携・AIコビルダー |
| 向いている用途 | 素早いプロトタイプ・MVP検証・シンプルなCRUDアプリ | クライアントポータル・社内ツール・CRM・会員サイト・ダッシュボード |
| 向いていない用途 | 複雑なビジネスロジック・本番運用アプリ・エンタープライズソフト | 複雑なSaaS製品・ネイティブモバイルアプリ・完全カスタムバックエンド |
一言で言えば:「今すぐアイデアを動く形にしたい」ならLovable、「チームやクライアントが実際に使う本番ツールをすぐ作りたい」ならSoftrが向いています。
そもそも何が違うのか:根本的なアプローチの差
Lovable:コードを生成するAIビルダー

Lovableは英語のプロンプトからReact+TypeScript+Supabaseのフルスタックコードを自動生成するツールです。生成されたコードはGitHubにエクスポートでき、完全に自分のものとして持ち出せます。
- データソース:Supabase(AIが生成)
- 前提条件:データなしでゼロからスタート可能
- コードエクスポート:あり
- 料金モデル:ビルドクレジット制
Softr:データに乗っかるフロントエンドビルダー

SoftrはAirtableやGoogle SheetsやNotion、さらには独自のネイティブDBなど既存のデータソースの上にアプリを構築するツールです。ドラッグ&ドロップのブロックと90以上のテンプレートで、技術知識ゼロでも数時間でポータルを公開できます。
- データソース:Airtable・Notion・Google Sheets・HubSpot・PostgreSQL・MySQLなど15以上
- 前提条件:データがある場合に威力を発揮
- コードエクスポート:なし(ホスト型)
- 料金モデル:プラン(ユーザー数)ベース
この根本的な違いを押さえることが、どちらを選ぶかの出発点になります。
データありきで作成をしていくのがSoftrになります!
機能別の詳細比較
1. 使いやすさ・学習コスト
Softrが上。ブロックを選んでデータをつなぐだけなので、初日から動くアプリが作れます。テンプレートが豊富で、操作に悩む場面がほとんどありません。
Lovableはプロンプトで操作するため直感的ではありますが、「どう指示すれば思い通りのアプリになるか」を学ぶプロンプトエンジニアリングが必要です。独立したレビューでは、初回ログインから90分で動作するプロトタイプを作ったチームの事例もあります。
2. カスタマイズ・デザイン自由度
Lovableが上。プロンプトで「○○ページに△△の機能を追加して」と指示するだけで、AIがコードベース全体に変更を加えます。GitHubエクスポートでReactコードを直接編集することもできます。
Softrはブロックベースのため、色・フォント・レイアウトの調整はできますが、ゼロからのデザインや特殊なインタラクションは作れません。ある程度「Softrらしいデザイン」の範囲内に収まります。
3. データベース・バックエンド
LovableとSoftrは異なる強みを持ちます。
LovableはプロンプトからSupabase(PostgreSQL)のデータベースを自動生成します。本番スケールに耐える正規化されたリレーショナルDBが手に入りますが、設定・管理は自分で行う必要があります。
Softrは2026年現在、ネイティブDBを内蔵しており、外部データソースなしでも使えます。さらにAirtable・Google Sheets・HubSpot・PostgreSQL・MySQLなど15以上のデータソースにリアルタイムで接続できます。既にAirtableで業務データを管理しているチームには特に強力です。
4. ユーザー認証・権限管理
Softrが上。カスタムユーザーグループ・細かい権限設定・コンディショナルビジビリティ(ロールによる表示切替)が標準搭載されており、複数の関係者が使うポータルやツールに適しています。管理者・マネージャー・クライアントなど複数ロールのアクセス制御がコード不要で設定できます。
LovableはSupabaseのRLS(Row Level Security)を生成しますが、設定と管理は自分で行う必要があり、外部ユーザーへの公開には追加実装が必要です。
5. ワークフロー自動化
Softrが上。Softrはネイティブのビジュアルワークフロービルダーを内蔵しており、フォーム送信・レコード更新・条件分岐・Slack通知などをZapier不要で設定できます。
Lovableにはネイティブのワークフロービルダーはなく、自動化が必要な場合はZapier・Make・n8nなど外部ツールとの連携が必要です。
6. フォーム機能
Softrが上。多段階・条件分岐付きフォームがサポートされており、どのデータソースとも接続できます。フォーム送信をトリガーにワークフローを起動することも可能です。
Lovableが生成するフォームはUIとしては動きますが、複雑な条件ロジックは持ちません。
Lovable自体にはフォーム内容保存や通知メール送信機能はないので、Resendやデータベース系の外部ツールと連携をする必要があります。
7. 料金体系
| Lovable | Softr | |
|---|---|---|
| 無料プラン | 5クレジット/日(最大30/月) | 5ユーザーまで |
| 有料の最安プラン | $25/月 | $49/月 |
| 料金の変動要因 | ビルドクレジット数 | アプリのユーザー数 |
| ユーザー数による追加費用 | なし | あり(ユーザー増加で上昇) |
Lovableはユーザーがいくらアプリを使っても料金は変わりません。一方Softrはアプリユーザー数が増えると料金も上がります。ただしLovableはAirtable等の外部サービスの費用が別途かかることがあります。
また、Lovableのクレジット制は「AIのミス修正にも消費される」という運用上の不確実性があります。Softrはプランが明確でコスト管理しやすいのが強みです。
Lovableが向いているケース
- まずアイデアを動く形にして、投資家やユーザーに見せたい
- 開発者に渡せるクリーンなReactコードが欲しい
- 独自のUIや特殊な画面遷移を実現したい
- Supabaseベースのシンプルなデータ管理アプリを作りたい
- 将来的にカスタム開発に移行することを前提にしたプロトタイプが必要
Softrが向いているケース
- AirtableやGoogle Sheetsのデータをすでに持っていて、それをアプリ化したい
- クライアントポータル・社内ダッシュボード・会員サイトを素早く本番リリースしたい
- 複数ロールのユーザー管理(管理者・スタッフ・クライアント等)が必要
- コードを書かずに完結させたい(エクスポートが不要)
- ワークフロー自動化までワンストップで揃えたい
ユースケース別おすすめ
| ユースケース | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| スタートアップのMVP検証 | Lovable | バックエンド込みで素早くプロトタイプができる |
| B2Bクライアントポータル | Softr | ロール管理・認証・ホスティングが最初から揃っている |
| 社内在庫・案件管理ツール | Softr | Airtableとのリアルタイム連携が強力 |
| ランディングページ+ウェイトリスト | Lovable | 30分〜1時間で公開できる |
| 会員サービスのダッシュボード | Softr | ユーザー認証・権限・フォームがセットで使える |
| 投資家向けデモアプリ | Lovable | UIの自由度とコードの品質が評価されやすい |
| Airtableデータのフロントエンド化 | Softr | リアルタイム連携でほぼ設定不要 |
| 複雑なSaaS製品 | どちらでもない | プロ開発者への依頼が現実的 |
よくある誤解
「LovableはSoftrより高機能だ」→ 用途による
Lovableはコードを生成するので技術的な自由度は高いですが、ビジネス向けの本番運用に必要な認証・権限管理・自動化は自分で実装する必要があります。Softrはその部分がはじめから揃っているため、「ビジネスツールとしての本番品質」ではSoftrが上です。
「Softrはデータがないと使えない」→ 今は内蔵DBがある
以前はAirtableが必須でしたが、現在のSoftrはネイティブDBを持っており、外部データソースなしでもアプリを構築できます。
「Lovableで作ったアプリはすぐ本番で使える」→ 要注意
Lovableが生成するコードはクリーンですが、セキュリティ・パフォーマンス・インフラの設定はほぼすべて自分で行う必要があります。プロの開発者のコードレビューなしに顧客データを扱うアプリを公開することはリスクがあります。
最終的な判断基準
どちらを選ぶか迷ったときのチェックリストです。
Lovableを選ぶとき:
- ゼロからアプリを作る(既存データなし)
- コードをエクスポートして後から開発者に渡す予定がある
- UIの自由度を最大限に活かしたい
- MVPを数日で投資家・ユーザーに見せたい
Softrを選ぶとき:
- AirtableやGoogle Sheetsにすでにデータがある
- クライアントや社内メンバーが実際に使う本番ツールが必要
- 複数ロールのユーザー管理が必要
- コードエクスポートは不要・完全ノーコードで完結させたい
- ワークフロー自動化まで一つのツールで管理したい
どちらも選ばないとき:
- 複雑なSaaS製品(高度な条件ロジック・カスタムバックエンド)
- ネイティブモバイルアプリ(iOS/Android)
- エンタープライズ向けのセキュリティ・監査ログ要件
この場合は、BubbleやAdalo・あるいはプロの開発者への依頼を検討してください。もしくは、一旦は LovableかSoftrでベースを作成し、Cursorで細かく作り込むという方法もあります。(僕はよくそのように行うことが多いです)
まとめ
LovableとSoftrは「どちらが優れているか」ではなく、出発点と目的が根本的に異なるツールです。
Lovableは「コードを生成してアイデアを素早く形にする」ためのAIビルダーで、プロトタイプやMVP検証に向いています。生成されたコードは自分のものとして持ち出せるため、将来的にカスタム開発に移行するときのブリッジとしても機能します。
Softrは「データの上に本番品質のビジネスツールをノーコードで構築する」プラットフォームで、クライアントポータル・社内ツール・ダッシュボードを最短でリリースしたいチームに向いています。
迷ったときの実践的な判断法は、「データがAirtableやSpreadsheetにすでにあるか」を確認することです。あればSoftrのフリートライアルから始めてみる。なければLovableで動くプロトタイプを作ってみる。どちらも無料で試せます。
参考:本記事はLowCode Agency比較記事(2026年3月)、Softr公式比較ページ、Noloco公式比較記事、Kaizen AI Consultingガイド(2026年)、各ツールの公式ドキュメントをもとに作成しました。


