こんな方におすすめの記事です
- Netlifyの無料プランで「何ができて、どこから有料になるのか」を知りたい
- 個人サイトから本格的な商用サイトへ移行するタイミングを見極めたい
- クレジット制という料金の仕組みがよく分からず、想定外の課金が不安
- Personal・Pro・Enterpriseのどれを選べばいいか迷っている
Netlifyの基本的な機能や評判についてはNetlifyレビュー記事で詳しく解説しています。本記事では料金面に絞って、公式の最新プラン情報をもとに解説します。
結論:まずはFreeプランで十分なケースが多い
個人のポートフォリオサイトや、更新頻度の低いコーポレートサイトであれば、Freeプラン(無料・永年)で十分に運用できます。月間300クレジットの上限の範囲内に収まることが多いためです。
一方で、チームでの運用、本番トラフィックの増加、プライベートリポジトリでの開発が必要になったタイミングで、Personal($9/月)やPro($20/月・メンバー数無制限)への移行を検討するとよいでしょう。

Netlifyのプラン比較表(2026年版)
| Free | Personal | Pro | Enterprise | |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | $0(永年無料) | $9/月 | $20/月(メンバー無制限) | カスタム(月額$500〜) |
| 月間クレジット | 300 | 1,000 | 3,000/チーム | カスタム |
| 追加クレジット | 購入不可 | $5で500クレジット追加 | $10で1,500クレジット追加 | カスタム |
| 同時ビルド数 | 1 | 1(追加は$40/本) | 3(追加は$40/本) | カスタム |
| プレビューサーバー | 1 | 1(追加は$15/本) | 1(追加は$15/本) | カスタム |
| シークレット検知 | – | ○ | ○ | ○ |
| 観測性(オブザーバビリティ) | – | 1日分 | 30日分の分析・メトリクス | ○ |
| プライベート組織リポジトリ | – | – | ○ | ○ |
| SLA | – | – | – | 99.99% |
| SSO・SCIM | – | – | – | ○ |
| サポート | コミュニティのみ | 優先メールサポート | 優先メールサポート | 24時間365日の専任サポート |
※2026年6月時点のNetlify公式価格表に基づきます。最新の価格・クレジット仕様はNetlify公式サイトで随時ご確認ください。
各プランの詳細
Freeプラン($0/月・永年無料)
個人や小規模プロジェクトの「まずは試してみたい」というニーズに向いたプランです。AI・Git・APIからのデプロイ、無制限のデプロイプレビュー、独自ドメイン+SSL、サーバーレス関数、グローバルCDNといった主要機能が無料の範囲に含まれています。
月間クレジットの上限は300で、ビルド回数やアクセス量に応じてこのクレジットが消費されます。同時に走らせられるビルドは1つまでで、観測性(ログやエラーの可視化)機能には含まれません。ポートフォリオサイトや、更新頻度が低い静的サイトであれば、この上限内で運用できるケースが多いです。
Personalプラン($9/月)
Freeプランの内容に加えて、シークレット情報(APIキーなど)の誤コミットを検知する機能、1日分のログ・観測性、優先メールサポートが追加されます。月間クレジットは1,000に増え、不足した場合は$5で500クレジットを追加購入できます。
「実際のアクセスが発生し始めた個人サイト」「小規模だが商用利用しているサイト」のステップアップ先として位置づけられています。
Proプラン($20/月・メンバー数無制限)
2026年4月以降、Proプランはメンバー(席数)に応じた追加課金がなくなり、チーム全体で$20/月から利用できるようになりました。プライベートな組織リポジトリへの接続、環境変数の共有、3つまでの同時ビルド、30日分の分析・メトリクスなど、チーム開発向けの機能が揃っています。
月間クレジットは3,000で、チーム単位の合計として扱われます。不足分は$10で1,500クレジットの追加購入が可能です。「Best Value(最もお得)」として案内されることが多いプランで、複数人での運用や、ある程度の本番トラフィックがあるプロジェクトに向いています。
Enterpriseプラン(カスタム・$500/月〜)
99.99%のSLA、エンタープライズ向けネットワーク、高性能ビルド、SSO・SCIMによる認証連携、ログのドレイン(外部への転送)、組織全体の管理機能、24時間365日の専任サポートが含まれます。
料金はカスタム見積もりとなるため、必要な要件を整理した上でNetlifyへ直接問い合わせる形になります。コンプライアンス要件が厳しい企業や、大規模なトラフィックを扱うプロジェクトに向いたプランです。
クレジット制の仕組みを理解する
Netlifyは2025年9月以降、帯域(バンド幅)・コンピュート・AI推論・Webリクエスト・本番デプロイといった複数の利用項目を、まとめて「クレジット」という単位で消費する仕組みに統一されています。プロジェクトの使い方によって、どの項目がどれだけクレジットを消費するかが変わってくるため、自分のサイトがどの機能をよく使うかによって、実際の消費ペースは変動します。
毎月の上限クレジットに達すると、新しい請求サイクルが始まるまでサイトが一時停止状態になります。利用量が50%・75%・100%に達した時点でメールとアプリ内通知が届く仕組みになっているため、気づかないうちに上限を超えてしまう心配は少ないです。なお、1つのプロジェクトが上限に達すると、同一アカウント内の他のプロジェクトも合わせて停止される点には注意が必要です。

有料プランでは「自動チャージ(auto recharge)」という設定をオンにすることで、クレジットが少なくなった際に少量ずつ自動的に補充されるようにできます。この設定は初期状態ではオフになっており、チームオーナーのみが有効化できます。予期せぬ課金を避けたい場合は、オフのままにしておくのが安全です。
無料プランから有料プランへ移行する目安
以下のような状況になったら、Personal以上への移行を検討するタイミングです。
- 月間クレジットが慢性的に上限の300に近づいている、または超えている
- お問い合わせフォームへの送信数や、サイトへのアクセスが安定して増えてきた
- プライベートなGitリポジトリで開発したい、または複数人でチーム運用したい
- サイトが停止すると業務やビジネスに影響が出る(つまり「個人の実験用」ではなくなった)
逆に、ポートフォリオサイトのように「見てもらえれば十分」という用途であれば、Freeプランのままで問題ないケースがほとんどです。
Netlifyの料金は他サービスと比べて高い?安い?
Netlifyと類似サービスとの機能・料金比較はNetlify vs 競合サービス比較で詳しく解説しています。簡単に言うと、Netlifyは無料プランの機能の幅広さでは優れていますが、アクセス量が多くなった場合の費用感はサービスによって差が出やすい部分です。
本格的に商用利用する前に、想定アクセス数とクレジット消費の目安を照らし合わせておくことをおすすめします。
まずは無料プランで試してみる → Netlifyを無料で始める
よくある質問(FAQ)
Netlifyの無料プランに期限はありますか?
いいえ、Freeプランは期限なく無料で使い続けられます。月間300クレジットという利用上限はありますが、プラン自体に終了日や試用期間の制限はありません。
Supabaseのように定期的にアクセスしていないと停止させられることもありません。
Netlifyのクレジットがなくなったらどうなりますか?
上限に達すると、次の請求サイクルが始まるまでサイトが一時停止状態になります。有料プランへアップグレードすれば、その時点で自動的にサイトの稼働が再開します。利用量が50%・75%・100%に近づくと事前に通知が届くため、気づかないうちに突然停止することは少ない仕組みになっています。
Netlifyの支払い方法は何に対応していますか?
基本的にクレジットカードのみの対応です。PayPalや銀行振込、暗号資産での支払いはできません。例外としてEnterpriseプランでは、ACHや銀行振込での支払いに対応しています。
以前からNetlifyを使っている場合、新しい料金プランに変更する必要がありますか?
2025年9月4日より前にアカウントを作成している場合、現在のプランをそのまま継続して使うことができ、変更は必須ではありません。新しいクレジット制のプランへ移行したい場合は、チームオーナー権限でNetlifyの管理画面から手動で切り替えることができます。
オープンソースプロジェクトは料金が安くなりますか?
条件を満たすオープンソースプロジェクト向けに、Netlifyは専用のOpen Sourceプランを用意しています。通常より多めの月間クレジット、本番デプロイの無料提供、チームメンバー数の無制限などが含まれます。


