Proton Mailを会社や個人事業のメールとして使いたい場合に気になるのが、Proton Mail Businessの料金 です。

現在のProton for Businessでは、大きく分けて次の3プランから選択できます。
- Mail Essentials
- Workspace Standard
- Workspace Premium
さらに、大規模組織向けには料金見積もり型のEnterpriseも用意されています。
結論から言うと、独自ドメインの安全なメールを中心に使うならMail Essentials、Google Workspaceのように仕事用ツールをまとめたいならWorkspace Standardがおすすめです。
2026年10月時点の料金を詳しく見ていきます。

Proton Mail
30日間返金保証返金保証ありプライバシーを重視した安全なメールサービス
価格
月額6.99ドルから
無料プラン
あり
試用・無料枠
1 GBのストレージ
総評
Proton Mail Businessの料金一覧
Proton Mail Businessは、基本的に1ユーザーごとの料金です。
年払いと月払いを選択でき、年払いの方が安くなります。
| プラン | 年払い | 月払い | 年払い時の年間料金 |
|---|---|---|---|
| Mail Essentials | $6.99 / ユーザー / 月 | $7.99 / ユーザー / 月 | $83.88 |
| Workspace Standard | $12.99 / ユーザー / 月 | $14.99 / ユーザー / 月 | $155.88 |
| Workspace Premium | $19.99 / ユーザー / 月 | $24.99 / ユーザー / 月 | $239.88 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | カスタム |
年払いの場合、Mail EssentialsとWorkspace Standardは約13%、Workspace Premiumは約20%安くなります。
なお、表示されている「$6.99/月」は毎月$6.99ずつ請求されるという意味ではありません。
Mail Essentialsの年払いなら、
$6.99 × 12ヶ月 = $83.88
が12ヶ月ごとに請求されます。
税金が加算される場合もあります。
Mail Essentials|$6.99〜
まず最も安いのがMail Essentialsです。
料金
- 年払い:$6.99 / ユーザー / 月
- 月払い:$7.99 / ユーザー / 月
- 年払い:$83.88 / ユーザー / 年
名前の通り、主にProton MailとProton Calendarをビジネスで使いたい人向けのプランです。
主な内容は以下です。
- 15GBストレージ / ユーザー
- 10個のメールアドレス / ユーザー
- 最大3個のカスタムメールドメイン
- 独自ドメインメール
- 無制限のフォルダー・ラベル・フィルター
- パスワード保護メール
- Catch-allメール
- 自動転送
- 外部サービス向けSMTPアクセス
- Outlook・Thunderbird・Apple Mail対応
- Proton Calendar
- 25個のカレンダー / ユーザー
- 予約ページ1個
- Proton Drive
- Docs・Sheets
- Proton Pass
- VPN 1接続 / ユーザー
- Proton Meet
- Lumo AIの制限付き利用
「Mail Essentials」という名前なのでメールだけのプランに見えますが、現在はDrive、Docs、Sheets、Pass、Meet、VPNなどの基本機能も含まれています。
ただし、ストレージは15GBなので、本格的なクラウドストレージとして使うには少なめです。
Mail Essentialsがおすすめな人
Mail Essentialsは、
- 独自ドメインメールを安全に運用したい
- Google Workspaceほど多くの機能はいらない
- すでにDropboxやGoogle Driveなどを使っている
- 小規模チームや個人事業主
- メールのプライバシーを重視したい
という方に向いています。
メールをメインに考えるなら、1ユーザーあたり$6.99から始められるため、Proton Businessの中ではかなり導入しやすいプランです。
Workspace Standard|$12.99〜
個人的に、会社やチームでProtonを本格導入するなら最もバランスが良いと思うのがWorkspace Standardです。
料金
- 年払い:$12.99 / ユーザー / 月
- 月払い:$14.99 / ユーザー / 月
- 年払い:$155.88 / ユーザー / 年
Mail Essentialsの機能に加えて、Protonのビジネス向けツールをかなり本格的に利用できるようになります。
主な違い
- 1TBストレージ / ユーザー
- 20個のメールアドレス / ユーザー
- 最大15個のカスタムドメイン
- ワークスペースのカスタムブランディング
- メールグループ
- Proton Sentinel
- 予約ページ最大25個
- VPN最大10接続 / ユーザー
- VPNサーバー140カ国
- Proton Passのチーム向け機能
- Proton Meet最大100人
- Meet最大24時間
- Meet録画
- 同時に2つのミーティング
- 1日あたり無制限のミーティング
特に大きいのが、ストレージが15GBから1TBへ一気に増えることです。
Proton Drive、Docs、Sheetsも含まれるため、
- メール
- カレンダー
- クラウドストレージ
- ドキュメント
- スプレッドシート
- VPN
- パスワード管理
- ビデオ会議
をProtonにまとめられます。
つまり、単なるProton Mailの上位版というより、Google WorkspaceやMicrosoft 365に近い「仕事用ワークスペース」 になってきます。
Workspace Standardがおすすめな人
- Protonを会社全体で使いたい
- Google Workspaceから移行したい
- DriveまでProtonへ移行したい
- VPNやパスワード管理もまとめたい
- 複数人でProtonを管理したい
- セキュリティを重視する企業
このような用途ならWorkspace Standardがおすすめです。
Workspace Premium|$19.99〜
最上位の公開プランがWorkspace Premiumです。
料金
- 年払い:$19.99 / ユーザー / 月
- 月払い:$24.99 / ユーザー / 月
- 年払い:$239.88 / ユーザー / 年
Workspace Standardのすべての機能に加えて、
- 3TBストレージ / ユーザー
- 最大20個のカスタムメールドメイン
- Proton Meet最大250人
- Proton Scribeメール作成アシスタント
- Lumo AI
- Lumoの高度なAIモデル
- Lumoの無制限プロンプト
- 拡張されたAIチャット履歴
- データ保持ポリシー
などが利用できます。
特に大きな違いはAIとデータ管理です。
Mail EssentialsとWorkspace StandardでもLumoを制限付きで利用できますが、Premiumではより本格的なAI機能が利用できます。
さらに、Proton ScribeもPremiumではプランに含まれています。
Mail EssentialsやWorkspace StandardではScribeは無料トライアル付きの追加オプション扱いです。
Workspace Premiumがおすすめな人
- AIを業務で積極的に使いたい
- 大容量ストレージが必要
- 大人数のオンライン会議を開催する
- データ保持ポリシーが必要
- セキュリティやコンプライアンス要件が厳しい企業
一般的な小規模事業者であればWorkspace Standardで十分ですが、セキュリティ・AI・データ管理まで重視する企業向けなのがPremiumです。
Enterprise|大企業向け
さらに上位にはEnterpriseがあります。
料金は公開されておらず、Protonへの問い合わせが必要です。
Enterpriseでは、
- すべてのProtonサービス
- カスタマイズされた構成
- 専任アカウントマネージャー
- ストレージなどの個別調整
などに対応します。
大企業や、特殊なセキュリティ要件・コンプライアンス要件がある組織向けと考えてよいでしょう。
年払いと月払いはどちらがお得?
長期的に利用する予定なら年払いがおすすめです。
1ユーザーあたり1年間利用した場合を比較してみます。
| プラン | 月払いを12ヶ月 | 年払い | 年間の差額 |
|---|---|---|---|
| Mail Essentials | $95.88 | $83.88 | $12お得 |
| Workspace Standard | $179.88 | $155.88 | $24お得 |
| Workspace Premium | $299.88 | $239.88 | $60お得 |
Premiumでは年間$60違います。
ユーザー数が増えるほど差も大きくなります。
例えば10人でWorkspace Premiumを使う場合、
月払い
$24.99 × 10人 × 12ヶ月
= $2,998.80 / 年
年払い
$19.99 × 10人 × 12ヶ月
= $2,398.80 / 年
となり、年間で $600の差 になります。
5人・10人で使うといくら?
Proton Businessはユーザー単位課金なので、社員やメンバーが増えるほど料金も増えていきます。
年払いの場合は以下のようになります。
| 人数 | Mail Essentials | Workspace Standard | Workspace Premium |
|---|---|---|---|
| 1人 | $83.88 / 年 | $155.88 / 年 | $239.88 / 年 |
| 5人 | $419.40 / 年 | $779.40 / 年 | $1,199.40 / 年 |
| 10人 | $838.80 / 年 | $1,558.80 / 年 | $2,398.80 / 年 |
10人の会社でWorkspace Standardを導入するなら、年間 $1,558.80 です。
ただし、Workspace StandardにはVPN・クラウドストレージ・パスワードマネージャー・オンライン会議なども含まれるため、単純なメールサーバー料金とは比較しにくい点には注意してください。
日本円ではいくら?
Proton Businessの料金は米ドル表記なので、日本から利用する場合は為替レートによって実際の円換算額が変わります。
例えば、分かりやすく1ドル=150円として計算すると、年払いの月額換算は、
| プラン | ドル | 1ドル150円の場合 |
|---|---|---|
| Mail Essentials | $6.99 | 約1,049円 / 月 |
| Workspace Standard | $12.99 | 約1,949円 / 月 |
| Workspace Premium | $19.99 | 約2,999円 / 月 |
程度です。
ただし、これはあくまで参考値です。
実際には、
- 決済時のドル円レート
- クレジットカード会社の海外事務手数料
- 税金
などによって支払額が変わります。
Google Workspaceと料金は大きく違う?
Proton Mail Businessを検討する場合、Google Workspaceと比較する方も多いでしょう。
2026年10月時点でGoogle Workspace Business Starterの通常価格は、年間契約の場合 $7 / ユーザー / 月 です。
一方、Proton Mail Essentialsは $6.99 / ユーザー / 月 です。
つまり、メールを中心としたエントリープランだけを見ると、価格差はほとんどありません。
ただし、中身はかなり異なります。
Google Workspaceは、
- Gmail
- Google Drive
- Docs
- Sheets
- Meet
- Gemini
など、コラボレーションやAIを重視しています。
一方、Protonは、
- エンドツーエンド暗号化
- ゼロアクセス暗号化
- Proton Mail
- Proton Calendar
- Proton Drive
- Proton VPN
- Proton Pass
など、プライバシーとセキュリティを軸に設計されているのが大きな違いです。
単純に「どちらが安いか」ではなく、Googleのエコシステムを重視するか、プライバシーを重視するかで選ぶサービスだと思います。
以前あったMail ProfessionalやBusiness Suiteはどうなった?
Protonの料金について検索すると、
- Mail Professional
- Proton Business Suite
という古いプラン名が出てくることがあります。
しかし、現在はプラン構成が変更されています。
Mail Professionalは現在非推奨(deprecated) となっています。
また、Protonは2026年に新しいビジネス向け製品群としてProton Workspaceを展開しており、現在は、
- Mail Essentials
- Workspace Standard
- Workspace Premium
- Enterprise
という構成で考えるのが分かりやすいです。
以前の価格情報を掲載している記事もあるため、Proton Businessを契約する際は最新の公式料金を確認することをおすすめします。
Proton Mail Businessには14日間の無料トライアルがある
Proton for Businessには14日間の無料トライアルがあります。
無料トライアルでは、選択したプランに含まれるプレミアム機能を試すことができます。
さらに、
- 最大10ユーザー
- 最大10台のデバイス
- 選択したプランのプレミアム機能
を試すことができます。
Mail Essentialsだけでなく、Workspace StandardやWorkspace Premiumも試せるので、実際に業務で利用できるか確認してから契約できます。
無料トライアルには支払い方法の登録が必要
注意したいのが、無料トライアル開始時に支払い方法の登録が必要なことです。
14日間のトライアル終了後は、自動的に有料プランへ移行し、選択したプランの料金が請求されます。
継続しない場合は、無料期間中にキャンセルしましょう。
また、無料トライアルの対象になるのは、基本的に過去にProton for Businessの有料契約や無料トライアルを利用していない新規アカウントです。
無料トライアル中は別プランへ変更できない点にも注意してください。
30日間の返金保証もある
14日間の無料トライアル終了後に有料契約へ移行した後も、Protonでは30日間の返金保証が用意されています。
そのため、
- まず14日間無料で試す
- 問題なければ有料プランへ移行
- 実運用で問題があれば返金保証期間中に判断
という流れで導入できます。
業務メールの移行は慎重に行う必要があるので、いきなり既存メールをすべて切り替えるのではなく、まず少人数でテストしてみるのがおすすめです。
Proton Mail Businessの料金面でのメリット・デメリット
Mail Essentialsは$6.99から利用できる :独自ドメインの暗号化メールを比較的低価格で導入できます。
年払いなら最大20%安くなる :特にWorkspace Premiumは月払いとの差が大きく、長期利用なら年払いがお得です。
VPNやパスワード管理までまとめられる :Workspace Standard以上ならDrive・VPN・Pass・Meetなど複数サービスを一つの契約にまとめられます。
14日間無料で試せる :実際の会社メールを完全移行する前に機能や操作性を確認できます。
1人から導入しやすい :個人事業主や小規模チームでも利用しやすいユーザー単位の料金体系です。
ユーザー数に比例して料金が増える :人数が多い企業では年間コストも大きくなります。
米ドル料金なので為替の影響を受ける :日本円での支払額は為替レートによって変動します。
Mail Essentialsは15GBと容量が少なめ :Driveまで本格利用するならWorkspace Standardの1TBが現実的です。
AIやデータ保持機能はPremium中心 :Lumoの本格利用、Scribe、データ保持ポリシーなどはPremiumが必要です。
無料トライアル終了後は自動課金 :利用を続けない場合は14日以内にキャンセルする必要があります。
結局どのプランがおすすめ?
迷った場合は、次のように選ぶと分かりやすいです。
メールだけを安全にしたい
Mail Essentials
$6.99 / ユーザー / 月から利用できます。
独自ドメインメール、Calendar、基本的なDriveやPassなども含まれているため、小規模事業者には十分な内容です。
Google Workspaceの代わりとして使いたい
Workspace Standard
1TBのストレージ、VPN、Pass、Meetまで含まれるため、Protonを仕事の中心に据えるなら最もバランスが良いプランです。
AI・大容量・高度なデータ管理が必要
Workspace Premium
3TBストレージ、Lumo AI、Scribe、データ保持ポリシー、250人までのMeetなどが利用できます。
まとめ
Proton Mail Businessは、最安のMail Essentialsなら年払いで1ユーザーあたり月$6.99から利用できます。
現在の主な料金は、
- Mail Essentials:$6.99〜
- Workspace Standard:$12.99〜
- Workspace Premium:$19.99〜
です。
単に安全な独自ドメインメールが必要ならMail Essentialsで十分ですが、Proton Drive・VPN・Pass・Meetまで仕事で本格的に利用するならWorkspace Standardのコストパフォーマンスが高くなります。
Protonを初めてビジネスで利用する場合は14日間の無料トライアルが用意されているため、まず実際のメール送受信や管理画面、既存サービスからの移行方法などを確認してから契約すると良いでしょう。




