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2026年9月28日—Tiiny Host Chrome 拡張機能について追記しました
ClaudeやChatGPT、CursorなどのAIでHTMLのページが作れるようになり、「作ったページをとりあえずURLで見せたい」という場面が増えました。このとき、真っ先に思い浮かぶのが「エックスサーバーのようなレンタルサーバーを借りる」という方法ではないでしょうか。
ただ、ページを1枚見せたいだけなら、サーバー契約は大げさなこともあります。そこで候補になるのが、zipやHTMLファイルをアップロードするだけで公開できるTiiny Hostです。
今回は、Tiiny Hostとエックスサーバーの違いを、公開までの手間・料金・できることの3つの面から比較します。結論として、どちらが優れているというより、目的によって向き不向きがはっきり分かれるサービスです。

Tiiny Host
HTMLやPDF、ZIPファイルをアップロードするだけで即公開できるシンプルなホスティングサービス
価格
月額5ドルから
無料プラン
あり
試用・無料枠
7日間
総評
結論|用途で選ぶのが正解
まず、どちらもざっくりと言えばサーバーなのですが、用途が異なります。主に以下のような目的で選ぶケースが多いです
- WordPressでブログやメディアを運営する、メールを使う、データベースが必要 → エックスサーバー
- AIで作ったHTMLや、LP、ポートフォリオ、クライアントへのプレビューを手軽に公開したい → Tiiny Host
- 本番サイトはエックスサーバー、検証用や一時公開はTiiny Host、という併用もよくある選択肢
エックスサーバーが明確に強い場面は多く、Tiiny Hostがエックスサーバーの代わりになるわけではありません。一方で、静的なページを公開するだけなら、Tiiny Hostのほうが手間が少なく、十分に実用的です。
Tiiny Hostとエックスサーバーは「種類」が違う

2つの違いは、まず仕組みにあります。
| 項目 | Tiiny Host | エックスサーバー |
|---|---|---|
| サービスの種類 | 静的サイトの公開に特化したホスティング | 汎用のレンタルサーバー |
| 公開の方法 | zipやHTMLファイルをアップロード | サーバーを契約し、ドメインやSSLを設定してファイルを配置 |
| 向いているもの | HTML、LP、ポートフォリオ、PDF、プレビュー用ページ | WordPress、PHP、データベースを使うサイト、メール |
| WordPress | 使えない | 使える(簡単インストール機能あり) |
| 運営 | 英国法人(Tiiny Labs Ltd.) | 日本企業(エックスサーバー株式会社) |
Tiiny Hostは、zipファイルをアップロードするだけで公開できる、静的サイトのためのサービスです。サーバーを借りる必要も、Gitを用意する必要もありません。
エックスサーバーは、国内で広く使われているレンタルサーバーです。WordPressを中心に、メールやデータベースなど、サイト運営に必要なものがひと通り揃っています。
公開までの流れを比べる
Tiiny Hostの場合

- HTMLファイル、またはzipファイルを用意する(zipの場合は
index.htmlが必要) - Tiiny Hostにアップロードする
- 公開するサブドメイン名を入力して公開する
数秒から数十秒で、○○.tiiny.siteというURLで公開されます。HTTPSにも最初から対応しています。更新するときは、新しいzipを同じプロジェクトにアップロードすれば、URLを変えずに差し替えられます。
詳しい使い方はこちらをご参考ください → Tiiny HostでPDFを共有する方法
エックスサーバーの場合

- サーバーを契約する
- ドメインを取得・設定する
- 独自SSLを設定する
- FTPやファイルマネージャーでファイルをアップロードする
設定は一度覚えれば難しくありませんが、初めての人には工程が多く感じられるはずです。そのぶん、独自ドメインで本格的なサイトを運営できます。特にWordPressで利用されている方が多いですね。
AIで作ったHTMLを公開するなら、Tiiny Hostが向いている理由
Tiiny Hostは、AIツールとの連携を前面に出している点が特徴です。公式ページでは、次の方法が紹介されています。
- REST API:zipをアップロードして、公開URLを受け取れる。同じドメインを指定して更新できる
- MCPサーバー:Claude Code、Cursor、VS Code、Windsurf、Codexなどから公開できる
- Claudeコネクター:Claude(Web・デスクトップ・Claude Code)から、作ったウェブサイトやレポートを直接公開できる
Claude Codeでは、次のコマンドでMCPサーバーを追加できます。
claude mcp add --transport http tiiny-host https://mcp.tiiny.host
Claude(claude.ai)では、「設定 → コネクター → カスタムコネクターを追加」から、名前をTiiny Host、URLをhttps://mcp.tiiny.hostにして追加します。アカウントで認証されるため、APIキーは不要と案内されています。
AIにHTMLを作らせて、そのままURLで共有する、という流れが数ステップで完結します。実際に僕はLPのプロトタイプを tiiny host でサクッと作成してMVPをクライアントと共有することも多いです。
なお、AIサービスによっては、サービス側で共有リンクを発行できるものもあります。ただ、公開先のURLや独自ドメイン、パスワード、アクセス解析などを自分で管理したい場合は、専用のホスティングを使うほうが扱いやすくなります。
料金を比べる
Tiiny Hostの料金
Tiiny Hostの価格表
最終更新日
無料プランあり
料金は米ドル(USD)表示
| プラン | 月払い | 年払い(月額換算) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 /月 | $0 /月 | まず試したい人向けの無料プラン |
| |||
| Tiny | $9 /月 | $5 /月 | リンク1本をプロっぽく見せたい人向け |
| |||
| Solo(人気プラン) | $18 /月 | $13 /月 | 個人・小規模プロジェクト向けの人気プラン |
| |||
| Pro | $38 /月 | $31 /月 | フリーランス・代理店・企業向け |
| |||
| Pro Max | $89 /月 | $74 /月 | 大容量ファイル・クリエイティブ案件・チーム向け |
| |||
Free
まず試したい人向けの無料プラン
- 月払い
- $0 /月
- 年払い(月額換算)
- $0 /月
- 1プロジェクト・3MB(PDFは0.5MB)・月5,000訪問・帯域5GB。Tiiny Hostバナーあり。3ヶ月ログインしないと削除される場合あり
Tiny
リンク1本をプロっぽく見せたい人向け
- 月払い
- $9 /月
- 年払い(月額換算)
- $5 /月
- 1プロジェクト・25MB・月10,000訪問・帯域10GB。バナー削除・QRコード・アナリティクス・フィードバックモード。年払い$60。7日間返金保証
Solo(人気プラン)
個人・小規模プロジェクト向けの人気プラン
- 月払い
- $18 /月
- 年払い(月額換算)
- $13 /月
- 5プロジェクト・75MB・月100,000訪問・帯域50GB。独自ドメイン・パスワード保護・編集・リンクトラッキング・PDFダウンロード/印刷禁止・カスタム404・API。年払い$156。7日間返金保証
Pro
フリーランス・代理店・企業向け
- 月払い
- $38 /月
- 年払い(月額換算)
- $31 /月
- 15プロジェクト・アカウント合計10GB・月500,000訪問・帯域100GB。メールキャプチャ・チームメンバー追加・優先サポート。年払い$372。7日間返金保証
Pro Max
大容量ファイル・クリエイティブ案件・チーム向け
- 月払い
- $89 /月
- 年払い(月額換算)
- $74 /月
- プロジェクト無制限・アカウント合計2TB・大容量ファイルのホスティング。Proの全機能を含む。年払い$888。7日間返金保証
ポイントは次のとおりです。
- 無料プランは期限なしで使えますが、3か月に1回はログインが必要です。小さなバナーが表示されます
- 独自ドメインを使うには、Solo以上が必要です
- パスワード保護とAPIもSolo以上です
- すべてのプランに7日間の返金保証があります
エックスサーバーの料金
| プラン | 月額(12か月契約・税込の通常料金の目安) |
|---|---|
| スタンダード | 1,100円(3か月契約は1,320円) |
| プレミアム | 2,200円 |
| ビジネス | 4,400円 |
初期費用は無料で、10日間の無料お試しがあります。キャンペーンで割引されることが多く、契約期間によっては独自ドメインの永久無料特典も受けられます。ただし、料金やキャンペーンの内容は変わるため、契約前に公式サイトで確認してください。
料金の考え方
- 公開したいページが1〜2枚で、独自ドメインが不要なら、Tiiny Hostの無料プランや、Tinyでも足ります
- 独自ドメインでサイトを運営したい場合、Tiiny HostはSolo(年払いで月$13)が必要になります。為替レートにもよりますが、エックスサーバーのほうが安くなりやすい場面です
- WordPressやメールが必要なら、そもそもTiiny Hostでは実現できません
Tiiny Hostにできないこと、注意点
公平に見るために、弱い面も整理しておきます。
- WordPressやデータベースを使うサイトは、どのプランでも動かせません。簡単なPHPは、Tiny以上で動かせると案内されています
- 無料プランには制限があります。アップロードは3MBまで、月5,000訪問まで、バナーの表示、3か月に1回のログインが必要です
- 独自ドメインはSolo以上です。無料で独自ドメインを使えるサービス(NetlifyやCloudflare Pagesなど)もあります
- 運営は英国法人で、サポートは主にメールやチャットです。日本語での対応は、必要なら事前に確認しておくと安心です
- メールアドレス(独自ドメインのメール)は使えません : Tiiny host ではメールサーバーはありません
エックスサーバーの強み
- WordPressを簡単にインストールでき、ブログやメディアの運営に向いている
- 独自ドメインのメール、データベース、PHPなど、サイト運営に必要な機能が揃っている
- 自動バックアップ、無料の独自SSLなど、運用面の仕組みが整っている
- 日本のサービスで、解説記事が豊富なため、困ったときに調べやすい
- 容量が大きく、複数のサイトを運営しやすい
エックスサーバーは、本格的なサイト運営の定番です。Tiiny Hostと比べて「機能が多い」のは当然で、使うサイトの種類が違います。
Tiiny Hostのメリット・デメリット
zipやHTMLをアップロードするだけで、数十秒で公開できる
サーバーの契約や、ドメイン、SSLの設定が不要
AIとの連携(API、MCPサーバー、Claudeコネクター)が用意されている
無料プランがあり、1サイトなら期限なしで試せる
パスワード保護、アクセス解析、バージョン履歴などが使える
URLを変えずに内容を差し替えられる
WordPressやデータベースを使うサイトは動かせない
独自ドメインはSolo以上が必要で、料金が上がる
無料プランは3MBまで、月5,000訪問まで、バナーあり
独自ドメインのメールは使えない
サポートは海外企業のもので、日本語対応は事前に確認したい
どちらを選ぶ?使い分けの目安
冒頭でもご紹介しましたが、そもそも目的が違うサーバーになります。以下のポイントでどちらが良いか判断いただくのが良いです。
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| AIで作ったHTMLを、すぐURLで見せたい | Tiiny Host |
| クライアントにデザインやLPのプレビューを共有したい | Tiiny Host(パスワード保護はSolo以上) |
| ポートフォリオやイベント用の1ページを公開したい | Tiiny Host |
| PDFやデモ資料をリンクで配布したい | Tiiny Host |
| WordPressでブログやメディアを運営したい | エックスサーバー |
| 独自ドメインのメールを使いたい | エックスサーバー |
| PHPやデータベースを使いたい | エックスサーバー |
| 長く運営する本番サイトを置きたい | エックスサーバー |
併用するという選択肢
本番のサイトはエックスサーバーに置き、AIで作ったページの確認や、期間限定のページ、クライアントへのプレビューはTiiny Hostで共有する、という使い分けがおすすめです。本番サーバーを触らずに試せるため、気軽に作ってすぐ見せられます。
NetlifyやCloudflare Pagesとの違い
静的サイトの公開では、NetlifyやCloudflare Pagesも選択肢に入ります。無料プランでも独自ドメインを使えるのが強みですが、Gitや管理画面の操作に慣れが必要な場面があります。「とにかく手軽に、ファイルをアップロードして公開したい」という人にはTiiny Hostが向き、「無料で独自ドメインも使いたい」という人には、これらが向いています。
よくある質問
Tiiny Hostはエックスサーバーの代わりになりますか?
なりません。Tiiny Hostは静的サイトに特化したサービスで、WordPressやデータベースは使えません。静的なページを公開するだけなら代わりになりますが、サイト運営の全般を置き換えるものではありません。
AIで作ったHTMLを公開するだけなら、どちらがいいですか?
手軽さを優先するなら、Tiiny Hostがおすすめです。zipやHTMLをアップロードするだけで公開でき、AIツールから直接公開する連携も用意されています。
Tiiny Hostは無料で使えますか?
はい。Freeプランは1サイトまで、アップロードは3MBまで、月5,000訪問までで、Tiiny Hostのバナーが表示されます。3か月に1回はログインが必要です。
Tiiny Hostで独自ドメインは使えますか?
使えますが、Solo以上のプランが必要です。無料プランやTinyでは、○○.tiiny.siteのアドレスになります。
Tiiny HostでPHPは動きますか?
簡単なPHPは、Tiny以上で動かせると案内されています。ただし、WordPressやデータベースを使うサイトは、どのプランでも動かせません。
両方を併用できますか?
できます。本番のサイトはエックスサーバー、検証や一時的な公開はTiiny Host、という使い分けが現実的です。
後からエックスサーバーに移せますか?
Tiiny Hostで公開しているのは静的なファイルなので、他のサーバーへ移すのは比較的簡単です。ファイルをそのままアップロードし直せば移行できます。
まとめ
Tiiny Hostとエックスサーバーは、同じ「公開する」サービスでも、得意なことがまったく違います。
- WordPressや、メール、データベースを使う本格的なサイトはエックスサーバー
- AIで作ったHTMLや、LP、プレビューなどを手軽に公開するならTiiny Host
- 併用すると、本番と検証を気軽に分けられる
「サーバーを借りるほどではないけれど、URLで見せたい」と思ったときは、まずTiiny Hostの無料プランで試してみてください。



