こんにちは、KajabiパートナーのHodaです。
Kajabiのサブスクリプション機能に、一時停止(Pause)をより柔軟に管理できる仕組み が追加されました。
これまでKajabiでは、管理者が手動でサブスクリプションを一時停止することはできましたが、2026年8月のアップデートによって、
- 生徒自身がサブスクリプションを一時停止する
- 休会できる期間や回数を管理者が制限する
- 管理者が再開日をあらかじめ指定する
- 休会期間終了後に自動で課金・アクセスを再開する
といった運用ができるようになっています。
月額制のオンラインスクールやコミュニティを運営している方にとっては、かなり実用的なアップデートです。
「解約」ではなく「休会」を選べるように

サブスクリプション型のサービスを運営していると、
「仕事が忙しいので2か月だけ休みたい」
「しばらく受講できないけれど、解約するほどではない」
といった相談を受けることがあります。
これまでは、そのような場合でも一度解約してもらうか、管理者側で個別に対応する必要がありました。
今回追加されたセルフPause機能を有効にすると、生徒自身がKajabiのBillingページから一定期間サブスクリプションを休会できるようになります。
解約して再購入してもらう必要がないため、運営側にとっても受講生側にとっても管理がシンプルになります。
生徒が自分で一時停止する場合
管理者があらかじめセルフPauseを有効にしている場合、生徒は自身のアカウントからBillingページを開き、対象のサブスクリプションを一時停止できます。
ただし、生徒がPauseを選択した瞬間にアクセスが停止するわけではありません。
すでに現在の請求期間分の料金を支払っているため、現在の契約期間が終了するまでは引き続きコンテンツを利用できます。
その後、次の請求タイミングからPauseが開始され、
- 課金が停止
- 対象Productへのアクセスが停止
という状態になります。

休会期間が終了すると、課金とアクセスは再び自動で開始されます。
管理者側で休会期間を制限できる
セルフPauseを有効にする場合でも、休会期間を完全に生徒任せにする必要はありません。

管理者側では、たとえば以下の制限を設定できます。
- 1回の休会を最大3か月までにする
- 1年間に休会できる回数を最大2回までにする
このように、サービスの運営方針に合わせてルールを設定できます。
なお、休会期間はサブスクリプションの請求サイクルを基準に計算されます。
たとえば最大期間を「2」に設定した場合、
- 月額プラン → 最大2か月
- 週額プラン → 最大2週間
- 年額プラン → 最大2年間
という扱いになります。
複数の請求サイクルを販売している場合は、この点に注意して上限を決める必要があります。
管理者が「再開日」を指定してPauseすることも可能
今回のアップデートでは、生徒によるセルフPauseだけでなく、管理者側から行うPauseも便利になっています。

管理者がサブスクリプションを一時停止する際には、
- 手動で再開するまで停止
- 指定した日付まで停止
のどちらかを選択できます。
再開日を指定する場合はカレンダーから日付を設定でき、その日になると自動的にサブスクリプションが再開します。
たとえば、
「9月1日から11月1日まで2か月休会」
といったケースでも、11月1日に管理者が再度ログインして操作する必要はありません。
休会中の請求はどうなる?
Pause中に本来予定されていた請求は、後からまとめて請求されるわけではありません。
休会期間中の支払いはスキップされます。
たとえば毎月15日が請求日の場合、
- 5月15日:通常課金
- 5月20日:Pause
- 6月15日:請求なし
- 7月15日:請求なし
- 8月10日:Resume
- 8月15日:通常課金再開
という動きになります。
重要なのは、Pauseをしても元の請求サイクル自体は変わらないという点です。
Resumeした日から1か月後に新しい請求日が設定されるわけではなく、もともとの請求日に戻ります。
休会中はコンテンツにもアクセスできない
一時停止期間中は課金だけでなく、対象サブスクリプションに含まれるProductへのアクセスも停止します。
そのため、Pauseは単純な「請求だけを止める」機能ではなく、サービス利用そのものを一時的に休止する仕組みと考えると分かりやすいです。
サブスクリプションが再開されると、Productへのアクセスも復元されます。
Pause設定はサイト全体に適用される
セルフPauseを有効にする場合に注意したいのが、Offer単位では設定できないという点です。
たとえば、
「Aの月額講座では休会を許可するが、Bのコミュニティでは許可しない」
といった設定はできません。
Pauseの可否や上限設定は、対象となるサブスクリプション全体に共通して適用されます。
複数の月額サービスを販売している場合は、サイト全体の運用を考えたうえで設定する必要があります。
セルフPauseを有効にする方法
管理画面から、
Settings → Customer Payments
に進み、
Enable customers to pause their subscriptions
を有効にします。
必要に応じて、
- 最大休会期間
- 1年間に利用できるPause回数
も設定できます。
なお、2026年8月時点ではこの機能は段階的にリリースされています。
そのため、Kajabiサイトによってはまだ設定項目が表示されていない場合があります。
月額スクールでは「解約防止」にもつながる機能
今回のアップデートで特に大きいのは、受講生に解約以外の選択肢を用意できるようになったことだと思います。
一度解約したユーザーに再度Offerを購入してもらうのは、思っている以上にハードルがあります。
一方、
「2か月だけ休んで、その後戻ってくる」
という選択肢が用意されていれば、一時的な事情で利用できない人をそのまま失わずに済む可能性があります。
月額制オンラインスクール、コミュニティ、継続型サービスをKajabiで運営している方は、今後かなり活用しやすい機能になりそうです。





