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2026年10月7日—ブラウザ拡張でパスキーに正式対応しました
こんにちは、Hodaです。
2026年10月22日、1Passwordが「1Password for Agents」を発表しました。AIエージェントがログインを必要とする場面で、パスワードをAIに渡さず、1Passwordがログイン画面へ直接入力する仕組みです。その連携先の1つが、SpaceXSIのGrok Botです。
これまでAIエージェントにアカウント作業を任せようとすると、「ログイン画面で止まる」か「パスワードをチャットに貼る」かの二択になりがちでした。1Passwordの連携は、この二択を避けるためのものです。
この記事では、何ができるのか、仕組み、対応プラン、他のエージェントの対応状況、使う前に知っておきたい注意点を整理します。

1Password
セキュリティの堅牢さとアプリの使いやすさで業界トップクラスのパスワードマネージャー
価格
月額2.99ドルから
無料プラン
なし
試用・無料枠
14日間
総評
1PasswordとGrok Botの連携でできること
結論から言うと、Grok Botが作業中にログインを求められたとき、ユーザーが承認したログイン情報を1Passwordが入力してくれるようになります。Grok Botはパスワードもワンタイムコードも見ません。
1Passwordのパートナーページでは、次のような使い方が例として挙げられています。
- 航空会社や宿泊予約サービスにログインして、旅行の予約を進める
- WixやSquarespaceにアクセスして、個人サイトの作成やドメインの確保を進める
- 学習管理システムにサインインして、試験や課題の期限に合わせた学習計画を作る
- XやInstagramに投稿して、発信を続ける
どれも「アカウントにログインしてからが本番」の作業です。ログインのところだけを1Passwordが肩代わりする、というイメージです。
エージェントがログイン画面に到達する
Grok Botが作業の途中でサインインフォームに行き当たります。
1Passwordに利用を申請する
エージェントは固有のデジタルキーで自分の身元を1Passwordに示し、必要なログイン情報の利用を求めます。
ユーザーが内容を見て承認する
どのログイン情報が、なぜ必要なのかが表示されます。承認は自分の端末上で行い、許可するか拒否するかを選びます。
1Passwordがログイン画面に直接入力する
承認されると、1Passwordがフォームへ直接入力します。エージェント側にパスワードは渡りません。
エージェントが作業を続ける
ログイン後は、Grok Botが元の作業を進めます。
ポイントは、パスワードがエージェントに保存されないことです。パスワードを貼り付けてしまうと、タスクが終わった後も情報が残る可能性があります。この方式なら、パスワードは1Passwordの保管庫に置いたままです。
また、パスワードを変更したときも、1Passwordの保管庫を更新するだけで済みます。連携しているエージェントごとに更新し直す必要はありません。
ブラウザ標準のパスワード保存では代わりにならない
1Passwordの説明では、ブラウザに保存したパスワードやメモに書いたパスワードは、エージェントが使えるようには作られていません。ログイン画面に来るたびにエージェントが止まり、自分で代わりにログインする必要があります。
対応プランと料金
1Password for Agentsは、1Password Individual と Family のアカウントで追加料金なしで使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象プラン | Individual/Family(1password.com のアカウント) |
| 追加料金 | なし(プランに含まれる) |
| 対象外 | 1password.eu・1password.ca のアカウントは現時点で未対応 |
| 提供状況 | Grok Bot向けは、数日かけて各プラットフォームに展開中 |
| 無料トライアル | 14日間(クレジットカード不要) |
1Password公式ページで確認した料金は、次のとおりです(年払い、1か月あたり、2026年10月24日確認)。
| プラン | 通常価格 | 新規向けの初年度価格 | ユーザー数 |
|---|---|---|---|
| Individual | $3.99 | $2.99 | 1人 |
| Families | $5.99 | $4.49 | 5人 |
初年度の割引は、年払いで申し込む新規ユーザー限定です。Familiesには、Individualの機能に加えて、管理者向けのアクセス管理、家族との無制限の保管庫共有、ゲストとの共有などが含まれます。
1Passwordの価格表
最終更新日
無料プランなし
料金は米ドル(USD)表示
| プラン | 月払い | 年払い(月額換算) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Individual | $4.99 /月 | $3.99 /月 | 1人でパスワードを管理したい個人向け |
| |||
| Families | $7.99 /月 | $5.99 /月 | 家族や友人など最大5人で共有したい方向け |
| |||
Individual
1人でパスワードを管理したい個人向け
- 月払い
- $4.99 /月
- 年払い(月額換算)
- $3.99 /月
- 1ユーザー、ストレージ1GB
- アプリ・ブラウザ拡張、Watchtower、Travelモード、安全な共有に対応
- 月払い$4.99、年払いは月あたり$3.99(年額$47.88は計算値)
- 新規は初年度年払いで$2.99/月のプロモあり(通常価格のみ登録)
- 公式に14日間の無料トライアルあり
Families
家族や友人など最大5人で共有したい方向け
- 月払い
- $7.99 /月
- 年払い(月額換算)
- $5.99 /月
- Individualの全機能に加え、最大5人を招待
- 共有Vaultは無制限、シンプルな管理者コントロール付き
- 月払い$7.99、年払いは月あたり$5.99(年額$71.88は計算値)
- 新規は初年度年払いで$4.49/月のプロモあり(通常価格のみ登録)
- 公式に14日間の無料トライアルあり
他のAIエージェントの対応状況
1Password for Agentsは、Grok Bot専用ではありません。公式ブログでは、複数のエージェントとの連携が案内されています。
| エージェント | 提供状況(2026年10月22日の発表時点) |
|---|---|
| Grok Bot(SpaceXSI) | 数日かけて全プラットフォームに展開 |
| Muse(Meta) | 数日かけて全プラットフォームに展開 |
| Claude Duet(Anthropic) | 近日対応予定 |
| ChatGPT Work/dots(OpenAI) | 近日対応予定 |
| Town Townie | Web版・iOS版が近日対応予定 |
| Instinct、Browserbase、Browser Use、Dana、KERNEL、Perplexity、Ramp、Tomo、Wajo | 今後の対応予定 |
1Passwordは、ユーザーが複数のエージェントを使い分けても、ログイン情報は1つの保管庫にまとめておけると説明しています。ただし、安全対策や操作の仕方は連携先によって異なるとも注意書きがあります。
使う前に知っておきたい注意点
パスワードやワンタイムコードをAIに見せずに済む
ログイン情報の利用は、そのつど内容を見て承認できる
連携はいつでも解除できる
対象プランなら追加料金がかからない
ログイン情報を保管庫1か所で管理できる
対象はIndividual/Familyで、.eu・.caのアカウントは未対応
提供は段階的で、自分の環境にすぐ表示されるとは限らない
ログイン後にできる操作は、そのアカウントの権限しだいで変わる
Grok Bot側の契約・利用枠は別に確認が必要
「見せない」と「任せる範囲」は別の問題
1Passwordは、パスワードをエージェントに渡さないことを守る仕組みです。一方で、ログイン後にエージェントが見られる情報や実行できる操作は、接続先のアカウントとサービスの権限に左右されます。
たとえば管理者アカウントでログインすれば、閲覧だけでなく編集や公開ができてしまうことがあります。次の点を、承認の前に決めておくと安心です。
- どのサービスの、どのアカウントを使わせるか
- 閲覧と整理だけか、編集・送信・購入・削除まで含めるか
- 作業後にログイン状態や成果物を誰がどう確認するか
送信先が分からないメッセージ、金額を確認できない購入、影響範囲が分からない削除などは、承認を見送って自分で対応するのが無難です。サイト側が求める追加の本人確認やCAPTCHAが出たときも、自分で引き継ぎましょう。
Grok Botで1Password連携を使い始める流れ
画面名やボタン名は提供状況によって変わる可能性があるため、共通する流れだけ紹介します。
1Passwordの契約とアカウントの地域を確認する
Individual/Familyで、1password.com のアカウントかどうかを見ます。未契約なら、14日間の無料トライアルから始められます。
Grok Botで連携が使えるか確認する
段階的に展開中のため、Grok Bot内の案内や公式の提供状況を確認します。表示がなくても、すぐ不具合とは限りません。
最初は小さな作業を1つ依頼する
「指定したページを読んで、内容をこの会話にまとめる」のように、閲覧と整理だけの作業にします。
ログイン要求の内容を見て承認する
サービス名と使うアカウントが、自分の依頼と合っているかを確認してから許可します。
結果と終了後の状態を確認する
予定した範囲で終わったか、ログイン状態や定期実行が残っていないかを見ます。
連携をやめたいときは、1Password側でアクセスを解除できます。解除のあとも、すでにログイン済みのサイトのセッションが残る場合があるため、必要に応じてサービス側でログアウトも確認してください。
よくある質問
Grok Botにパスワードは見られますか?
1Passwordの説明では、パスワードやワンタイムコードはエージェントに渡らず、1Passwordがログイン画面へ直接入力します。ただし、ログイン後の画面に表示される情報は、エージェントが見られる場合があります。
Businessなど会社向けプランでも使えますか?
確認できた公開資料では、対象はIndividualとFamilyのプランです。Business向けの記載は見当たらないため、必要な場合は1Passwordの最新の案内を確認してください。
毎回承認が必要ですか?
1Passwordは、ユーザーが承認したログイン情報だけがエージェントに使われると説明しています。承認の頻度や画面の細かい挙動は、連携先や端末によって異なる可能性があります。
日本からでも使えますか?
日本にいるかどうかではなく、1Passwordアカウントの登録先で決まります。1password.com のアカウントが対象で、.eu と .ca は現時点で対象外です。
他のAIエージェントでも使えますか?
Muse(Meta)も、Grok Botと同じく数日かけて展開すると案内されています。Claude Duet、ChatGPT Work、Town Townieなどは近日対応予定です。
まとめ
1PasswordとGrok Botの連携は、パスワードを渡さずに、ログインが必要な作業をAIに続けてもらうための仕組みです。1Password for AgentsはIndividual/Familyに追加料金なしで含まれ、Grok Bot向けは順次展開されています。
- 利用条件:1password.com のIndividual/Familyか、Grok Bot側の契約があるかを別々に確認する
- 承認の範囲:ログインの許可と、ログイン後に任せる操作を分けて決める
- 終了時:連携の解除だけでなく、ログイン状態や残ったデータも確認する
まずは閲覧と整理だけの小さな作業から試して、AIに任せる範囲を少しずつ広げていくのがおすすめです。





