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WooCommerceの代替サービス6選|運用の手間とコストが気になる人へ

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最終更新日: 2026年7月12日

こんにちは、Hodaです。

以前Shopifyのレビュー記事を書きましたが、今回はその前段として「WooCommerceのどこが気になっているかによって、どの代替サービスが合うか」を整理してみます。

先に結論を言ってしまうと、当サイトで一貫しておすすめしているのはShopifyです。理由は後述しますが、「運営の手間を減らして本業に集中したい」という個人・スモールビジネスの読者が多い当サイトの前提だと、ほとんどのケースでShopifyが最有力になります。とはいえ、用途によっては他の選択肢の方が合う場合もあるので、順番に見ていきます。


まず:WooCommerceのどこが気になりやすい?

WooCommerce
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① セルフホスト前提で、サーバー・セキュリティ・アップデートを自分で管理する必要がある

WooCommerceは無料のWordPressプラグインですが、サーバーの契約・SSL・バックアップ・セキュリティ対策はすべて自分(またはホスティング会社)の責任範囲です。WordPressという特性上、しっかりと保守管理をしていないと突然バージョン違いやPHPの更新忘れでサイトがダウンすることもあります。

ECサイトでは数分のサイトダウンが売り上げに大きく影響することもあるのでこの点は注意が必要です。

② プラグインが乱立しやすく、サイトが重くなったりセキュリティリスクが増える

一般的なWooCommerceストアは15〜30個のプラグインを動かしているとされ、Sucuriの脅威レポートでは、検出されたマルウェア感染の95.5%がWordPress関連で、その大半は古くなった・放置されたプラグインが原因だったと報告されています。プラグインが増えるほど、この「サプライチェーンリスク」も増えていきます。

③ 「無料」に見えて、実際はホスティング・テーマ・拡張機能で年間コストがかさむ

WooCommerce本体は無料ですが、実際に運用しようとすると、ホスティング・テーマ・有料拡張機能を足していくことになり、年間で数万円〜40万円以上かかるケースも珍しくありません。

④ 技術知識が求められ、初心者にはハードルが高い

WordPress自体の操作に加えて、WooCommerce特有の設定項目や拡張機能の管理が必要になるため、非技術者にとっては学習コストが小さくありません。これも①と同じですが、何か問題があった時の対応に膨大な時間がかかることがあります。ホスティングサーバーのサポートも実際にWordPressの構成まではサポートしてくれないことも多いです。

⑤ 公式サポートが存在せず、コミュニティやフォーラムに頼ることになる

WooCommerceにもWordPressにも、公式の有人サポート窓口はありません。困ったときはフォーラムやドキュメント、あるいは有料サポートサービスを探すことになります。

⑥ パフォーマンス最適化を自分でやる必要がある

2024年のHTTP Archive Web Almanacの調査によれば、WordPressのモバイルでのCore Web Vitals合格率は40%程度にとどまっており、Shopifyなどのホスト型プラットフォームより見劣りする傾向が指摘されています。キャッシュ設定や画像最適化など、表示速度の改善は基本的に自己責任です。


弱点別:おすすめの代替サービス

運用の手間・セキュリティ・パフォーマンスをまとめて解決したい → Shopify(一番のおすすめ)

こんな人に向いている: 個人・スモールビジネスで、技術管理よりも商品開発やマーケティングに時間を使いたい人

ここまで挙げた弱点のほとんどを一度に解決できるのがShopifyです。サーバー管理・セキュリティアップデート・CDN・PCI DSS対応まですべてプラットフォーム側が担ってくれるため、「久しぶりに開いたらサイトが壊れていた」という事態が構造的に起きません。

メリット5
  • ホスティング・セキュリティ・アップデートをすべてShopify側が管理してくれる

  • 21,000以上のアプリで、自社開発せずに機能を拡張できる

  • 24時間365日のチャットサポートが日本語で受けられる

  • Shopify POSとの連携で、実店舗とオンラインを一元管理できる

  • 130以上の通貨・多言語対応で越境ECにも強い

デメリット3
  • 無料プランはなく、月額費用が最初から発生する(トライアルはあり)

  • Shopifyペイメント以外の決済を使うと取引手数料がかかる

  • WooCommerceほどコードレベルでの自由なカスタマイズはできない

一言まとめ: 「運営の手間を減らして、本業のマーケティングやコンテンツ制作に集中したい」なら、今のところ最有力です。


取引手数料をゼロにしたい・BtoB卸売もしたい → BigCommerce

こんな人に向いている: 卸売・BtoBも並行して行いたい、売上規模が大きい事業者

メリット3
  • プラットフォーム側の取引手数料が0%

  • 卸売・BtoB向けの機能が標準プランから使える

  • 高度なSEO・商品フィルター・分析機能が標準搭載

デメリット3
  • ShopifyやWixに比べるとテーマ数が少なく、デザインの自由度はやや低い

  • 管理画面の学習コストがやや高め

  • 年間売上の上限を超えると上位プランへの変更が必要

一言まとめ: 「取引手数料をとにかく避けたい」「卸売も同時にやりたい」という場合はShopifyより優先度が上がります。


デザイン性を最優先したい・カタログは小規模 → Squarespace

こんな人に向いている: ビジュアル重視のブランド、ブログやポートフォリオと組み合わせたい人

メリット3
  • デザイン性の高いテンプレートが豊富で、ビジュアル重視のブランドに強い

  • ホスティング・セキュリティは自動管理

  • ブログ・ポートフォリオなどコンテンツ機能との相性がいい

デメリット3
  • 在庫管理などEC機能そのものはShopifyやBigCommerceより簡易的

  • 拡張アプリの数が他のASPより少ない

  • 商品数が多い・SKUが複雑な店舗にはあまり向かない

一言まとめ: ECはあくまで「サイトの一部」で、コンテンツやブランディングを最優先したい人向けです。


とにかく手軽に・小規模ストアでいい → Wix

Wix
Wix

こんな人に向いている: はじめてのオンラインストア、副業レベルでまず始めたい人

メリット3
  • ドラッグ&ドロップで技術知識ゼロでも始めやすい

  • ホスティング込みで管理の手間がかからない

  • 500以上のテンプレートから選べる

デメリット3
  • 商品数が数十を超えるような本格的な在庫管理には向かない

  • 高度なBtoB・卸売機能はない

  • 公開後にテンプレートを変更するには作り直しが必要

一言まとめ: 「まず小さく始めてみたい」というフェーズに向いていますが、事業として伸ばしていくならShopifyへの移行を見据えておく方が安心です。


WordPressの資産は活かしつつ、プラグイン乱立から抜け出したい → SureCart

SureCart
SureCart

こんな人に向いている: すでにWordPressでコンテンツ発信をしていて、ECだけ乗り換えたい人

SureCartはWordPress上で動く決済プラグインですが、チェックアウト処理自体はSureCart側のクラウドで行う「ヘッドレス」型の設計になっています。WooCommerceのように機能ごとに別々のプラグインを追加していく必要がなく、決済・サブスク・アップセル・アフィリエイト機能までひとつにまとまっています。10万以上のサイトで導入されており、WordPress.orgでの評価も4.8/5と実績のあるプロダクトです。

日本語の情報が少ないのが少々デメリットですが、英語の情報に抵抗がないのであれば有力な選択肢です。

メリット3
  • WordPressに残りながら、プラグインを何本も追加せずに決済・サブスク・アップセルまで完結できる

  • 10万以上のサイトで導入されており、WordPress.orgで4.8/5の評価

  • Astra・CartFlowsなど実績のあるチームが開発している

デメリット3
  • チェックアウトはSureCart側のクラウドで処理されるため、WooCommerceのような完全な自己ホストではない

  • 無料プランには取引手数料(1.9%程度)がかかる

  • 決済ゲートウェイの選択肢はWooCommerceの拡張ライブラリほど豊富ではない

一言まとめ: 「WordPressのブログ・コンテンツ資産は手放したくないが、ECまわりのプラグイン地獄からは抜け出したい」という人にちょうどいい落としどころです。


既存サイトに埋め込みたい・SNS販売も同時にしたい → Ecwid

Ecwid
Ecwid

こんな人に向いている: すでにサイトがあり、そこにカート機能だけ追加したい人

メリット3
  • 既存のWordPressサイトやSNS(Instagram・TikTokなど)にそのままカートを埋め込める

  • 無料プランがあり、小規模ならほぼコストゼロで始められる

  • 複数チャネルの在庫を一元管理できる

デメリット3
  • デザインの自由度は他のASPに比べて低め

  • 商品数が増えると上位プランへの移行が必要

  • SEOやアプリの選択肢は他のホスト型ASPよりやや少ない

一言まとめ: 「サイトを作り直さずに、今のサイトに販売機能だけ足したい」というピンポイントなニーズに向いています。

日本特有の商習慣・複雑なBtoB受発注に対応したい → EC-CUBE

こんな人に向いている: 国内の複雑な商習慣に対応したい事業者、卸売・BtoB受発注やマーケットプレイス構築を検討している企業、国内ベンダーのサポートを受けながら運用したい人

ここまで紹介してきたのは基本的に海外発のサービスでしたが、最後に国内の選択肢としてEC-CUBEも挙げておきます。国内法人の株式会社イーシーキューブが開発・運営するオープンソースのECプラットフォームで、ドトールコーヒー・丸善ジュンク堂書店・UCCコーヒープロフェッショナル・ダスキンなど、大手企業への導入実績が豊富です。「月商1,000万円以上のネットショップ」における利用数No.1(ECマーケティング株式会社調べ)ともされており、本格的な事業規模のECサイトでも実績があります。

WooCommerceが「WordPressにECの機能を後付けする」構成なのに対し、EC-CUBEは最初からECサイト構築を前提に設計されているため、日本の商習慣(住所入力の順序、決済・配送の細かい仕様など)に沿った標準機能がはじめから揃っている点が大きな違いです。さらに上位版の「EC-CUBE Enterprise」では、BtoB受発注やマルチテナント型のマーケットプレイス・モール構築など、WooCommerceの延長線上では対応しづらい複雑な商流にも対応できます。

メリット5
  • 日本語ネイティブで、住所入力順序や決済・配送など日本仕様に最適化されている

  • オープンソース版は無料で、Symfonyフレームワークをベースにしており保守性が高い

  • 国内法人による運営で、セキュリティ専門企業とのアドバイザリー契約や定期的な脆弱性診断など体制が手厚い

  • BtoB受発注・マルチテナント型マーケットプレイスなど、複雑な商流に対応するEnterprise版がある

  • ドトールコーヒーやUCCコーヒープロフェッショナルなど、大手企業への導入実績が豊富

デメリット5
  • WooCommerceやShopifyに比べると、対応できる制作会社・開発者の数はまだ少ない

  • ブログ機能やコンテンツ発信の柔軟性はWordPressに劣る

  • 無料で使えるプラグイン・テーマの選択肢はWordPress/WooCommerceのエコシステムほど豊富ではない

  • Enterprise版は要問合せの個別見積もりで、Shopify・BigCommerceのように料金体系が明確ではない

  • 越境EC・海外展開においては、WooCommerceやShopifyの方が実績・エコシステムが豊富:::

ShopifyやBigCommerceのようなグローバルASPでは対応しきれない、日本特有の複雑な商習慣やBtoB受発注・マーケットプレイス構築が絡む場合の現実的な選択肢です。逆に、シンプルなBtoC通販であれば、無理にEC-CUBEを選ぶ必要はなく、他の選択肢の方が手軽です。


比較まとめ表

項目 WooCommerce Shopify BigCommerce Squarespace Wix SureCart Ecwid EC-CUBE
ホスティング 自己管理 ◎込み ◎込み ◎込み ◎込み 込み(チェックアウトのみ) 込み 自己管理(OSS)/込み(Enterprise)
取引手数料 なし Shopifyペイメント以外はあり 0% プランによる プランによる 無料プランは1.9%程度 プランによる なし
公式サポート なし ◎24時間365日 あり あり あり あり あり あり(国内法人)
BtoB・卸売機能 拡張機能次第 プランによる ◎標準搭載 弱い 弱い 弱い 弱い ◎Enterprise版で本格対応
日本の商習慣への最適化 弱い(海外標準) 日本語対応あり 弱い(海外標準) 弱い(海外標準) 弱い(海外標準) 弱い(海外標準) 弱い(海外標準) ◎ネイティブ対応
初心者向けの使いやすさ 低い ◎高い 高い ◎高い 中〜高 高い 中(BtoC単体なら低くはない)

※EC系プラットフォームは料金・機能の変更が特に頻繁です。これは2026年7月時点の情報のため、契約前に必ず公式サイトで最新の料金・仕様をご確認ください。


Hodaの結論:迷ったらShopify

迷ったらShopify
迷ったらShopify

用途別に見てきましたが、実際に相談を受ける中でも「結局どれがいいの?」と聞かれたら、僕はほぼ毎回Shopifyを勧めています。理由は次の3点です。

  1. 技術管理から解放される安心感が大きい — サーバーダウン・プラグイン競合・セキュリティ更新を気にせず、月額数千円で「放置していても壊れない」基盤が手に入ります。
  2. 21,000以上のアプリで、事業の成長に合わせて拡張できる — 「こんな機能が欲しい」と思ったときに、ゼロから開発せずアプリ導入だけで対応できるケースが非常に多いです。
  3. 日本語の24時間サポートがある — WooCommerceにはない安心材料で、特に初めてECを始める方には心強いポイントです。

もちろん、BtoB卸売が主軸ならBigCommerce、デザイン性を最優先するならSquarespace、WordPressのコンテンツ資産を手放したくないならSureCart、といった個別最適解はあります。ただ、当サイトの読者層(個人・スモールビジネスでコンテンツ制作や本業に時間を使いたい方)を想定すると、多くのケースでShopifyが最も無難で、かつ将来的な拡張性も担保できる選択肢だと考えています。


WooCommerceを使い続けるという選択肢も

一方で、以下に当てはまる場合はWooCommerceを使い続ける方が合理的です。

  • すでにWordPressで大量のコンテンツ・SEO資産を積み上げている
  • コードレベルでの自由なカスタマイズが必要な独自の業務フローがある
  • 保守・セキュリティ対応を任せられる開発者やエージェンシーがいる
  • プラットフォームへの依存を避け、データとインフラを完全に自分で持ちたい

「ECサイトの運営に時間を取られるより、それ以外の時間を増やしたい」という人にはShopyfiが向いていますが、「自由度と引き換えに、自分で管理する手間を受け入れられる」人にはWooCommerceの方が適しています。


まとめ

WooCommerceは依然として柔軟性・カスタマイズ性の高いプラットフォームですが、

  • セルフホストの運用負担
  • プラグイン乱立によるセキュリティリスク・パフォーマンス低下
  • 「無料」に見えて実際はかさむコスト
  • 技術知識のハードル
  • 公式サポートの不在

といった点が気になる場合は、今回紹介した代替サービスの方が合っているケースが多いです。特に個人・スモールビジネスでこれからECを始める、あるいは乗り換えを検討しているなら、まずはShopifyの無料トライアルから触ってみることをおすすめします。

一方で、日本のBtoB商流やマーケットプレイス構築が絡む本格的な案件であれば、国内実績の豊富なEC-CUBEも比較検討の候補に入れておくとよいでしょう。

著者(私が書きました)

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Hoda

フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。

Jonas R.

Jonas R.

海外ツールリサーチ・記事レビュー担当

リトアニア出身。現在は欧州の大手IT企業に勤務し、ソフトウェア開発およびデジタルプロダクト分野で10年以上の実務経験を持つ。

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