Kajabi vs beehiiv どちらを選ぶ?使い分けガイド【2026年版】

最終更新日: 2026年8月15日

KajabiとbeehiivはどちらもHodapressでおすすめしているツールです。競合というより「フェーズが違うツール」として、無料で始めるbeehiivから本格的に収益化するKajabiへの移行導線を含めて比較

機能比較

34項目
Kajabi logoKajabi
beehiiv logobeehiiv

クレジットカード(Stripe)
API
未確認
ポッドキャスト
ダウンロード販売
Paypal決済
未確認

詳細比較

こんにちは、Hodaです。今回はKajabibeehiivの比較記事です。

先に断っておくと、この記事は「どちらが勝っているか」を決めるための記事ではありません。僕はKajabiもbeehiivも、どちらも実際に使っていて、どちらもオススメしています。 ただし、向いているフェーズがまったく違います。

Kajabiはコース・コミュニティ・コーチングまで一体化したオールインワンの事業基盤、beehiivはニュースレターに特化した、無料からリストを育てられるツールです。この2つは競合というより、「事業の育て方」の前半と後半を担当する別のツール と考えた方がしっくりきます。

僕自身、Kajabiのレビュー記事の中でも「完全に知名度ゼロ・リストなしの状態でKajabiを契約してもすぐには収益化できない」とお伝えしています。だからこそ、リストがまだない段階ではbeehiivで無料で育てて、商品を売る準備ができたらKajabiに移行する、という流れが多くの方にとって現実的だと考えています。

結論:どちらを選ぶべきか

先に結論からお伝えします。

  • これから低コストで始めたい・まだオーディエンスがない → まずはbeehiiv(無料プランあり)
  • すでにオーディエンスやメールリストがあり、今すぐ商品を販売したいKajabi
  • ニュースレターも続けながら、コースやコミュニティも本格的に販売したい → 両方の併用

順番に理由を説明していきます。

Kajabiとbeehiiv、そもそも何が違う?

Kajabiのダッシュボード
Kajabiのダッシュボード
beehiiv 公式サイト
beehiiv 公式サイト

Kajabiとは

Kajabiは、動画コース・コミュニティ・コーチング・ポッドキャスト・メール配信・サイト作成までを1つにまとめた、オールインワンのデジタルビジネスプラットフォームです。商品を作って、売って、フォローアップするところまで、基本的にKajabi単体で完結できます。

その分、月額$179〜と利用コストは高めで、「ある程度の見込み客がいる状態」で使い始めるのがもっとも効果的なツールです。

beehiivとは

beehiivは、人気ニュースレター「Morning Brew」の元スタッフが立ち上げたニュースレター特化型プラットフォームです。執筆・配信・読者獲得・収益化を1か所で行える設計になっており、2,500人まで完全無料で使えます。

おすすめネットワークやBoostsといった「読者を増やすための仕組み」が非常に強力で、コンテンツを書きながら無料でリストを育てるフェーズに向いています。また2026年7月には「Summer Release Event」が開催され、ネイティブのコミュニティ機能やAIエージェント「Copilot」が追加されるなど、ニュースレター専業ツールから守備範囲を広げている最中でもあります。

料金体系の違い:無料から始められるbeehiiv、月額制のKajabi

beehiiv Kajabi
無料プラン 〇(2,500人まで) ✖(14〜30日間の無料トライアルのみ)
最安の有料プラン $49/月〜(Scale) $179/月〜(Basic)
決済手数料 0%(Stripe手数料のみ) 0%
収益化前のコスト ほぼゼロにできる 毎月確実に発生する

Kajabiのレビュー記事でも書いていますが、月額$179〜のコストは、リストや見込み客がまだいない状態で契約すると、売上が立つ前に赤字が積み上がっていくリスクがあります。実際に、リストがない状態でKajabiを始めてしまい、収益化できずに解約してしまったケースも見てきました。

リストなしでKajabiを始めるリスク
リストなしでKajabiを始めるリスク

beehiivであれば、この「育てる期間」を完全無料でカバーできます。2,500人という上限は、有料商品を紹介してコンバージョンを狙うにも十分な規模です。

オーディエンス構築・リスト成長機能

🏆 この項目はbeehiivが得意分野です。

beehiivには、他のプラットフォームにあまりない「読者を増やすための専用機能」が揃っています。

  • おすすめネットワーク(Recommendations):他のbeehiivパブリッシャーと相互紹介し合い、無料で新規読者を獲得
  • Boosts:他のニュースレターにお金を払って自分のニュースレターを宣伝してもらう(登録完了者にのみ課金)
  • リファラルプログラム:既存読者が友人を紹介すると特典を付与
beehiivのおすすめネットワーク
beehiivのおすすめネットワーク

一方Kajabiにも無制限のフォーム・ファネル・オートメーションがありますが、これらはすでに来た見込み客を教育し、購入に導くための機能であり、「新しい読者をゼロから見つけてくる」仕組みはbeehiivほど強くありません。

収益化の手段

収益化の方法 beehiiv Kajabi
有料購読(サブスク) 〇(手数料0%)
広告ネットワーク 〇(Scale以上)
動画コース販売
コミュニティ運営 △(2026年7月〜、シンプルな会員制スペース) 〇(アクセスグループ・ミートアップまで本格対応)
1対1コーチング
デジタル商品販売 〇(簡易) 〇(Offer機能で柔軟)
アップセル・ダウンセル 〇(1オファーにつき最大10個)
アフィリエイト機能 〇(Growthプラン以上)

beehiivは「文章と広告・購読」で収益化するのに向いていますが、コースやコミュニティ、コーチングのような「商品」を作って売る機能はありません。 逆にKajabiは、Offer(価格パッケージ)という仕組みを使って、コース単体販売からセット販売、サブスクまで非常に柔軟に商品設計ができます。

「本を書いて雑誌のように届ける」のがbeehiiv、「学校やスクールを作って運営する」のがKajabi、というイメージに近いです。

コンテンツの提供形式:ニュースレター vs コース・コミュニティ

Kajabiのコースの例
Kajabiのコースの例

beehiivが扱えるのは基本的にテキスト(ニュースレター・ブログ)+簡易ポッドキャストです。2026年7月からは会員制のコミュニティスペースも作れるようになりましたが、あくまで「読者同士が交流する場」であり、コースやコーチングのような教材・カリキュラムを提供する機能ではありません。一方Kajabiは、

  • 動画コース(無制限アップロード、4K対応)
  • コミュニティ(Facebook×Slack×Discordのような機能)
  • 1対1・グループコーチング
  • ポッドキャスト
  • ニュースレター(簡易版)

と、マルチメディアで商品を作れます。「濃いコンテンツをじっくり教える」「受講生同士を交流させる」ようなビジネスをやりたい場合は、beehiivだけでは力不足で、Kajabiが必要になります。

メール配信・オートメーションの違い

どちらもメール配信機能を持っていますが、設計思想が異なります。

beehiiv Kajabi
位置づけ ニュースレターの配信がメイン機能 販売導線の一部としてのメール配信
オートメーション ウェルカムシーケンスなど8種のテンプレ Email Sequence・Automation・ファネルなど無制限に自由設計
開封・クリックトリガー 非対応 対応(オートメーションの起点にできる)
ビジュアルエディター 2026年6月に刷新済み 2026年よりフローチャート型に対応
ファネル機能 〇(ページ+メールを一体設計)

beehiivのオートメーションは「読者を育てる」ことに寄っていますが、Kajabiは「購入後のアップセル」「クイズ合格後の証明書発行」のように、販売プロセスそのものに深く組み込まれた自動化が可能です。この差は、商品を売り始めた段階で効いてきます。

コミュニティ機能

以前は「Kajabiにしかない機能」でしたが、2026年7月のアップデートでbeehiivにもコミュニティ機能が追加され、状況が変わりました。ここは最新情報として整理しておきます。

Kajabiのコミュニティ
Kajabiのコミュニティ
beehiivのCommunity機能
beehiivのCommunity機能

beehiivのCommunity(2026年7月〜)

beehiiv上に、購読者向けのコミュニティスペースを直接作成できる機能が追加されました。ニュースレターの配信と同じアカウントのまま参加してもらえるのが特徴です。

  • スペース(チャンネル)を複数作成し、ディスカッションやアップデート共有ができる
  • 有料購読者だけが入れる限定スペースを作成でき、プレミアムコミュニティやVIPグループとして収益化・囲い込みに使える
  • モデレーションツールが内蔵されており、荒れにくい運用がしやすい
  • 「スペース作成 → 読者を招待 → 会話を始める」の3ステップで開始できる、比較的シンプルな設計

Kajabiのコミュニティ

一方Kajabiは、2024年にコミュニティプラットフォーム「Vibely」を買収して以降、アクセスグループ・チャンネル・ミートアップ(最大200人のビデオ会議)・ゲーミフィケーションなど、より本格的なオンラインサロン運営機能を備えています。さらにコースやコーチング、決済とも統合されているため、「コミュニティ+商品販売」を1つの導線でまとめて設計できます。

どちらを選ぶべきか

beehiiv Community Kajabiのコミュニティ
位置づけ ニュースレターの合間に読者とつながる場 コース・コーチングと統合された事業の一部
ビデオ会議(Meetup相当) 〇(最大200人・時間無制限)
ゲーミフィケーション
会員ランク分け(アクセスグループ) △(有料/無料の区分が中心) 〇(無制限に細かく設定可能)
コース・コーチングとの統合販売 〇(Offerでセット販売可)

「読者同士がちょっと交流できる場が欲しい」程度であれば、beehiivのCommunity機能で十分カバーできるようになりました。一方、コミュニティを商品そのものとして本格運営したいコースやコーチングと組み合わせて販売したいという場合は、引き続きKajabiに分があります。

日本語対応

正直に言うと、どちらも管理画面は英語です。

  • beehiiv:管理画面・サポートともに完全英語。ニュースレターの本文自体は日本語で問題なく書けます。
  • Kajabi:管理画面は英語ですが、生徒さんが見るページの文言は日本語に上書き可能。サポートチャットも自動翻訳で日本語対応しています。

日本語での運用のしやすさという点では、生徒さん向けの画面をカスタマイズできるKajabiに一歩分がありますが、どちらも「執筆・運用は日本語、管理画面は英語」という前提は共通です。

beehiiv → Kajabi、実際の使い分け方(成長ステージ別ロードマップ)

ここが今回いちばん伝えたいポイントです。

ステップ1:beehiivの無料プランでニュースレターを開始する

まずはリスト作りに専念します。おすすめネットワークやSEO対応のウェブサイト公開機能を使い、2,500人までコストゼロで育てます。

ステップ2:リストが育ってきたら、beehiiv内で軽く収益化を試す

広告ネットワークやBoosts、有料購読といった機能はbeehiiv Scaleプラン($49/月〜)で使えます。まだ「自分の商品」を作る前に、ニュースレター単体でどこまで収益化できるかを試すことができます。

ステップ3:コース・コーチング・コミュニティを作る準備ができたらKajabiを導入する

ここが移行のタイミングです。beehiivで育てた読者リストは、CSVファイルでエクスポートし、Kajabiにインポートできます。インポートと同時に無料オファーをプレゼントする設定も可能なので、リストを引き継いだ状態でスムーズに商品販売をスタートできます。

ステップ4(応用):両方を並走させる

必ずしも「乗り換え」である必要はありません。beehiivをSEO集客・ニュースレター専用のフロントとして残しつつ、商品の販売・コミュニティ運営はKajabiで行うという併用スタイルも十分にアリです。実際、beehiivはAIツールと接続するMCP機能にも対応しており、Kajabi MCPと合わせて使うことで、コンテンツビジネスをまたいだ管理もしやすくなってきています。

メリット4
  • 無料期間中に赤字リスクなくリスト作りを検証できる

  • リストが育った状態でKajabiに移行するので、初月から収益化しやすい

  • CSVエクスポート・インポートに両ツールとも対応しているため、移行の手間が少ない

  • beehiivを残したまま併用すれば、集客と販売の役割を分担できる

デメリット2
  • ツールを乗り換える・増やす分、覚えることが増える

  • 一時的に2つの管理画面(どちらも英語)を扱う必要がある

価格プラン

Kajabi

人気
Basic

$149/月

$119/月(年払い)

最も人気のスタンダードプラン

多くのユーザーが利用

Growth

$199/月

$159/月(年払い)

ビジネス向け上位プラン

高度なオートメーション対応

Pro

$399/月

$319/月(年払い)

大規模ビジネス向け

複数管理者・複数サイト対応

beehiiv

プラン 月額(目安) 購読者数 主な特徴
Launch(無料) $0 最大2,500人 無制限メール送信・ウェブサイト・フォーム・基本分析
Scale $49〜/月 1,000人〜 広告NW・Boosts・有料購読・オートメーション・3Dアナリティクス
Max $109〜/月 1,000人〜 Scaleの全機能+beehiivブランディング除去・複数パブリケーション
Enterprise 要問い合わせ 大規模向け 専任担当・SSOなど

より詳しい料金の内訳は、Kajabiの料金プラン詳細beehiivの料金プラン詳細をご覧ください。

こんな人にはbeehiivがおすすめ

  1. これからニュースレターやコンテンツ発信を始めたい人 — まずは無料でリストを育てたい
  2. まだ商品もオーディエンスもない人 — コストをかけずに検証したい
  3. 文章・ブログ中心で発信していきたい人 — 動画コースまでは不要
  4. 広告収益やBoostsで軽く収益化を試したい人 — 手数料0%で収益化の仕組みを試せる
  5. とにかく低コストで始めたい人 — 2,500人までは完全無料
  6. 読者同士がちょっと交流できる場も欲しいが、本格的なコミュニティ事業までは考えていない人 — 2026年7月追加のCommunity機能でカバーできる

こんな人にはKajabiがおすすめ

  1. すでにSNSやメルマガでオーディエンスがいる人 — 今すぐ商品を販売できる土台がある
  2. 動画コース・コミュニティ・コーチングを本格的に販売したい人
  3. メール配信からコミュニティ運営まで、1つのツールに一元化したい人
  4. 高額講座や法人研修など、しっかりとした販売導線が必要な人
  5. すでにTeachableやThinkificなど別ツールから移行を検討している人

こんな人には両方の併用がおすすめ

  1. コンテンツマーケティングと商品販売を分けて管理したい人 — 集客はbeehiiv、販売・運営はKajabi
  2. SEOも意識してブログ的に発信を続けたい人 — beehiivはニュースレターをそのままウェブ公開できる
  3. 将来的にコースやコミュニティも展開したいが、今はまだ準備段階の人
  4. 読者との軽い交流はbeehiivのCommunityで、コース+本格コミュニティ事業はKajabiで、と役割を分けたい人

まとめ

KajabiとbeehiivはどちらもHodapressでオススメしているツールですが、「今どのフェーズにいるか」で選ぶべきものが変わります。

  • リストもオーディエンスもまだない → beehiivで無料から始める
  • 商品を売る準備ができている、もしくはすでにオーディエンスがいる → Kajabiで本格的に販売する
  • 両方使い分ける、または併用する → beehiivで集客し、Kajabiで収益化する

「いきなり高機能なツールに大きな投資をする」のではなく、無料で育てて、必要になったタイミングで本格的なツールに移行するという順番が、結果的にいちばんリスクの低い進め方だと思います。

まずはbeehiivを無料で試してみて、リストが育ってきたらKajabiへの移行を検討してみてください。

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