WooCommerce logo

WooCommerce

特徴・料金・レビューまとめ

公式サイト woocommerce.com

世界最大のCMS WordPressに追加するEC特化プラグイン

料金の目安 基本無料

4.0

最終更新日: 2026年5月24日

筆者 HodaHoda

無料で使えるWordPress専用のECサイト構築プラグイン。

基本情報

料金基本無料
無料プランあり
無料トライアル

無料

モバイルアプリあり

メリット・デメリット

  • プラットフォーム手数料なし

  • 完全なコード・デザインの自由度

  • 59,000以上のプラグインで機能拡張が無限

  • SEOに強い(WordPress資産を活用)

  • データとサイトを自分で所有・管理できる

  • 大規模にも対応できるスケーラビリティ

  • WordPress Multisiteで複数店舗を一元管理可能

詳細レビュー

この記事について
ShopifyやBASEなど多様なECプラットフォームが普及する中、WooCommerceは本当に今も選ぶ価値があるのか?メリット・デメリットを公平に整理し、どんな人に向いているかを解説します。


WooCommerceとは?

WooCommerce公式サイト
WooCommerce公式サイト

WooCommerceは、世界最大のCMS WordPress に追加するEC特化プラグインです。2011年に登場し、2015年にWordPressを運営するAutomattic社に買収されました。現在、世界のオンラインストアの約30%がWooCommerceを利用していると言われており、その普及率はShopifyをも上回ります。

プラグイン自体は無料で、WordPressサイトに2クリックでインストールできます。物理商品・デジタル商品・サブスクリプション・予約など、ほぼあらゆる販売形態に対応しています。

プラグインは日本語にも対応しており、プラグインの管理画面だけでなく、実際に顧客が見るフロントエンドも高い精度で日本語化されています。海外ツールでよくある「自動翻訳」ではなく、しっかりとコントリビューターが翻訳したテキストが使用されているので、自然な日本語です。


メリット

1. 圧倒的な自由度とカスタマイズ性

WooCommerceの最大の強みは「自分のものにできる」点です。オープンソースのため、コードレベルで自由に改造できます。デザインも、WordPress向けのテーマが12,000種類以上あり、WooCommerce公式テーマストアだけでも多数のテンプレートが揃っています。

サードパーティのThemeForestには2,700以上のWooCommerce対応テーマがあり、有料テーマは数千円〜数万円程度が相場です。無料テーマも多数存在します。

Shopify等では実現しにくい「完全オリジナルのUI/UX」も、開発者に依頼すれば構築できます。

最近では、Elementorにも対応したプラグインやWooCommerce専用テーマもあるので、コードの知識がなくても自由なレイアウトの商品ページを作成することもできます。

2. プラットフォーム手数料がゼロ

Shopifyは月額費用に加えて取引手数料が発生しますが、WooCommerceにはプラットフォーム手数料がありません。決済処理手数料(例:WooPaymentsは2.9%+$0.3/件)は別途かかりますが、売上が増えるほどWooCommerceのコスト優位性は大きくなります。

3. 豊富なプラグイン・拡張機能

woo 公式アドオンストア
woo 公式アドオンストア

公式エクステンションストアだけで700以上、WordPress全体では59,000以上のプラグインが利用可能です。以下のような用途に対応する拡張機能が揃っています:

  • 在庫・受注管理(NetSuiteやOdooとのERP連携も可能)
  • 送料計算(UPS、FedEx、DHL等のリアルタイム料率)
  • 税率設定(アバタックス等で複数国・複数州に対応)
  • マーケティング(メール配信、カゴ落ちメール、クーポン)
  • SEO(Yoast SEO、All in One SEOなど)
  • POS連携(Square、OliverPOS等)
  • アドオンは買い切りで使えることが多い

  • 無数にあるので、最適なものを選択できる

4. SEOに強い

WordPressはもともとブログ・コンテンツ管理に強いCMSであり、WooCommerceはそのSEO資産をそのまま活用できます。商品ページのタイトル・メタディスクリプション・パーマリンク・301リダイレクトなどをきめ細かく設定でき、コンテンツマーケティングとECを一体化したサイト構築が得意です。

5. データとサイトを自分で所有できる

Shopify等のSaaS型プラットフォームは「借りている」状態であり、規約変更や突然のアカウント停止リスクが伴います。WooCommerceは自分のサーバーで運用するため、データもサイトも完全に自分の資産です。

6. スケーラビリティ

年商1億円超の規模でもWooCommerceで運用している事例は多く、月間17.5万UVを超える大規模サイトの実績もあります。製品数・バリエーション数に上限はなく、マルチサイト機能で複数ストアを一元管理することも可能です。


デメリット(正直なところ)

1. 初期設定・維持管理に手間がかかる

WooCommerceを使うには、まずWordPressを用意し、ホスティングを契約し、プラグインをインストール・設定する必要があります。Shopifyのように「登録してすぐ売れる」という手軽さはありません。

さらに、WordPressのコア・WooCommerce本体・各プラグイン・テーマを定期的にアップデートする必要があり、更新時に他のプラグインとの競合が起きることもあります。「店を動かすこと」ではなく「サイトの管理」に時間を取られるリスクがあります。

コミュニティの声:「Shopifyは月額費用がかかるが、その分の時間を本業(販売・マーケティング)に使える。WooCommerceはコストを抑えられる反面、技術的な作業から解放されない」

2. 費用が「見えにくく」積み上がる可能性

WooCommerce本体は無料ですが、実際に運用するには以下のコストが発生します:

項目 目安(年額)
ホスティング 1〜5万円(規模により変動)
独自ドメイン 1,500〜3,000円
有料テーマ 無料〜3万円(買い切り)
有料プラグイン 1,000〜30,000円/本
SSL証明書 無料〜9,000円
開発者費用(必要な場合) 時給1,500〜15,000円

Shopify等の定額プランと比べると予測しにくく、プラグインが増えるほど費用も膨らみます。

3. テクニカルな知識が必要

WordPressの基礎知識は必須で、場合によってはCSS・PHP・HTMLの編集が必要になります。セキュリティ対策(2段階認証、プラグインの選定、PCI準拠)も自己管理です。Shopifyのように「サポートに電話すれば何とかなる」という環境ではありません。

公式サポートはドキュメントとコミュニティフォーラムのみで、回答まで48時間以上かかることもあります。

4. プラグインの品質に差がある

59,000以上のプラグインが存在する一方、品質はピンキリです。コードが粗悪なプラグインを入れると、サイトがクラッシュしたり、表示速度が著しく低下したりするリスクがあります。プラグイン選定には経験と目利きが必要です。

5. モバイルアプリの完成度

WooCommerceにはiOS/Android向け管理アプリがありますが、Shopifyのアプリと比べると動作が重く、機能面でも見劣りするという声があります。外出先から手軽に在庫管理・受注対応をしたい場合は注意が必要です。


WooCommerceが向いているケース

  • すでにWordPressサイトを持っていて、そこにEC機能を追加したい
  • 自社特有の複雑な業務フロー(ERP連携、独自の会員プログラム等)が必要
  • SEOとコンテンツマーケティングを軸にした販売戦略を取る
  • 技術者(または開発パートナー)がいる
  • 長期的にコストを抑えたい(特に売上規模が大きい場合)
  • データやサイトを自社で完全にコントロールしたい
  • WordPress Multisiteで複数ブランド・複数地域のストアを一元管理したい

WooCommerceが向いていないケース

  • ECの知識はあるが技術的なことは苦手で、自分で触りたくない
  • 早急にストアを立ち上げたい(数日以内)
  • メンテナンスよりも販売活動に時間を集中させたい
  • 商品点数が少なく、シンプルな構成で十分
  • 充実したサポート体制を求める

このような場合は、Shopify・BASE・STORESなど、オールインワンのSaaS型ECプラットフォームの方が合っているでしょう。


主要プラットフォームとの比較

WooCommerce Shopify BASE
月額費用 ホスティング代のみ 3,500円〜 無料〜
取引手数料 なし あり(Shopify Payments利用時は無料) あり
カスタマイズ性 非常に高い 中程度 低い
技術的難易度 高い 低〜中 低い
SEO 非常に強い 強い 普通
立ち上げ速度 遅い 速い 非常に速い
サポート コミュニティのみ 24時間対応 メールのみ

まとめ

WooCommerceは「最強のEC基盤」になり得る反面、「その力を引き出すには相応の労力と知識が必要」というプラットフォームです。

一言で表すなら:自由の代わりに、責任も自分で取る

すでにWordPressで情報発信をしており、SEOやコンテンツマーケティングと組み合わせてECを育てたい方、あるいは独自の業務フローや細かいカスタマイズが必要な方にとっては、長期的に見て非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。

一方、「手軽に始めたい」「技術的なことは任せたい」という方には向いていません。その場合は、はじめからShopify等を選んだほうが、時間とストレスの節約になります。

どちらが正解かは、あなたのビジネスモデル・技術力・成長戦略次第です。この記事がプラットフォーム選択の一助になれば幸いです。


参考:Reddit r/woocommerce コミュニティの声、Tooltester・Santrel Media・LitExtension 各レビューサイト

スクリーンショット

近日追加予定です。最新 UI は公式サイトをご確認ください。

比較記事を準備中です。

代替サービスを見る

著者(私が書きました)

Hoda(HodaPress)
  • Kajabiパートナー
  • 海外SaaSレビュー
  • 40+ countries visited

HodaPress

Hoda

フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。