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メールの開封率・クリック率の目安は?業界別データと改善策を解説

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最終更新日: 2026年6月17日

この記事はこんな人向け:

メールマーケティングの効果を数字で把握したい方・開封率やクリック率を改善したい方・自社の数値が業界平均と比べてどうなのか知りたい方

結論:

良いメール開封率の目安は43.46%、クリック率(CTR)は2.09%(MailerLiteの361万件以上のキャンペーン分析より)。ただし業界によって大きく差があるため、まず自分の業界ベンチマークを確認し、MailerLiteの機能を活用して改善していくのが近道です。


メール配信の効果を測るとき、「自分の開封率って良いの?悪いの?」と迷うことはありませんか。20%あれば優秀なのか、それとも平均以下なのか——比較する基準がなければ判断できません。

この記事では、MailerLiteが181,000以上のアカウントから収集した大規模データをもとに、開封率・CTR・CTORの平均値と業界別の目安を解説します。さらに、数値を改善するための具体的な方法もMailerLiteの機能と合わせて紹介します。

メール開封率とは?計算方法と業界別平均

メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress
メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress

メール開封率の定義

メール開封率とは、配信したメールのうち、実際に開封された割合のことです。受信者が件名を見て「読みたい」と思ったかどうかを示す最初の指標になります。

計算方法

開封率 = (ユニーク開封数 ÷ 配信成功数) × 100

「ユニーク開封数」とは、同一人物が複数回開封しても1回とカウントした数です。バウンス(配信失敗)は分母から除外します。

良い開封率の目安

MailerLiteの2024年12月〜2025年11月のデータによると、平均開封率は43.46% です(前年の42.35%からわずかに上昇)。

⚠️ 注意: AppleのMail Privacy Protection(MPP)により、Appleメールのユーザーには自動的に「開封済み」フラグが立つ場合があります。そのため、実態よりも開封率がやや高く表示されることがあります。

業界別の平均開封率

業界によって平均は30〜55%と大きく異なります。自分の業界と比較してみましょう。

業界 開封率
宗教 55.71%
趣味・ホビー 53.25%
非営利団体 52.38%
写真・映像 49.98%
行政・政府 48.52%
健康・フィットネス 47.81%
スポーツ 47.69%
政治 47.19%
広報・PR 47.18%
エンターテインメント・イベント 46.00%
コンサルティング 45.96%
音楽・ミュージシャン 45.93%
農業・食品 45.51%
採用・人材 45.26%
その他 44.90%
保険 44.40%
レストラン・カフェ 44.32%
ビジネス・金融 43.34%
著者 43.14%
医療・歯科・ヘルスケア 43.75%
ブロガー 43.03%
メディア 42.97%
法律 42.58%
ゲーム 41.35%
エージェンシー 40.52%
建築・建設(大) 40.55%
不動産 40.37%
建設 39.95%
ホーム・ガーデン 39.18%
ソフトウェア・Webアプリ 39.31%
小売 37.47%
ヘルス・ビューティ 38.40%
製造業 37.36%
マーケティング・広告 37.23%
通信 37.21%
コンピュータ・電子機器 35.29%
出版 34.24%
Eコマース 32.67%
旅行・交通 30.10%

ポイント: 自分の業界の平均を上回っていれば十分優秀です。下回っている場合は、後述する改善策を参考にしてください。


メールクリック率(CTR)とは?計算方法と業界別平均

メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress
メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress

CTRの定義

クリック率(CTR:Click-Through Rate) は、メールを受け取った全員のうち、何らかのリンクをクリックした人の割合です。メール本文の内容やCTA(行動喚起)の効果を測る指標です。

CTRは「開封しなかった人も分母に含む」ため、メール全体のパフォーマンスを示します。開封者だけを対象にした指標は、次のCTOR(クリック・トゥ・オープン率)になります。

計算方法

CTR = (クリックした受信者数 ÷ 配信成功数) × 100

良いCTRの目安

平均CTRは2.09%(MailerLiteデータより)。業界によって0.83%〜4.90%と幅があります。

開封率の計測はAppleのMPPに影響されますが、CTRはそのような外部要因がないため、より正確なエンゲージメント指標として信頼できます。

業界別の平均CTR

業界 CTR
法律 4.90%
製造業 4.22%
メディア 4.10%
趣味・ホビー 3.30%
建設 3.53%
ブロガー 3.00%
行政・政府 3.05%
非営利団体 2.90%
宗教 2.95%
著者 2.66%
コンサルティング 2.41%
ビジネス・金融 2.37%
医療・歯科・ヘルスケア 2.25%
ゲーム 2.11%
その他 2.15%
広報・PR 2.02%
エージェンシー 1.85%
農業・食品 1.83%
不動産 1.72%
音楽・ミュージシャン 1.70%
建築・建設 1.68%
採用・人材 1.68%
旅行・交通 1.68%
通信 1.49%
健康・フィットネス 1.45%
写真・映像 1.59%
コンピュータ・電子機器 1.37%
保険 1.36%
マーケティング・広告 1.30%
エンターテインメント・イベント 1.28%
小売 1.27%
スポーツ 1.27%
ソフトウェア・Webアプリ 1.15%
Eコマース 1.07%
レストラン・カフェ 1.06%
ヘルス・ビューティ 0.95%
政治 0.83%

クリック・トゥ・オープン率(CTOR)とは?

メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress
メールクリック率(CTR)とは? - HodaPress

CTORの定義

CTOR(Click-To-Open Rate) は、メールを開封した人のうち、さらにリンクをクリックした人の割合です。件名の影響を排除して、「メール本文の内容そのものが魅力的だったか」を純粋に測れます。

計算方法

CTOR = (ユニーククリック数 ÷ ユニーク開封数) × 100

例: 1,000人が開封し、68人がクリック → CTOR = 6.8%

CTRとCTORの使い分け

指標 何を測るか いつ使う
CTR 配信全体への反応率 全体のキャンペーン効果を見たいとき
CTOR 開封者への訴求力 メール本文・CTAの質を評価したいとき

読み方の例: 開封率は高いのにCTORが低い場合、件名は良いがメール本文の内容やCTAに改善余地があります。逆に開封率が低くてCTORが高い場合、件名を改善することで大きな成果が期待できます。

良いCTORの目安と業界別データ

平均CTORは6.81%(業界別で2.96%〜14.82%の幅)。

業界 CTOR
製造業 14.82%
法律 14.72%
メディア 12.92%
建設 12.38%
ゲーム 9.71%
ブロガー 8.56%
行政・政府 8.44%
趣味・ホビー 8.45%
非営利団体 8.24%
ビジネス・金融 7.96%
著者 7.81%
宗教 7.58%
コンサルティング 7.67%
ホーム・ガーデン 7.05%
医療・歯科・ヘルスケア 7.31%
その他 6.86%
エージェンシー 6.74%
不動産 6.72%
旅行・交通 6.34%
農業・食品 6.21%
広報・PR 6.18%
建築・建設 6.10%
マーケティング・広告 6.09%
音楽・ミュージシャン 5.42%
ソフトウェア・Webアプリ 5.40%
スポーツ 5.40%
採用・人材 5.29%
写真・映像 4.84%
コンピュータ・電子機器 4.83%
通信 4.54%
小売 4.51%
健康・フィットネス 4.45%
Eコマース 4.01%
ヘルス・ビューティ 3.91%
エンターテインメント・イベント 3.70%
レストラン・カフェ 3.28%
保険 3.19%
政治 2.96%

開封率・クリック率を上げる9つの方法

1. 件名を20〜40文字に収める

件名はメールを開封するかどうかの最初の判断基準です。MailerLiteのデータでは、成績上位のキャンペーンは件名が20〜40文字である確率が45%高く、また絵文字を含む確率が21%高いことがわかっています。

件名を20〜40文字に収める
件名を20〜40文字に収める

スマートフォンの受信トレイでは30文字前後しか表示されないため、重要な言葉は前半に置きましょう。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteのAI件名ジェネレーター機能を使うと、メール本文を元に件名の候補を自動提案してくれます。このAI提案を使ったキャンペーンでは、1万人以上への配信で開封率が26.7%から30.4%へと約13.7%改善したというデータもあります。

2. プレヘッダーを設定する

プレヘッダーとは、受信トレイで件名の右隣に表示される短いテキストのことです。多くのメール担当者が見落としていますが、MailerLiteのデータでは上位キャンペーンがカスタムプレヘッダーを設定している確率が 23%高いことが示されています。

毎回のキャンペーンで件名と組み合わせた魅力的なプレヘッダーを書くと、開封率の改善が見込めます。

MailerLite活用ポイント: プレヘッダーの設定はMailerLiteのエディタから簡単に行えます。AIによるプレヘッダー提案機能も利用できます。

3. リストをセグメントして送る

「全員に同じメール」はもったいない戦略です。関心やフェーズが違う読者には、それぞれに合ったメールを送るべきです。MailerLiteのデータでは、上位キャンペーンがグループやセグメントを使ってターゲットを絞っている確率が28%高いことがわかっています。

Eコマースのデータではさらに顕著で、セグメント配信は非セグメント配信と比べて開封率が36.69%高く、クリック率は267.21%高いという結果が出ています。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteのセグメント機能を使えば、購読者の行動(開封履歴、クリック履歴)や属性(地域、プラン)に応じてグループを動的に絞り込むことができます。→ MailerLiteのセグメント機能について

4. 送り時間を最適化する

MailerLiteの送信時間調査によると、午前9時〜11時(受信者の現地時間) に送ったメールが最も開封されやすいことがわかっています。例外は金曜日で、午後6時が最適でした。

MailerLite活用ポイント: スマート送信(Smart Sending) 機能を使えば、過去の行動データをもとに各購読者が最も開封しやすいタイミングに自動で配信します。一括送信よりも効果的です。→ MailerLiteのスマート送信について

5. リンク数を2〜5個に絞る

MailerLiteが31万7千件のキャンペーンを分析した結果、リンクが2〜5個のメールは平均より8.9%クリック率が高く、開封率・コンバージョン率ともに最高水準でした。

「選択肢が少なすぎず、多すぎない」ことで、読者が興味のあるリンクを見つけやすくなります。20本以上リンクを入れると逆に開封率が下がる(平均比9.86%低下)という結果も出ています。

6. 件名とCTAの内容を一致させる

「件名で期待させたのに、本文でがっかり」は読者の信頼を損ないます。件名で示した内容を本文のメインCTAに直結させることで、CTORの改善につながります。

7. 非アクティブな読者を整理する

一定期間メールを開封していない購読者をそのままにしておくと、全体の開封率が下がります。まずはウィンバックメール(再エンゲージメントメール)を送り、それでも反応がなければリストから除外することを検討しましょう。

リストを削ることは怖く感じますが、エンゲージメントの高い読者だけに絞ることで指標が改善し、到達率も上がります。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteでは非アクティブな購読者のフィルタリングと自動削除の設定が可能です。

8. 未開封者への再送を活用する

受信トレイはあふれています。メールが埋もれてしまっただけで、本当は興味がある読者も多いはずです。未開封者への自動再送機能を使えば、件名を変えて同じコンテンツをもう一度届けることができます。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteの自動再送キャンペーン機能では、一定時間後に未開封・未クリックの読者へ自動でフォローアップメールを送れます。→ MailerLiteの自動再送について

9. インタラクティブなコンテンツを入れる

メールの中にアンケート・投票・クイズ・RSVPボタンなどを埋め込むと、開封者のエンゲージメントが高まります。読者にとっては参加型で楽しく、マーケター側はオーディエンスについて新しいデータを得られるという一石二鳥の施策です。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteではメール内アンケートや投票の埋め込みが可能です。回答データは購読者情報に紐付けてセグメントにも活用できます。


A/Bテストで仮説を検証する

「どの件名が良いか」「ボタンの色は?」「本文は短い方が良いか?」——これらに正解はなく、自分のオーディエンスにとっての正解をデータで見つけるしかありません。

A/Bテスト - Mailerlite
A/Bテスト - Mailerlite

そのために有効なのがA/Bテストです。2種類以上のバージョンを送り分けて反応を比較することで、次回以降の配信に活かせるインサイトを得られます。

MailerLite活用ポイント: MailerLiteでは件名・プレヘッダー・送信者名・コンテンツなど複数の要素でA/Bテストが実行できます。→ MailerLiteのA/Bテスト機能について


MailerLiteで使える関連機能

この記事で紹介した改善施策は、MailerLiteの機能と直接連動しています。

課題 MailerLiteの機能
件名を改善したい AI件名ジェネレーター
プレヘッダーを設定したい メールエディタのプレヘッダー欄
ターゲットを絞って送りたい セグメント・グループ機能
最適な時間に自動配信したい スマート送信
未開封者にもう一度送りたい 自動再送キャンペーン
どちらの件名が良いか試したい A/Bテスト機能
非アクティブ読者を整理したい 購読者フィルタ・自動クリーニング

MailerLiteの詳しい使い方や料金については、以下の記事もご覧ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 開封率が業界平均を大きく下回っています。まず何をすればいいですか?

件名の改善とリストのセグメントを最優先で取り組みましょう。この2つがもっとも費用対効果が高く、比較的短期間で結果が出やすいです。

Q. Apple MPPがある中で、開封率はどこまで信用できますか?

Apple端末のユーザーが多い読者リストでは、実際よりも開封率が高く出る可能性があります。現在はCTRをより信頼性の高いエンゲージメント指標として参照することが推奨されています。

Q. CTRが低いのに開封率は高い場合、何が問題ですか?

件名で期待を持たせたものの、メール本文の内容やCTAが期待に応えられていない可能性があります。本文の内容・ビジュアル・CTAのわかりやすさを見直してみましょう。

Q. どのくらいの頻度でメールを送るのがベストですか?

業界や読者層によって異なりますが、頻度を急激に上げると非開封・配信停止が増える傾向があります。A/Bテストや送信頻度を変えた実験で、自分の読者に合ったペースを見つけることが重要です。

Q. MailerLiteは日本語のメール配信に対応していますか?

はい、MailerLiteは日本語のメール配信に対応しています。ただし管理画面や一部サポートは英語中心のため、英語に抵抗がある方はあらかじめ把握しておくと良いでしょう。


まとめ

メールマーケティングの効果は、正しい指標を把握して比較・改善するサイクルが大切です。

  • 開封率の目安: 43.46%(業界平均)。まず自分の業界ベンチマークと比べることが大切
  • CTRの目安: 2.09%(Apple MPPの影響を受けないため信頼性が高い指標)
  • CTORの目安: 6.81%(メール本文・CTAの質を評価する指標)
  • 改善の優先順位: 件名 → セグメント → 送信時間 → 本文・CTA → A/Bテストで検証

MailerLiteのAI機能・スマート送信・セグメントを活用して、ひとつずつ改善を積み重ねていきましょう。

MailerLiteの詳しい機能や料金については、MailerLite総合レビュー記事をご覧ください。

著者(私が書きました)

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フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

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Jonas R.

Jonas R.

海外ツールリサーチ・記事レビュー担当

リトアニア出身。現在は欧州の大手IT企業に勤務し、ソフトウェア開発およびデジタルプロダクト分野で10年以上の実務経験を持つ。

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