別の記事で「Circleとは?」という概要をご紹介しましたが、今回は多くの方が一番気になるであろう料金プランについて、実際の比較表をもとに詳しく解説していきます。
Circleには「Professional」「Business」「Circle Plus」の3つのプランがあり、単純に価格だけでなく、自動化機能・API・ブランディング・サポート体制 など、プランごとにできること・できないことがかなりはっきり分かれています。
「とりあえず一番安いプランで」と選んでしまうと、後から機能不足に気づいて上位プランへの乗り換えが必要になるケースもあるので、この記事で全体像を掴んでから選んでいただければと思います。
Circleの料金プラン:まずは全体像

2026年8月時点のプラン構成は以下の通りです。
| Professional | Business(人気No.1) | Circle Plus | |
|---|---|---|---|
| 月額(年払い時の表示価格) | $89〜 | $199〜 | 要問い合わせ(カスタム見積もり) |
| 想定される利用者 | まずコミュニティを立ち上げたい人 | 本格的に自動化・分析をしながら運営したい人 | 大規模・エンタープライズ運営 |
| 無料トライアル | 14日間 | 14日間 | 個別相談 |
Business プランには公式サイト上で「MOST POPULAR」というバッジが付いており、Circle自身も「多くのユーザーがこのプランを選んでいる」ことをアピールしています。実際、後述する通り自動化やブランディングまわりの重要な機能はBusinessプラン以上でないと使えないため、本気でコミュニティビジネスとして育てていくならBusinessが実質的な標準ライン になっていると考えてよさそうです。
Professionalプラン($89/月〜)の特徴
Professionalは、Circleのエントリープランです。「Get key community building features, all in one place(コミュニティ運営に必要な主要機能が1か所に揃っている)」というコンセプト通り、コミュニティ・コース・イベント・ウェブサイトビルダー・ライブ配信・ゲーミフィケーションなど、基本的な機能は一通り含まれています。
できること
- メンバー数は無制限
- コース、ディスカッション、イベント、ライブストリーム、ライブルームなど主要なコンテンツタイプはすべて利用可能
- 独自ドメインの接続、カスタムブランディング(色・ロゴ)
- ゲーミフィケーション、有料メンバーシップ(Paywall)
- Circle AI(月2,500クレジットまで)
主な制限
- スペース数:20個まで
- 管理者アカウント:3個まで
- モデレーター:10人まで
- ストレージ:200GB
- ライブ配信視聴者:100人、ライブルーム参加者:15人、配信時間:月10時間まで
- 取引手数料:2%(Stripeの決済手数料とは別に、決済ごとにCircle側の手数料がかかります)
できないこと(Business以上が必要)
- オートメーション(ワークフロー)機能が一切使えません。 自動化数0個・スケジュールワークフロー0個・一括アクションも0個で、メンバーへの自動ウェルカムメッセージや、条件に応じたタグ付けなどの自動化はProfessionalでは組めません。
- API(Admin API・Headless Member API)が使えない
- AIによる文字起こし、AIコンテンツライター機能が使えない
- Circleのブランディング(「Powered by Circle」的な表示)を消せない
月$89〜という比較的手頃な価格で主要機能が揃う
メンバー数は無制限
Circle AIも一定量まで利用可能
自動化・API連携がまったく使えない
スペース数・管理者数・モデレーター数に上限があり、運営体制が大きくなると窮屈
Circleブランディングを消せないため、ブランドを完全に隠したい場合は不向き
向いているシーン: まずは小〜中規模でコミュニティを立ち上げてみたい方、自動化ツールなしでも回せる規模感の方、コストを抑えてスタートしたい方に向いています。ただし、後述の通り追加料金なしでは「プロフィールのカスタム項目」や「送信元メールアドレスのブランド化」すら使えない点には注意してください。
Businessプラン($199/月〜)の特徴
BusinessはProfessionalの上位版で、自動化・API・ブランディング周りが一気に解放される プランです。公式サイトでも「Scale your community with workflows and customizations(ワークフローとカスタマイズでコミュニティを拡大する)」と位置付けられており、Circleを本格的なビジネス基盤として使うなら、実質的にこのプランからがスタートラインと言えます。
Professionalに追加される主な機能
- ワークフロー(自動化)機能:オートメーション20個、スケジュールワークフロー20個、一括アクション月20回まで利用可能
- カスタムプロフィール項目:メンバー情報を独自の項目で収集できる(Professionalでは月$49の別料金アドオン)
- API連携:Admin API(月5,000リクエストまで)、Headless Member API(月間アクティブユーザー100人まで)
- ブランド化されたメール通知:送信元メールをCircleではなく自社ドメインにできる(Professionalでは月$40の別料金アドオン)
- Circleブランディングの完全非表示(ホワイトラベル化)
- コンテンツ co-pilot、AIによる自動文字起こし、Activity Scores(メンバーの活性度分析)
- 標準の移行サポートサービス


上限も緩和される
- スペース数:30個、管理者:5人、モデレーター:15人
- ストレージ:500GB
- ライブ配信視聴者:200人、ライブルーム参加者:20人、配信時間:月15時間まで
- 取引手数料:1%(Professionalの半分)
自動化(ワークフロー)が使えるようになり、オンボーディングや再エンゲージメントの手間を大幅に削減できる
Circleブランディングを消して自社ブランドとして運営できる
取引手数料がProfessionalの半分(1%)になる
Admin API・Headless APIで外部システムとの連携がしやすくなる
月額$199〜と、Professionalから一気にコストが上がる
それでもワークフローは20個までなど、上限は残っている
AI Agentsやカスタムシングルサインオン(SSO)などはこのプランでもまだ使えない
向いているシーン: ある程度の規模で有料コミュニティ・メンバーシップを運営していて、オンボーディングやフォローアップを自動化したい方、自社ブランドとしてCircleを使いたい方、外部ツールとAPI連携をしたい方に向いています。
Circle Plus(要問い合わせ・カスタム価格)の特徴
Circle Plusは、公式サイトで「Run your business with AI Agents, hands-on expert strategy, and optional branded apps(AIエージェント・専任の戦略サポート・オプションのブランデッドアプリでビジネスを運営する)」と紹介されている、いわゆるエンタープライズ向けプランです。価格は非公開で、問い合わせ・商談を経て個別に見積もりが提示される形式になっています。
Businessに追加される主な機能
- AI Agents・AIワークフロー:メンバーからの質問に自動応答するAIエージェントや、AIを使った高度なワークフローが利用可能
- AIモデレーション、ナレッジエンジン、AIインボックス:Business以下では使えないAI関連機能がフルで解放される
- カスタムシングルサインオン(SSO):Auth0などを使った独自のSSO連携(Facebook・Twitter・WordPress・Teachableなど主要ツールとのSSOはBusiness以下でも利用可能)
- 管理者・モデレーター数が無制限に
- スペース数・ライブ配信の上限も「Flexible(柔軟に対応)」となり、事実上の上限緩和
- ストレージ:1TB
- 取引手数料:0.5%(最も低い)
- Email Hub(メール配信機能)の1万件分の連絡先が料金に含まれる
- サンドボックス環境(本番に影響を与えずにテストできる環境)
サポート・サービス面
- 優先技術サポート、コンシェルジュ形式のオンボーディング
- 専任のカスタマーサクセスマネージャー
- 優先的なプラットフォーム移行サポート
ブランデッドアプリはオプション扱い

Circle Plusの契約者は、追加のオプションとして自社ブランドのiOS・Androidアプリ(Branded Apps) を申し込むことができます。ただし、これはCircle Plusの基本料金に含まれるものではなく、「Talk to sales(営業に問い合わせ)」という表示の通り、別途カスタム見積もりが必要な追加サービス です。
アプリ内課金対応、フルマネージド運用、専任ローンチチームなどが含まれる本格的なサービスなので、Kajabiのブランデッドアプリ(月額199ドルの定額オプション)のような分かりやすい価格設定ではない点は覚えておきたいところです。
Kajabi
30日間返金保証あり個人・企業問わずにオンラインビジネスに必要な機能を備えたオールインワンツール
価格
月額179ドルから
無料プラン
なし
試用・無料枠
14日間
総評
当サイト限定で無料トライアル30日間に延長、日本語ガイド・動画コースをプレゼント!
向いているシーン: 大規模なコミュニティ・複数ブランドを運営している企業、AIを使った自動対応やモデレーションを本格的に導入したい方、専任サポートを受けながら運営したい方、独自ブランドのモバイルアプリまで見据えている方向けのプランです。
追加でかかりやすい費用(アドオン)
Circleは基本プランの料金以外にも、必要に応じて課金される「アドオン」がいくつかあります。ここを見落とすと、想定より月々のコストが膨らみやすいので要チェックです。
| アドオン | 内容 | Professional | Business | Circle Plus |
|---|---|---|---|---|
| Email Hub(メール配信) | 連絡先数に応じた従量課金 | 別料金 | 別料金 | 1万件まで込み |
| カスタムプロフィール項目 | メンバー情報の独自項目 | $49/月 | 込み | 込み |
| 送信元メールのブランド化 | 通知メールを自社ドメインで送信 | $40/月 | 込み | 込み |
| 管理者の追加 | 1人あたり | $10/月 | $10/月 | 込み(無制限) |
| モデレーターの追加 | 10人あたり | $20/月 | $20/月 | 込み(無制限) |
| スペースの追加 | 10個あたり | $20/月 | $20/月 | 要問い合わせ |
| ライブ配信視聴者の追加 | 100人あたり | $20/月 | $20/月 | 要問い合わせ |
| ライブ配信時間の追加 | 10時間あたり | $50/月 | $50/月 | 要問い合わせ |
Email Hubは特に見落としやすいアドオンです。連絡先数によって金額が変わる従量課金制で、たとえば1万件の連絡先を登録する場合、基本プラン料金に加えて追加で月$99前後 かかる目安になっています(最初の30日間は無料)。すでにメール配信ツールを持っている場合は、無理にEmail Hubへ移行せず、既存ツールとZapierなどで連携する運用でも十分だと思います。
取引手数料についてもう一度整理
Circleでは、Paywall(決済機能)を通じた売上に対して、Stripeの決済手数料とは別にCircle独自の取引手数料 がかかります。
- Professional:2%
- Business:1%
- Circle Plus:0.5%
たとえば月商50万円のコミュニティをProfessionalで運営している場合、月1万円が取引手数料として引かれる計算になります。売上規模が大きくなるほど、上位プランへの切り替えによる手数料率の低下が、プラン料金の差額を上回るケースも出てくるので、売上が伸びてきたタイミングで一度シミュレーションしてみる ことをおすすめします。
結局どのプランを選ぶべきか?
ここまでの内容を踏まえて、シーン別にざっくりとした選び方をまとめます。
- とりあえず低コストでコミュニティを立ち上げて様子を見たい → Professional
- オンボーディングや会員フォローを自動化したい/自社ブランドとして運営したい/API連携をしたい → Business(多くのユーザーがこのプランを選んでいます)
- すでに大規模なコミュニティを運営している/AI活用やブランデッドアプリまで見据えている/専任サポートが欲しい → Circle Plus






