Circle(Circle.so)とは?特徴・料金プラン・向いている人を解説【2026年】
オンラインコミュニティを作るなら、FacebookグループやDiscordだけが選択肢ではありません。Circle(Circle.so)は、コミュニティを中心に、オンラインコース、イベント、ライブ配信、決済、メール配信までまとめられる海外発のプラットフォームです。この記事では、Circleの特徴や主な機能、料金の目安、メリット・注意点、そしてどんな人に向いているのかをわかりやすく紹介します。
基本情報
- 無料プランなし
- 料金月額89ドルから
- モバイルアプリあり
- APIあり
- Zapierあり
14日間の無料トライアルあり
特におすすめの方
実際に使ってレビューした中で、僕が「特に相性が良い」と感じたユーザー層です。もちろん幅広い用途で利用できますが、特におすすめしたい方を掲載しています。
メリット・デメリット
コミュニティ・コース・イベント・決済などを1つのプラットフォームでまとめて運営できる
SpacesやAccess Groupsを使って会員ごとに細かくアクセス権限を設定できる
洗練されたUIで、有料コミュニティやオンラインサロンを作りやすい
ライブ配信やチャット、掲示板などメンバー同士の交流機能が充実している
モバイルアプリやカスタムドメインなどブランディング機能が充実している
月額料金に加えて取引手数料や有料アドオンがあり、運営コストが高くなりやすい
修了証や本格的な採点機能など、LMSとしての学習管理機能は弱い
決済方法がStripeに限られ、日本語対応や日本語での公式サポートも限定的
詳細レビュー
こんにちは、Hodapressを運営しているHodaです。普段はKajabiパートナーとして日本語サポートをメインに活動していますが、このサイトでは特定のツールに偏らず、いろんなデジタルビジネスツールをフラットに紹介するようにしています。
今回取り上げるのは、海外で急速にユーザーを増やしている コミュニティプラットフォーム「Circle(Circle.so)」 です。「オンラインサロンを始めたいけど、DiscordやFacebookグループだと機能が物足りない」「Kajabiやbeehiiv以外の選択肢も見ておきたい」という方向けに、Circleがどんなツールなのか、概要と特徴、ざっくりとした料金感、そしてどんな人に向いているのかをまとめました。
細かい料金プランの内訳や、KajabiやSkoolなど他ツールとの詳しい比較は別記事で扱う予定なので、この記事では「そもそもCircleって何?」という部分を掴んでいただければと思います。
Circleとは?

Circle(Circle.so)は、2020年にSid Yadav氏、Rudy Santino氏、Andrew Guttormsen氏の3名によって立ち上げられたコミュニティ構築プラットフォームです。3人とも、コース販売プラットフォームTeachableの出身者という経歴を持っています。
もともとはシンプルなコミュニティ専用ツールとしてスタートしましたが、現在ではコース機能・イベント機能・メール配信・ランディングページ作成・決済(Paywall)・モバイルアプリまでを備えたコミュニティ中心のオールインワンプラットフォームへと進化しています。
Kajabiが「マーケティング・販売」を軸にコミュニティやコースを取り込んでいったオールインワン型なのに対し、Circleは「コミュニティ」を軸に周辺機能を拡張していったオールインワン型、というイメージを持っておくとわかりやすいと思います。
海外では、Pat Flynn氏やAli Abdaal氏、Jay Clouse氏といった著名なクリエイターのコミュニティ・メンバーシップ運営にも採用されており、コーチ・専門家・クリエイター向けの有料コミュニティやマスターマインド運営で特に評価されているプラットフォームです。
ちなみに、日本の事例としてウェブサイト作成ツールの Studio Community で利用されていることを確認しています。
無料でざっくりと雰囲気を確認することができるので、是非日本語での運営を検討されている方はご確認ください。
もしくは、Circle公式のこちらの実際のコミュニティからも見え方を確認することができます。
Circleの主な機能・特徴
Circleの機能は多岐にわたりますが、ここでは代表的なものをざっくりとご紹介します。
コミュニティ(Spaces / Space Groups / Access Groups)

Circleの中心となるのが「Spaces(スペース)」という機能です。Slackのチャンネルに近いイメージで、1つ1つのスペースに「ディスカッション(掲示板形式)」「チャット」「コース」「イベント」「メンバー一覧」など、決まった1種類のコンテンツタイプを割り当てて作成します。
作成したスペースは「Space Groups(スペースグループ)」としてサイドバーにまとめて表示できるため、コミュニティが大きくなってもある程度整理された状態を保ちやすいのが特徴です。
スペースごとに公開・非公開・シークレットとアクセス範囲を細かく設定できる
チャット・投稿・コース・イベントなど複数のコンテンツタイプに対応
投稿エディターがNotionのようなスラッシュコマンド式で、動画・音声・埋め込みなどをリッチに扱える
1つのスペースには1種類のコンテンツタイプしか設定できない(掲示板+イベント+コースを1か所にまとめる、という使い方はできない)
スペース数はプランごとに上限がある
さらに、複数のスペースへのアクセス権をまとめて管理できる「Access Groups(アクセスグループ)」という仕組みもあります。無料会員・スタンダード会員・VIP会員のようにティア(階層)を作り、それぞれに見られるスペースの組み合わせを紐付けて、決済(Paywall)と連動させることができます。会員ティアが複数あるメンバーシップビジネスを運営したい場合、この仕組みはかなり便利です。
オンラインコース機能

Circleではコミュニティの中にコーススペースを作成し、動画・音声・テキスト・ダウンロード資料などを組み合わせた講座を提供できます。配信方式は 「自己ペース型(購入後すぐ全部見れる)」「構成型(登録日を起点に段階的に公開)」「スケジュール型(全員同じ日に一斉公開)」 の3パターンから選べます。
ブラウザ上で直接収録できるネイティブの録画機能や、動画の自動文字起こし(AIによるトランスクリプト)など、地味に便利な機能も揃っています。
一方で、修了証(証明書)の発行、SCORM対応、本格的な採点・成績管理機能といった「がっつりとしたLMS(学習管理システム)」寄りの機能は、現状は標準では備わっていません。この点は、Kajabiや専用のコース販売ツールと比較した際にCircleの弱点としてよく指摘されるポイントです。
イベント・ライブ配信

Circleにはビデオ会議機能が内蔵されており、Zoomなどの外部ツールなしにライブセッションを開催できます。少人数の双方向セッション向けの「Live Rooms」と、講師のみがカメラをオンにして視聴者はチャットで参加する配信向けの「Live Streams」の2種類が用意されています。
録画の自動保存や、非公開URLでの限定公開といったコントロールも可能です。ただし、参加人数や配信時間にはプランごとに上限があり、大規模なウェビナーを頻繁に行いたい場合は上位プランへの加入や追加オプションの購入が必要になる点は覚えておきたいところです。
ウェブサイト・ランディングページ

Circle単体でランディングページやシンプルなウェブサイトを作成できるページビルダーも搭載されています。
テンプレートとブロックを組み合わせるタイプのビルダーで、コーディング不要で使える反面、デザインの自由度は専用のページビルダーツールほど高くはありません。「コミュニティの入り口となる簡単な販売ページが作れれば十分」という方には十分な機能です。
メール配信(Email Hub)

Circleには「Email Hub」という名前のメール配信機能があります。一斉配信・セグメント配信・自動配信(シーケンス)に対応しており、メンバーの入会・イベント参加・購入といったアクション起点でメールを自動送信することも可能です。
ただし、Email Hubは基本プランに含まれる機能ではなく、有料アドオン という扱いです。すでに使い慣れたメール配信ツールがある場合は、無理にEmail Hubへ切り替えず、Zapierなどで連携する運用でも問題ないと思います。
決済・収益化(Paywall)
Circleでは「Paywall」という機能でスペースやコース、アクセスグループへのアクセスを有料化できます。ワンタイム課金、サブスクリプション、分割払い、無料トライアル、クーポンなど、基本的な販売設計は一通り揃っています。
一点注意したいのが、Circleの決済は Stripeのみに対応 しているという点です。PayPalには対応していないため、Stripeが使えない国・地域では実質的にPaywall機能自体が使えません。
また、決済ごとに手数料(Stripe側の手数料に加えて、プランに応じたCircle独自の取引手数料)が発生する仕組みになっている点も、料金を検討する際に見落としやすいポイントです(詳しい料金体系は別記事でまとめます)。
モバイルアプリ・ブランディング

CircleはiOS・Android向けの公式アプリを提供しており、上位プラン(Circle Plus)では自社ブランドのアイコン・アプリ名で公開できる、いわゆる「ブランデッドアプリ」も用意されています。
カスタムドメインの接続や、ロゴ・テーマカラーの変更、上位プランでのCircleブランディングの完全非表示など、ブランディング面の作り込みもある程度可能です。
ゲーミフィケーション・AI機能
比較的新しいアップデートとして、投稿やコメント、コース修了などのアクションに応じてポイント・バッジ・ランキングが付与されるゲーミフィケーション機能や、コミュニティ運営を補助するAI機能(要約作成、投稿の下書き、メンバーからの質問への自動応答など)も追加されています。まだ発展途上の部分もありますが、Circleが「コミュニティ体験の質」に力を入れ続けていることが伝わってくる領域です。
Circleの料金プラン
ざっくりとですが、Circleの料金プランは、大きく分けて次のような構成になっています(2026年8月時点の情報です。細かい金額・条件は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください)。
- エントリープラン:月額80〜90ドル台〜(年払い時の表示価格)
- ビジネスプラン:月額200ドル前後
- 上位プラン(Circle Plusなど):要問い合わせの個別見積もり
↓Circleの価格プラン

ここで1つ注意しておきたいのが、Circleの料金ページに表示されている金額は「年払い」を前提とした割引後の価格 だという点です。実際に月払いで契約しようとすると、表示価格より高い金額になるケースがあるので、契約前に必ず「月払いにした場合の実際の金額」を確認することをおすすめします。
また、上でも触れた通り決済のたびに一定の取引手数料がかかること、メール配信(Email Hub)が別料金のアドオンであること、自動化(ワークフロー)機能が上位プランでのみ使えることなど、「基本料金+αのコスト」が発生しやすい設計になっている点も踏まえて予算を考えるのがおすすめです。
このあたりの詳しい料金シミュレーションや他ツールとの費用比較は、また別の記事で詳しく扱う予定です。
Circleに向いている人
- コミュニティそのものを主力商品として運営したい人(マスターマインド、コーチング型コミュニティ、専門家同士のネットワークなど)
- すでに集客の土台(オーディエンスやリスト)があり、有料コミュニティとして収益化を狙いたい人
- 洗練されたUI・ブランディングを重視する人
- 複数の会員ティア(無料/スタンダード/VIPなど)を作り、階層的にコンテンツを出し分けたい人
- ライブイベントやコーチングコールなど、双方向のやり取りを重視した運営をしたい人
Circleが向いていない人
- とにかく低コストでシンプルに始めたい人(月額コスト+取引手数料+アドオン費用を考えると、決して安価なツールではありません)
- 修了証発行や本格的な採点機能を含む、資格講座・認定プログラムレベルのコースを作りたい人
- PayPalなど、Stripe以外の決済手段をメインにしたい人
- 日本語での公式サポートや、完全日本語化された管理画面を重視する人(Circleは基本的に英語ベースのツールで、現時点で日本語ローカライズに関する明確な情報はありません)
- すでにメール配信・決済・コミュニティなど各機能を別ツールで運用していて、特に不満がない人
まとめ
Circleは、「コミュニティ体験の質」を軸にコース・イベント・メール配信・決済までを1つにまとめた、海外発のオールインワン型コミュニティプラットフォームです。UIの完成度や、Spaces・Access Groupsといったコミュニティ設計の柔軟性は高く評価されている一方で、料金体系がやや複雑で、コース機能もKajabiのような本格的なLMSと比べると簡易的、という側面もあります。
「コミュニティを軸にビジネスを組み立てたい」という方にとっては非常に有力な選択肢になり得るツールです。次回以降の記事では、詳しい料金プランの内訳や、Kajabiとの比較についても掘り下げていく予定なので、楽しみにしていてください。
スクリーンショット
近日追加予定です。最新 UI は公式サイトをご確認ください。
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