コーディング不要のドラッグ&ドロップエディタを核に、AIツールや販売ファネル機能、A/Bテストなど、コンバージョン向上(CRO)に特化した機能を提供しています。
基本情報
| 料金 | 月額29ドル |
|---|---|
| 無料プラン | あり |
| 無料トライアル | 30日間の返金保証あり |
| モバイルアプリ | なし |
メリット・デメリット
項目がありません
項目がありません
詳細レビュー
GemPagesは、2017年にリリースされたShopify専用のページビルダーアプリです。コーディング不要のドラッグ&ドロップエディタを核に、AIツールや販売ファネル機能、A/Bテストなど、コンバージョン向上(CRO) に特化した機能群を提供しています。
現在70,000以上のShopifyストアに導入されており、App Storeでの評価は 4.8/5(4,479件) と高水準を維持しています。

主な機能
1. ドラッグ&ドロップエディタ

GemPagesのエディタは、グリッドや列に縛られないフリーフォーム型のレイアウト設計が特徴です。テキスト、画像、ボタン、動画など60種類以上のエレメントを自由に配置でき、直感的な操作でプロ品質のページを作成できます。
サイドバーにページ構造のアウトラインが表示されるため、複雑なページでも全体を把握しながら編集できます。また、モバイル・タブレット・デスクトップのプレビューが常時確認できるため、レスポンシブデザインも手軽に調整可能です。
2. 400以上のテンプレート・セクション

GemPagesは以下のページ種類に対応したテンプレートを提供しています。
- ホームページ
- 商品ページ
- ランディングページ(LP)
- コレクションページ
- ブログ記事・記事広告(Advertorial)
- カスタムページ
400以上のセクションテンプレートが用意されており、業種やキャンペーン目的に合わせて組み合わせることが可能です。
3. AIビルダー(GemAI)

GemPagesが近年力を入れている機能のひとつが、AI搭載のページ作成ツールです。
- Image-to-Layout:参考画像やURLを読み込むだけで、編集可能なレイアウトを自動生成
- AIコンテンツジェネレーター:商品説明やコピーライティングをAIが自動作成
- AIセクション&ページジェネレーター(近日公開予定)
特にImage-to-Layoutは、参考にしたいデザインを素早く再現したい場合に非常に便利です。ただし、複雑なデザインの完全再現には限界があり、細かい調整は手動で行う必要があります。
僕はとりあえず AIでレイアウトを読み込んで、そこから細かい部分をページビルダーで作り上げるということをしています。
4. 販売ファネル機能
GemPagesの大きな差別化ポイントのひとつが、完結型の販売ファネル構築機能です。
プリセールページ(記事広告 / リスティクル)
↓
セールスページ
↓
購入後アップセルページ
↓
ダウンセルページ
各ステップに最適化されたテンプレートが用意されており、ダイナミックトリガーやダイナミックオファーによる条件分岐も設定できます。AOV(平均注文金額)向上を目的とした購入後アップセルは、特にD2Cブランドや広告運用を重視するストアに効果的です。
なお、ファネル機能の収益に応じてコミッションが発生するプランもあります(詳細は後述の料金表を参照)。
5. A/Bテスト・コンバージョン分析
Optimizeプラン以上では、外部ツール不要でA/Bテストを実施できます。ヒートマップやスクロールトラッキングと組み合わせることで、ページのどの部分がコンバージョンに寄与しているかを可視化し、データ主導の改善が可能です。
競合のPageFlyがA/Bテストに外部ツール(Google OptimizeやVWOなど)を必要とするのに対し、GemPagesは標準機能として内蔵している点は大きなアドバンテージです。
6. CRO強化エレメント

ページ上でのコンバージョンを後押しするエレメントが標準搭載されています。
| エレメント | 用途 |
|---|---|
| カウントダウンタイマー | 緊急性の演出 |
| 在庫カウンター | 希少性の訴求 |
| スティッキーCTA | スクロール追随ボタン |
| ポップアップアップセル | 離脱防止・追加購入促進 |
| お届け目安表示 | 購入不安の解消 |
| ビフォー&アフター | 商品効果の視覚化 |
その他にも多くの使えるエレメントが存在しています。
7. SEOとページ速度

GemPagesはSEOの基本設定に対応しており、以下の項目を各ページで個別に編集できます。
- SEOタイトル・メタディスクリプション
- ページURL・ハンドル
- 画像のaltテキスト
- OGP(ソーシャルシェア用プレビュー画像)
ページ速度については、遅延読み込み(Lazy Loading)、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)、画像自動リサイズなどの最適化機能を搭載。さらに、Shopify HydrogenおよびOxygenに対応したヘッドレスページサポートにより、読み込み速度を大幅に改善できます(GemPagesはヘッドレス対応を謳う数少ないページビルダーのひとつです)。
ただし、リッチなビジュアル表現を多用した場合はページが重くなりやすく、速度面では後述するPageFlyに軍配が上がる場面もあります。
8. 外部アプリ連携
GemPagesは160以上のShopifyアプリと連携可能です。主な連携例は以下のとおりです。
- レビュー系:Judge.me、Loox
- メールマーケティング:Klaviyo、Omnisend
- 注文追跡:Parcel Panel
- 広告・分析:Google Analytics、Facebook Pixel
- 決済:Shopify Checkout
料金プラン
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 公開ページ1件、基本エレメント、メール・チャットサポート |
| Build | $29 | 公開ページ無制限、Theme Sections、GemAI(300セクション/月)、自動保存・バージョン履歴 |
| Optimize | $59 | Buildの全機能+GemAI無制限、Instant Landing Page、A/Bテスト、ヒートマップ |
| Enterprise | $199 | Optimizeの全機能+無制限機能、ビデオ通話サポート |
無料プランがあり、1ページであれば、普通に公開できるのは大きなメリットです。通常はHOME(TOP)ページだけを凝った作りにすれば十分なことも多いので、これは大きなメリットです!
販売ファネルのコミッション体系:
- Buildプラン:アップセル収益$100まではコミッションなし
- Optimizeプラン:$100〜$5,000のアップセル収益に1%のコミッション
- Enterpriseプラン:コミッションなし(収益上限なし)
日本語に対応している?
管理画面などは日本語は対応していませんが、ページビルダーアプリなので、実際に作成するページは普通に日本語化することができます

メリット
✅ コーディング不要で高度なページが作れる
フリーフォームのエディタにより、デザインの自由度が高く、開発者に依頼せずとも本格的なランディングページや商品ページを作成できます。マーケターや非エンジニアのストアオーナーにとって、大きな時間・コスト削減になります。
✅ CROツールが一式揃っている
A/Bテスト、ヒートマップ、ファネル構築、購入後アップセルまで、コンバージョン向上に必要な機能が1つのアプリで完結します。複数の外部ツールを組み合わせる手間とコストを削減できる点は、成長期のブランドにとって特に魅力的です。
✅ AIによるページ作成の効率化
Image-to-LayoutやAIコンテンツジェネレーターにより、ページ制作の初期工数を大幅に削減できます。参考デザインからレイアウトを自動生成できる機能は、業界内でも先進的な取り組みです。
✅ 豊富なドキュメントとコミュニティ
ブログ、ガイド、動画チュートリアルが充実しており、学習リソースが豊富です。ヘルプセンターやユーザーコミュニティも整備されており、独力での問題解決がしやすい環境が整っています。
デメリット
❌ ページが重くなりやすい
視覚的な自由度の高さと引き換えに、スクリプトやエレメントが増えるとページサイズが肥大化しやすいという特性があります。PageFlyと比較したベンチマークでは、モバイル読み込み時間で約1秒程度の差が生じているケースも報告されており、SEOや自然検索流入を重視するストアでは注意が必要です。
❌ グローバルブロック機能がない
ヘッダー、フッター、CTAセクションなど、複数ページで共通利用するコンポーネントを一括管理する「グローバルブロック」機能が現時点では非搭載です。ページ数が増えるほど、デザイン変更の際に各ページを個別に修正する手間が発生します。(※Section Builderとは別機能)
❌ 組み込みアナリティクスが限定的
A/Bテストやヒートマップはあるものの、包括的なページアナリティクス機能は内蔵されていません。Google Analyticsなど外部ツールとの連携が前提となるため、データ分析環境の構築に別途対応が必要です。
❌ アニメーション・トランジションの種類が少ない
エレメントに設定できるアニメーションは4種類、ホバーエフェクトは3種類にとどまります。凝ったインタラクションを実装するには、カスタムコードの追加が必要になる場面があります。
❌ 上位プランへの依存度が高い
A/Bテストやインスタントランディングページなど、CVR改善に直結する機能の多くがOptimizeプラン($59/月)以上に限定されています。本来の強みを活かすためには、ある程度の投資が前提となります。
こんな人に向いている
- 広告運用(Facebook・Instagram・TikTok広告など)をメインにしているストア
- ランディングページや販売ファネルをコード不要で素早く作りたい人
- A/Bテストやヒートマップでページを継続的に改善したい人
- デザインの自由度を重視するマーケターやノーコード派のオーナー
- D2Cブランドで購入後アップセルによるAOV向上を狙っているストア
こんな人には向いていないかもしれない
- SEOや自然検索流入をメインの集客チャネルにしているストア(ページ速度の面でPageFlyが有利)
- 大量の商品・コレクションページを統一されたレイアウトで管理したい場合
- グローバルブロックによる一括デザイン管理を必要とするストア
- 予算を抑えながらシンプルにページ数だけ増やしたいケース
PageFlyとの比較(簡易)
GemPagesと並んでよく比較されるのがPageFlyです。両者の大きな違いを一言で表すなら、「GemPagesはCRO重視、PageFlyはSEO・速度重視」です。
PageFlyはグリッドベースの構造化されたレイアウトと軽量なコードベースにより、Core Web Vitalsへの対応やページ表示速度で優れたパフォーマンスを発揮します。一方でA/Bテストは外部ツールが必要で、デザインの自由度はGemPagesに劣ります。
広告ランディングページや販売ファネルの最適化が目的ならGemPages、SEO流入や大規模カタログの管理が優先事項ならPageFlyという選び方が一般的な基準になるでしょう。詳細な比較は別記事にて解説します。
まとめ
GemPagesは、広告経由のトラフィックをコンバージョンに結びつけることを最優先するShopifyストアにとって、非常に強力な選択肢です。AIを活用したページ作成、組み込みのA/Bテスト、購入後アップセルを含む販売ファネルなど、CROに必要な機能を一気通貫で提供している点は、競合アプリの中でも際立っています。
一方で、ページ速度やグローバルブロックの欠如、上位プランへの機能集中といった課題も存在します。導入前に自ストアの集客モデルや運用体制と照らし合わせて検討することをおすすめします。
まずは無料プランで操作感を試してみるのがよいでしょう。
スクリーンショット
近日追加予定です。最新 UI は公式サイトをご確認ください。


