Cal.comとは?できること・料金・メリット・デメリットを解説
オンライン相談や打ち合わせの予約調整を、メールのやり取りなしで効率化できるのがCal.comです。無料プランでも予約数やイベントタイプ、カレンダー連携にほぼ制限がなく、個人事業主やフリーランスでも使いやすい機能がそろっています。Calendlyに似たサービスですが、API連携やセルフホストにも対応しており、カスタマイズ性の高さも大きな特徴です。
基本情報
- 無料プランあり
- 料金月額12ドルから
- モバイルアプリあり
- APIあり
- Zapierあり
- 無料試用・無料枠14日間
無料プランでも十分使える!
メリット・デメリット
無料プランでもイベントタイプ・予約数・カレンダー連携が無制限
Google MeetやZoom、Stripeなど外部ツールとの連携が豊富
Cal Videoを無料かつ時間制限なしで利用できる
ワークフローやラウンドロビンなど自動化機能が充実している
API連携やセルフホストに対応し、カスタマイズ性が高い
設定項目が多く、初心者には管理画面が複雑に感じやすい
高度なチーム管理やセキュリティ機能は有料プランが必要
セルフホスト版とクラウド版の違いやライセンス体系が分かりにくい
詳細レビュー
Cal.com(カルドットコム)は、無料プランだけでもかなり高機能な、海外発のオンライン予約・スケジューリング管理ツールです。「Cal.comとは何か」を一言でいうと、Calendlyの対抗馬として急成長しているオープンソース系の予約カレンダーツール、といったところでしょうか。
僕自身、フリーランスとして活動する中で予約管理ツールはいくつも触ってきましたが、Cal.comは無料プランの太っ腹さと、痒い所に手が届くカスタマイズ性の両方を兼ね備えている点が印象的でした。この記事では、Cal.comがどんなツールなのか、どんな人に向いているのか、そして2026年時点での最新アップデート内容までまとめて解説していきます。
Cal.comとは?基本情報

Cal.comは、ミーティングやオンライン相談の予約を受け付けるためのスケジューリングツールです。似たようなツールとしてはCalendlyが有名ですが、Cal.comはオープンソースであることを軸に、以下のような特徴を持っています。
- 誰でもソースコードを閲覧・カスタマイズできるオープンソース設計(一部)
- 自分のサーバーにセルフホストすることも可能
- API起点の設計で、外部ツールとの連携がしやすい
- 無料プランでもイベントタイプ・カレンダー連携・予約数が無制限
ちなみに2026年には、AIの普及によってオープンソースコードの脆弱性が見つかりやすくなったことを理由に、ライセンス体系が見直されました。無料・オープンソース版のコードは「Cal.diy」という名称でMITライセンスのもと引き続き無料公開される一方、僕たちが普段使っている商用版(クラウド版)のソースコードは非公開化されています。セルフホストを検討している方は、この違いを押さえておくと良さそうです。
▼こちらの動画でご紹介しています!
Cal.comでできること(主な機能)
Cal.comは無料プランでも以下のような機能が使えます。詳しい設定方法は使い方ガイドの記事で解説しますが、ここでは全体像だけ紹介します。
- 予約ページの作成・公開(イベントタイプごとにカスタマイズ可能)
- Google/Outlook/Appleカレンダーなど主要カレンダーとの連携
- Zoom・Google Meetなどビデオ会議ツールとの連携、または内蔵のCal Videoを利用
- 予約前後のバッファ時間、対応可能時間の細かい設定
- メール・SMSによるリマインダー配信の自動化(ワークフロー機能)
- Stripe・PayPalと連携した有料予約の受付
- チーム利用時のラウンドロビン割り当てや、複数人が同席する集合ミーティング設定
- Zapier・Makeなど100以上の外部ツールとの連携
個人事業主やフリーランスであれば、無料プランだけで日常の予約管理はほぼ完結してしまうボリューム感です。

2026年最新アップデートまとめ
Cal.comは更新頻度がかなり高いツールで、直近でも大きめの変更がいくつか入っています。
まず大きいのが、アプリ全体のデザインシステムの刷新です。管理画面のほぼ全ページが新しいUIコンポーネントに置き換わり、イベントタイプやワークフロー、ルーティングフォームでのドラッグ&ドロップ操作にも対応しました。また、Cal Videoで録画・文字起こししたミーティングを自動で要約してくれる機能や、Whop経由での決済機能 「Cal Pay」 がデフォルトで有効化されるなど、ミーティング前後の手間を減らす方向の改善が続いています。
ゲストには見えない「プライベートメモ」を予約に残せる機能も地味に便利で、商談前の確認事項や社内向けのメモを変数付きで残せるようになりました。
ちなみに、開発元のチームは2026年に日本で合宿を行ったそうで、そのタイミングで累計登録ユーザー数100万人、累計予約数2,000万件を突破したと発表しています。日本にゆかりのある海外ツール、という意味でも個人的に応援したくなるエピソードです。
Cal.comは自動化・AI機能もさらに強化
Cal.comは単純な日程調整ツールにとどまらず、予約後の自動化やAIを使ったスケジュール管理など、周辺機能も継続的に強化されています。
最近のアップデートでは、特に「Workflows」が大きく刷新されました。
Workflows 2.0で予約後の自動化がさらに柔軟に

Cal.comには、予約をきっかけにメールやSMSなどの処理を自動実行できる「Workflows」という機能があります。
新しいWorkflows 2.0では、従来のフォーム型の設定画面から、処理の流れを視覚的に確認できるキャンバス型のエディターへ変更されました。
さらに、単純に上から順番に処理するだけではなく、条件によって処理を分岐できるようになっています。
たとえば、
- 予約者の名前やメールアドレス
- ミーティングの開催場所
- 予約フォームで回答された内容
などを条件として、それぞれ異なる処理を実行できます。
途中に「Filter」を追加して、特定の予約だけ後続処理を実行するといった設定も可能です。
今後は「2日待ってからSMSを送る」といったDelay機能や、予約者のメールアドレスから企業名・役職などを取得するLead enrichment機能も予定されています。
これまで以上に、予約受付からフォローアップまでをCal.comだけで自動化しやすくなっています。
Cal.aiを使ってカレンダーから予約を操作

AIを活用した「Cal.ai」もCal.comのアプリストアに再登場しています。
Cal.aiをインストールすると、カレンダー上で
@cal book alice
のように予定を入力するだけで、Cal.aiが双方の空き時間を確認し、Cal.comを使って自動的にミーティングを予約してくれます。
指定した時間が合わない場合には別の候補時間を提案してくれるほか、
- cancel(キャンセル)
- reschedule(日程変更)
- block(時間をブロック)
- ooo(不在設定)
などの操作にも対応しています。
通常の「予約ページを相手に送る」というCal.comの使い方だけでなく、自分自身のスケジュール管理をAIに任せる方向にも機能が広がっています。
候補日時の提案や決済機能も改善
そのほかにも、予約機能そのものにも複数の改善が追加されています。
「Booking Proposals」では、相手に複数の候補日時をまとめて送り、メールから好きな時間を選択してもらえるようになりました。候補として提示した時間は、相手が選択するまで一時的に確保することもできます。
また、有料相談やオンラインサービスを販売する場合に便利なのが決済機能の改善です。
予約を受け付けた時点ではなく、予約を承認したタイミングで決済する「Payment on approval」 や、イベントごとに返金ポリシーを設定してキャンセル時の返金を自動化する機能も追加されています。
さらに、一つのイベントタイプに「対面」「電話」「ビデオ通話」など複数の開催方法を設定し、予約者自身に選んでもらうことも可能になっています。
Cal.comは現在、単純な日程調整ツールというよりも、予約受付・自動化・決済・オンラインミーティングまでをまとめて管理できる予約プラットフォームへと進化しています。
無料プランでもイベントタイプ・カレンダー連携が無制限
オープンソース由来のカスタマイズ性・拡張性の高さ
Cal Videoなど自社製ビデオ会議ツールも無料かつ時間制限なし
ワークフローやラウンドロビンなど自動化機能が豊富
アップデート頻度が高く、機能追加のスピードが早い
管理画面はカスタマイズ項目が多く、最初はやや複雑に感じる
高度なチーム機能や監査ログはOrganizations以上のプランが必要
セルフホスト版は商用版と機能差があり、ライセンス体系もやや分かりにくい
Cal.comが向いている人・向いていない人
向いている人
- フリーランス・個人事業主で、無料で高機能な予約ツールを探している人
- 顧客対応やチームでのラウンドロビン割り当てなど、複雑なスケジューリングをしたい企業
- ノーコードで自動リマインダーやフォローアップメールまで組みたい人
- API連携やセルフホストなど、カスタマイズ性を重視するエンジニア寄りのユーザー
向いていない人
- 週に1〜2件程度の打ち合わせしかなく、既存のツールに予約機能が付いている人
- とにかくシンプルな画面で、設定項目を増やしたくない人
料金プランについて
Cal.comには無料プランのほか、チームやより高度なセキュリティ要件に対応した有料プランが用意されています。ざっくりと以下のようなイメージです。
- Free:個人利用向け。基本機能はほぼ無制限
- Teams:チーム利用向け。ラウンドロビンやルーティングフォームなどが解放される有料プラン
- Organizations:複数チームやより高度な権限管理が必要な組織向け
- Enterprise:個別見積もり。SLAやHRIS連携などが必要な大企業向け
Cal.comの価格表
最終更新日
無料プランあり
料金は米ドル(USD)表示
| プラン | 月払い | 年払い(月額換算) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 /月 | 情報なし | 個人スケジューリングを無料で始めたい人向け |
| |||
| Teams | $16 /月 | $12 /月 | 小規模チーム・スタートアップの共同予約向け |
| |||
| Organizations | $37 /月 | $28 /月 | 統制とセキュリティが必要な大規模組織向け |
| |||
| Enterprise | 情報なし | 情報なし | 専任サポートとSLAが必要な大規模企業向け |
| |||
Free
個人スケジューリングを無料で始めたい人向け
- 月払い
- $0 /月
- 年払い(月額換算)
- 情報なし
- 1ユーザー限定の無料プラン
- イベントタイプ・カレンダー接続は無制限
- メール・SMS通知、100以上のアプリ連携
- Stripe・PayPal決済やモバイルアプリ対応
- 利用回数の上限なし(公式表記)
Teams
小規模チーム・スタートアップの共同予約向け
- 月払い
- $16 /月
- 年払い(月額換算)
- $12 /月
- ユーザー(シート)単位の課金
- 年払い時の月あたり$12(公式表示)、年額$144/ユーザーは計算値
- 1チーム、共有空き状況、ラウンドロビン・集団・管理イベントなど
- ブランディング削除、ルーティングフォーム、予約分析、カスタムAPI
- 14日間の無料トライアルあり
Organizations
統制とセキュリティが必要な大規模組織向け
- 月払い
- $37 /月
- 年払い(月額換算)
- $28 /月
- ユーザー(シート)単位の課金
- 年払い時の月あたり$28(公式表示)、年額$336/ユーザーは計算値
- 無制限のサブチーム、独自サブドメイン、SAML SSO・SCIM
- SOC 2・HIPAA・ISO 27001対応
- 14日間の無料トライアルあり
Enterprise
専任サポートとSLAが必要な大規模企業向け
- 月払い
- 情報なし
- 年払い(月額換算)
- 情報なし
- 料金は要問い合わせ(年契約)
- 専任オンボーディング・エンジニアリング支援
- SLA・稼働保証、優先Slack・アカウントサポート
- HRIS・ディレクトリ連携、専用データベース
- 申し込みは営業窓口から
Cal.comの代替ツールも気になる方へ
「Cal.com以外の選択肢も見ておきたい」という方向けに、Cal.comの代替ツールを比較した記事も用意しています。Calendlyなど他の予約管理ツールとの違いを、Cal.comの弱点をベースにまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。
よくある質問
Cal.comは無料でどこまで使えますか?
無料プランでもイベントタイプの作成数、カレンダー連携数、予約受付数に上限はありません。ビデオ会議もCal.com純正のCal Videoであれば時間制限なしで利用できます。
Cal.comは日本語に対応していますか?
以前は日本語に対応していませんでしたが、現在は管理画面の言語設定から日本語を選択できるようになっています。
Cal.comとCalendlyはどちらがおすすめですか?
どちらも予約管理ツールとしての基本機能は近いですが、Cal.comはオープンソース由来のカスタマイズ性やAPI連携の自由度に強みがあります。細かい違いは代替ツール比較記事でまとめています。
Cal.comは自分のサーバーにセルフホストできますか?
オープンソース版(Cal.diy)を使えばセルフホストが可能です。ただし商用版とは機能差があるため、事前に確認しておくと安心です。
Cal.comのビデオ会議機能(Cal Video)は無料で使えますか?
はい、無料プランでもCal Videoは利用でき、Zoomの無料プランのような40分などの時間制限はありません。
まとめ
Cal.comは、無料プランの機能量とカスタマイズ性のバランスが良い、海外発の予約管理ツールです。
個人利用はもちろん、チームでの複雑なスケジューリングにも対応できる懐の深さがあるので、既存の予約ツールに物足りなさを感じている方は一度試してみる価値があると思います。
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