Benchmark Email logo

Benchmark Email クラシック版と現行版の違いを徹底解説|使えない機能・移行方法・注意点【2026年最新】

公式サイト(新しいタブで開く)

最終更新日: 2026年10月31日

こんにちは、Hodaです!

Benchmark Emailを以前から使っている方なら、公式サイトのあちこちに「Benchmark Classic」という言葉が出てきて、「クラシックって何? 現行版と何が違うの?」と戸惑ったことがあるかもしれません。

結論から言うと、クラシック版と現行版は、同じ名前でも別のサービスです。

2025年10月のリニューアルで、Benchmark Emailはゼロから作り直されました。そのためIDやデータは共有されず、機能も大きく変わっています。オートメーション、A/Bテスト、ランディングページなど、クラシック版にあった機能が現行版にはない一方で、AI機能やマルチユーザー対応など、現行版だけの機能もあります。

この記事では「Benchmark Email クラシック」で調べている方に向けて、次の内容をまとめました。

  • クラシック版と現行版の違い(比較表つき)
  • 現行版で使えない機能と、新しく使える機能
  • 現行版の料金
  • クラシック版はいつまで使えるのか
  • コンタクトとメールテンプレートを移行する方法
  • 移行前に知っておきたい注意点

結論:クラシック版と現行版は「別サービス」

クラシック版 - Benchmark Email
クラシック版 - Benchmark Email

まず、いちばん大事なポイントを整理します。

  • 2025年10月19日に、Benchmark Emailは「ゼロからの再構築」としてリニューアルされました
  • クラシック版と現行版は別のサービスで、IDやアカウント情報、データは共有されません
  • クラシック版と同じメールアドレスで、現行版のアカウントを新規作成できます
  • コンタクトとメールテンプレートは、公式の移行機能で現行版に取り込めます(ただし一部は引き継げません)
  • 現行版はベーシックなメール配信に絞った設計で、オートメーションやランディングページなどは搭載されていません

つまり「自動的にアップグレードされる」のではなく、「新しいサービスに自分で引っ越す」というイメージです。

Benchmark Emailのクラシック版とは?

クラシック版は、リニューアル前から提供されてきた従来のBenchmark Emailです。「従来版」とも呼ばれます。

メール配信だけでなく、オートメーション(EMA)、A/Bテスト、ランディングページ、自動更新リスト、サブアカウントなど、機能が幅広いのが特徴でした。

現在も公式の料金ページには、クラシック版へのログインリンクとヘルプセンターへの導線が残っています。クラシック版のヘルプは、現行版とは別のヘルプセンター(kb.benchmarkemail.com)で提供されています。

Benchmark Emailの現行版とは?

現行版は、2025年10月に公開された新しいBenchmark Emailです。

公式の説明では、「必要のない機能だらけの迷路」になりがちな従来のメール配信ツールをいったんリセットし、パフォーマンス・使いやすさ・わかりやすさを重視して作り直した、とされています。

現行版の主な機能は次の6つです。

  • 高機能なドラッグ&ドロップエディタ(HTMLエディタも利用可)
  • スマートAIツール(画像生成、文章の修正、件名や見出しの提案)
  • タグとセグメントによるコンタクト管理
  • わかりやすいレポート機能
  • マルチユーザー対応
  • 登録フォーム

「何でもできる多機能ツール」ではなく、「メール配信をシンプルに素早く行うためのツール」というのが現行版の立ち位置です。

クラシック版と現行版の違い【比較表】

主な違いを表にまとめました。

項目 クラシック版 現行版
提供開始 従来版 2025年10月(ゼロから再構築)
アカウント・データ 現行版とは共有されない クラシック版とは共有されない
コンタクト管理 リスト単位で保存(重複しやすい) 中央データベースで一元管理
タグ なし あり(インポート時にも付与可)
リストの作り方 リストにコンタクトを登録 条件でリストを作成(作成時点で固定、自動更新なし)
オートメーション / EMA あり なし
A/Bテスト あり なし
ランディングページ あり なし
自動更新リスト あり なし
サブアカウント あり なし(代わりに複数ユーザーを招待)
Googleアナリティクス連携 あり なし
複数ユーザー 招待機能なし 各ユーザーが個別ログイン
AI機能 — AI画像生成、スマートAIボタン、文章・件名の提案など
画像ギャラリー メール編集の外にも存在 メールビルダー内の「アップロード」に統合
ドメイン認証 CNAME 2つとDMARC(TXT)を設定 複数のDNSレコードを使用、サブドメインから送信
ログイン ID・パスワード Googleログインにも対応
画面表示 — ダークモード・ライトモード
外部連携 あり Zapier連携(2026年6月〜)。個別の直接連携は限定的
クラシック版からの移行機能 — コンタクト・メールテンプレートを取り込み可能

現行版は「引き算」で作られているのがポイントです。ここからは、特に影響の大きい部分を詳しく見ていきます。

現行版にない機能(クラシック版からの乗り換え前に要確認)

公式のFAQには、現行版に次の機能は搭載されていないと明記されています。

  • 自動更新リスト機能
  • A/Bテスト機能
  • オートメーション / EMA機能
  • ランディングページ機能
  • サブアカウント機能
  • Googleアナリティクス(GA)連携機能

上記は、2025年10月のリニューアル告知と、2026年8月更新の公式FAQをもとにしています。

リニューアルの告知記事では、オートメーションと外部サービスとの連携は「今後のロードマップに含まれている」と説明されていました。その後、外部連携については2026年6月にZapier連携が追加されています(後述)。一方、オートメーションは、2026年10月末時点で公式から提供時期は示されていません。

とくにクラシック版で次のような使い方をしている方は、移行前によく考えてください。

  • ステップメールやウェルカムメールをEMAで自動化している
  • 件名や配信時間のA/Bテストを行っている
  • Benchmark Emailのランディングページを集客に使っている
  • 条件に合う人を自動でリストに追加する運用をしている

これらをメインで使っているなら、現行版ではいまのところ同じ運用はできません。

メリット2
  • 画面がシンプルで、メール配信に集中できる

  • 学習コストが低く、すぐに配信を始められる

デメリット3
  • オートメーションやA/Bテストがなく、自動化には向かない

  • ランディングページ機能がないため、別ツールが必要

  • 自動更新リストがなく、リストの更新は手動

現行版で新しくなった機能・良くなった点

一方で、現行版には従来版にはなかった魅力的な点もあります。

AI機能が使える

現行版には、AIを使った次の機能が入っています。

  • AI画像生成:画像素材を探さなくても、指示を入力するだけでオリジナル画像を作れる
  • スマートAIボタン:キーワードとトーンを選ぶと、クリックを促すボタン文言(CTA)を提案してくれる
  • スマートAIテキスト:読みにくい文章のリライト、スペルチェック、トーンの調整
  • スマートAI見出し:開封率やクリック率を意識した件名・見出しの提案

画像は無料の素材から選ぶこともでき、使った画像や生成した画像は自動で「アップロード」に保存されます。

AI機能のクレジットは、料金ページの記載では無料プランが月150、Proプランが月1,000です。

複数ユーザーで安全に共同作業できる

クラシック版には、アカウントに他のユーザーを招待する機能がありませんでした。他の人にアクセスを任せるには、ログイン情報を共有するか、サブアカウントを作る必要がありました。

現行版では、ユーザーごとに専用のログイン情報を持てます。招待されたユーザーは、コンタクトのアップロードからメールの作成・送信まで行えます。ただし、プランの変更や他のユーザーの追加・削除はできません。

コンタクト管理が中央データベースになった

クラシック版では、コンタクトが複数のリストにそれぞれ保存されていたため、同じ人が別のリストに重複して登録され、内容がバラバラになることがありました。

現行版では、コンタクトは中央データベースに直接インポートされ、そこから条件を指定してリストを作ります。タグ、作成日、更新日、各フィールドの内容、メールのエンゲージメントなどが条件に使えます。

注意したいのは、作成したリストは作成時点で固定され、自動更新されないことです。あとからコンタクトが追加・削除されても、リストには反映されません。

また、コンタクトのプロフィールでメールのエンゲージメント情報(開封やクリックなど)を確認できるようになりました。

メールビルダーが使いやすくなった

メールビルダーでは、次の点が変わっています。

  • モバイル表示で編集できる:デスクトップとモバイルを切り替えて、それぞれ編集できます
  • セクションごとに背景画像を設定できる
  • 「チェック」機能:URLの欠落、画像のALTテキスト未設定、空のテキストブロックなどを送信前に自動で検出
  • 新しいブロック:HTMLとタイマー、2026年6月に追加された表(テーブル)ブロック
  • 日本語フォント:2026年7月に、Zen Kaku Gothic NewとShippori Minchoなどが追加されました
  • テスト送信は「メールチェックリスト」から:最大5件の認証済みメールアドレスに送れます

テストメールを送れるのは、アカウント所有者、メール認証を済ませた追加ユーザー、認証済みの返信先アドレスです。

Zapierで外部サービスとつなげる

リニューアル当初は外部サービスとの連携がありませんでしたが、2026年6月に連携ページ(Integrations)が追加され、Zapierとつなげられるようになりました。

公式ヘルプによると、Zapierでできることは次のとおりです。

  • トリガー:コンタクトの配信停止、メールのバウンス
  • アクション:コンタクトの作成・更新、コンタクト・リスト・タグの検索、配信停止、リストやタグの作成、リストへの追加・削除

「コンタクト作成」「メールの開封」「クリック」のトリガーは、今後追加予定と案内されています。クラシック版の連携とは別物なので、Zapierで設定するときは「Benchmark Email Classic」ではなく「Benchmark Email」を選んでください。

レポートとアプリ表示

全体レポートで、過去30日・60日・90日のスナップショットを確認できます。リアルタイムのアクティビティストリームも見られます。ダークモードとライトモードも選べます。

ドメイン認証の違い

メール配信では、送信元のドメイン認証が到達率に影響します。ここもクラシック版と現行版で変わりました。

  • クラシック版:CNAMEレコード2つと、DMARC(TXTレコード)をDNSに設定
  • 現行版:複数のDNSレコードを使った認証。すべてのメールがサブドメインから送信される

サブドメインから送ることで、ルートドメインの評価を守り、マーケティングメールと通常のメールを分けて運用できます。

なお、公式のFAQ内では現行版の認証について「NSレコードのみ」という表記と「複数のDNSレコード」という表記の両方が見られます。設定のときは、最新のヘルプ記事の指示に従ってください。

2026年7月のアップデートで、設定画面はDNSプロバイダーを自動で判別して、手順を案内してくれるようになりました。対応は27社で、ConoHa、GMOクラウド、ロリポップ、バリュードメインなど、日本で使われているサービスも含まれます。DNSレコードはPDFでダウンロードできるので、ドメインの管理を別の人に任せている場合にも共有しやすくなっています。

また、現行版の料金ページには、ドメイン認証の有無で月間の送信上限が変わると書かれています。

  • ドメイン認証前:登録コンタクト数の2倍まで(上限20,000通)
  • ドメイン認証後:登録コンタクト数の10倍まで

たとえば5,000件のコンタクトを登録できるプランなら、認証後は月50,000通まで送れます。

現行版の料金

現行版の料金は、2026年10月31日時点で公式の料金ページを確認すると、次のようになっています。

プラン 料金 コンタクト数 月間送信数
無料プラン 0円 500件まで 月1,000通まで(期間無制限)
Proプラン(500件) 月払い¥1,800/年払い¥1,500(月額換算) 500〜100,000件 コンタクト数の10倍(ドメイン認証後)
Enterprise(大規模配信) 個別見積もり 100,000件以上 個別見積もり

補足です。

  • 上の金額は、500件プランの料金です。英語版の料金ページでは、同じ500件プランが月払い12ドル、年払い月10ドルと表示されています。日本語ページの¥1,800と¥1,500は、これに対応した金額だと思われます
  • Proプランの料金は、登録アドレス数で決まります。選べる件数は、500・1,000・2,500・5,000・8,000・10,000・15,000・20,000・25,000・30,000・40,000・50,000・60,000・75,000・100,000件です
  • 2026年7月から、無料プランで追加できる新規コンタクトは月1,025件までになりました(以前の約2倍)
  • 追加ユーザーは、1人あたり月額1,900円で、プランのアップグレードは不要です
  • 月払いから年払いへはいつでも変更できます。年払いから月払いへは、契約期間満了後の更新時のみです
  • 無料プランは、Benchmark Emailのロゴが表示されます。ドメインは1件、APIキーは2個まで、ユーザーは1人です
  • Proプランは、ドメイン10件、APIキー10個まで使えます。ロゴは非表示にできます

また、2025年10月のリニューアル告知では無料プランは「月2,500通まで」と案内されていましたが、2026年10月時点の料金ページでは「月1,000通まで」の表示になっています。無料プランの上限は変更されている可能性があるので、利用前に公式ページで確認しましょう。

すべての有料ユーザーが全機能を使えて、ベーシックなプランのような機能制限はありません。

Benchmark Email クラシックはいつまで使える?

「クラシック版はいつ終わるのか」は、いちばん気になるところだと思います。

2026年10月31日時点で、公式のお知らせやヘルプからは、クラシック版の提供終了日や、現行版への移行期限は確認できませんでした。料金ページにも、クラシック版のログインとヘルプへのリンクが引き続き掲載されています。

一方で、公式は2026年6月と7月に、クラシック版からのコンタクト移行機能とメールテンプレートの移行機能を、現行版に追加しています。「クラシック版から現行版へ移る人」を想定した機能を、現在も増やしている状況です。

クラシック版から現行版へコンタクトを移行する方法

現行版では、クラシック版から直接コンタクトをインポートできます。2026年6月に追加された機能で、CSVを書き出して取り込む手間がありません。

移行前に知っておきたいこと

  • 移行は、現行版のアカウント側から行います
  • クラシック版のAPIキーが必要です
  • 1回のインポートで、最大50リスト・最大100,000件まで。超える場合は作業を繰り返します
  • クラシック版のセグメントは、現時点ではインポートできません
  • クラシック版で「未オプトイン」のコンタクトは、インポートされません
  • 複数のクラシック版アカウントがある場合は、いまログイン中のアカウントからログアウトして、やり直す必要があります

手順

  1. 現行版のBenchmark Emailにログインし、「コンタクト」を開きます
  2. 「連絡先をインポートする」をクリックします
  3. 「Benchmark Classicからのインポート」を選びます
  4. 「Benchmark ClassicのAPIキーを取得する」からクラシック版にログインし、アカウント名から「連携」→「APIキー」の順に進んでキーをコピーします(2段階認証を設定している場合は、メールで届く認証コードを入力)
  5. 現行版にAPIキーを貼り付けて「続ける」をクリックします
  6. 移行するリストを選びます
  7. 取り込む項目(フィールド)を選びます。既存の項目は「一致」、新規は「カスタムフィールド」と表示されます
  8. 概要(件数、新規・既存の内訳、非アクティブの合計)を確認して、「インポートを開始します」を選びます

移行時の挙動

  • 重複:複数のリストに入っている同じ人は、1件のコンタクトに統合されます。元のリストにはそのまま残りますが、コンタクトページには1件だけ表示されます。件数が想定より少なく見えるのは、このためです
  • 配信停止・エラーのアドレス:「非アクティブ」として自動的に取り込まれ、配信対象にはなりません。この扱いは変更できません
  • 名前が似た項目:「携帯電話」と「携帯」のように似た項目は、1つにまとめられることがあります
  • リスト名:クラシック版と同じ名前で移行され、あとから変更できます
  • やり直し:再実行しても重複は作られず、既存のコンタクトが更新されます。同じリストを再度取り込むと、「リスト名 - Benchmark Classic」として追加されます
  • 取り消し:移行を取り消す機能はありません。リストやコンタクト、カスタムフィールドを削除して対応します

CSVで手動移行する場合

API連携を使わず、従来どおりCSVでエクスポートして取り込むこともできます。

  • 現行版はCSV形式のみ対応です
  • 日本語が含まれる場合は、文字化けを防ぐため、Excelで保存してからCSVに変換するのがおすすめです
  • カスタムフィールドを使うなら、インポート前に現行版で作成しておきます
  • クラシック版は無効アドレスを「無効アドレスリスト」に自動登録しています。通常のエクスポートに含まれるので、移行前に除外してください

メールテンプレートの移行方法と注意点

クラシック版で作ったメールも、現行版に取り込めます。2026年7月のアップデートで追加された機能で、クラシック版のドラッグ&ドロップエディターで作ったデザインが対象です。画像は、現行版の画像ライブラリに自動でコピーされます。

手順

  1. 現行版にログインして、「新しいメールの作成」を選びます
  2. テンプレート一覧から「過去のメール」を選び、Benchmark クラシックメールを選択します
  3. クラシック版のAPIキーを入力します(連携ページで取得できます)
  4. クラシック版のテンプレートが表示されるので、取り込みたいものを選びます
  5. 現行版のエディターで編集して、テストメールを送って確認し、「保存して終了」または「保存して設定」をクリックします

引き継がれない設定がある

クラシック版と現行版ではエディターが違うため、インポート時に一部の設定は再現されません。送信前に必ず表示を確認してください。

ブロックごとの違い

ブロック 変わる点
画像 角の丸み、画像自体の枠線に非対応
テキスト 背景画像に非対応
画像グループ 既存のものは変換されるが、新規追加はできない。角の丸み、水平・垂直の配置に非対応。画像の幅が画面サイズに応じて変わることがある
画像カード 「画像キャプション」ブロックに変換。角の丸み、モバイル表示設定、モバイル向けCSSに非対応
テキストボックス 通常のテキストブロックに変換。2列のテキストは、モバイルで縦並びにならない
ボタン アンカーリンクは変換されない
区切り線・余白 複数列のセクション内にあると、背景色が反映されないことがある
画像+テキスト 「画像カード」ブロックに変換。角の丸み、モバイル表示設定、モバイル向けCSSに非対応
ソーシャルメディア 「Website」「Bluesky」アイコンは非対応(プレースホルダー表示)。アイコンごとの色・枠線・角丸は引き継がれず、ラベルのテキストも非対応
シェアボタン インポートされない(メールのWeb版が現在生成されないため)
動画 YouTubeとVimeoのみ対応。Wistiaは非対応。枠線に非対応
ナビゲーションバー 「メニュー」ブロックに変換。画像リンク、左右配置、リンクごとの個別スタイル、モバイルの縦並びに非対応
eコマース / Shopify 画像・テキスト・ボタンの各ブロックに分かれて変換。コンテナの枠線や余白は引き継がれない
パーミッションリマインダー インポートされない

メール全体の挙動

  • ブロックごとの背景色:現行版はブロック単位の背景色に対応していません。インポート時は、セクション内の最初のブロックの背景色が行全体に使われます
  • 差し込みタグ:自動では引き継がれず、通常のテキストとして表示されます。アカウントに設定済みの差し込みタグと一致する場合は、サポートに問い合わせると対応できることがあります
  • アンカーリンク:インポートされません
  • 枠線スタイル:一部のスタイルは、インポート後も表示は正しいものの、あとから編集するときの選択肢にはありません
  • メール全体の枠線:非対応のため引き継がれません

特に注意したいのは差し込みタグです。「○○様」のような名前の差し込みを使っているメールは、そのまま送ると「{{名前}}」のようなタグが文字として表示される恐れがあります。必ずテスト送信で確認しましょう。

画像ギャラリーの場所が変わった

クラシック版では、画像ギャラリーがメール編集の外にも置かれていました。現行版では、メールビルダーの中の「アップロード」に統合されています。

「アップロード」を開くには、未送信のメールを開く必要があります。画像だけを管理したいときも、メールの編集画面を経由します。

メールの送り方も少し変わった

現行版では、メールの送信手順に新しい選択肢が増えました。

  1. 従来どおり:メールを作成して、件名・送信元・コンタクトリストを設定し、配信予約または即時送信
  2. コンタクトから送る:「コンタクト」でコンタクトを選び、「メールを送信」をクリックしてテンプレートを選択
  3. フィルターで絞って送る:フィルター条件で特定のグループを絞り込み、全員を選んで「メールを送信」
  4. リストから送る:「リスト」で1つまたは複数のリストを選び、「メールを送信」

「このタグが付いた人だけに送る」といった使い方は、2か3が便利です。

クラシック版と現行版、どちらを使うべき?

最後に、どちらを選ぶべきかの目安をまとめます。

現行版が向いている人

  • 新しくBenchmark Emailを始める
  • メルマガやお知らせを、シンプルに素早く配信したい
  • チームで作業を分担したい(ユーザーごとに個別ログインしたい)
  • AIで件名や文章、画像づくりを効率化したい

クラシック版が向いている人

  • オートメーション(EMA)やステップメールを使っている
  • A/Bテストやランディングページを使っている
  • 自動更新リストでセグメント配信を自動化している
  • 現行版にない機能に頼っていて、乗り換えるメリットが小さい

移行する場合の進め方

  1. まず現行版の無料プランでアカウントを作る(クラシック版と同じメールアドレスでOK)
  2. コンタクトをインポートして、タグを設定する
  3. テンプレートを取り込み、送信前にテストメールで表示を確認する
  4. ドメイン認証を設定する
  5. 問題なければ、現行版で配信を始める

クラシック版のアカウントとは別になるため、いきなり解約せず、並行して試してから切り替えると安心です。

Benchmark Email クラシック版に関するよくある質問

Q: クラシック版は使えなくなりますか?

A: 2026年10月末時点で、公式のお知らせからクラシック版の提供終了日や移行期限は確認できませんでした。料金ページには、クラシック版のログインとヘルプへのリンクも引き続き掲載されています。ただし今後の方針は変わる可能性があるため、公式の案内を確認してください。

Q: クラシック版のIDで現行版にログインできますか?

A: できません。クラシック版と現行版は別のサービスで、IDやデータは共有されません。クラシック版と同じメールアドレスで、現行版のアカウントを新規作成できます。

Q: コンタクトは自動で移行されますか?

A: 自動では移行されません。現行版のコンタクトインポート画面から「Benchmark Classicからのインポート」を使い、クラシック版のAPIキーを入力して取り込みます。

Q: セグメントは移行できますか?

A: 現時点ではできません。現行版でタグやフィルター条件から、リストを作り直す必要があります。

Q: オートメーションは現行版で使えますか?

A: 現行版には、オートメーション機能は搭載されていません。公式はロードマップに含まれているとしていますが、リリース時期は示されていません。なお、2026年6月からZapier連携が使えるので、簡単なコンタクト操作の自動化はZapier経由で組める場合があります。

Q: 作成済みのメールもそのまま使えますか?

A: 「新しいメールの作成」→「過去のメール」から取り込めますが、一部のブロック設定は再現されません。差し込みタグ、アンカーリンク、シェアボタンなどは特に注意が必要です。送信前に必ずテストメールで確認してください。

Q: 現行版の料金は?

A: 無料プランは、コンタクト500件まで・月1,000通までです。Proプランはコンタクト数で料金が決まり、500件プランは月払い¥1,800、年払い

Q: 現行版にはサポートがありますか?

A: 日本人のサポートチームが対応するとされています。日本語のヘルプページも用意されています。

まとめ

Benchmark Emailのクラシック版と現行版の違いを、ポイントで整理します。

  • クラシック版と現行版は別のサービスで、IDもデータも共有されない
  • 現行版はシンプルさを重視して作り直され、オートメーション、A/Bテスト、ランディングページなどは非搭載
  • 現行版には、AI機能、タグ、マルチユーザー、モバイル編集など、新しい機能がある
  • コンタクトはAPIキーでの直接インポートが可能。ただしセグメントは移行できない
  • メールテンプレートも取り込めるが、差し込みタグ、アンカーリンク、シェアボタンなどは引き継がれない
  • Zapier連携(2026年6月〜)は使えるが、オートメーションはまだ提供時期が未発表
  • クラシック版の終了日は、2026年10月末時点で公式からは確認できていない

「シンプルにメルマガを送りたい」なら現行版、「自動化やLPまで一つのツールで完結させたい」ならクラシック版(または別ツール)という整理が、いまのところ分かりやすいと思います。

移行を考えている方は、まず現行版の無料プランで、コンタクトとテンプレートを試しに取り込んでみてください。

シェア

LINEでシェア
  • Benchmark Email logo
    料金
    Benchmark Emailの料金プラン徹底解説|無料とProの違い・料金体系を紹介
  • Benchmark Email logo
    ガイド
    Benchmark Emailで連絡先を追加する方法|CSV一括インポートを画像付きで解説
  • Benchmark Email logo
    ガイド
    Benchmark Email APIとは?できること・料金・使い方をGoogleスプレッドシート連携の例つきで解説

あわせて見たいツール

Mailerlite logo
Mailerlite

メーラーライト

4.3 ★

現在は世界100万社以上が利用しており、特に使いやすさとコストパフォーマンスの高さで評価を得ています。

月額10.80ドルから
beehiiv logo
beehiiv

ビーハイブ

4.6 ★

ニュースレター運営・収益化に特化したメール配信プラットフォーム

月額39.20ドルから
Kit logo
Kit

キット

4.0 ★

クリエイター向けに設計されたメールマーケティングツールです。ニュースレター配信や自動化をシンプルに管理できます。

月額39ドルから

著者(私が書きました)

Hoda(HodaPress)
  • Kajabiパートナー
  • 海外SaaSレビュー
  • 40+ countries visited

HodaPress

Hoda

フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。

Jonas R.

Jonas R.

海外ツールリサーチ・記事レビュー担当

リトアニア出身。現在は欧州の大手IT企業に勤務し、ソフトウェア開発およびデジタルプロダクト分野で10年以上の実務経験を持つ。

当サイトでは、海外SaaSツールや最新テクノロジーに関する情報収集、英語圏の公式情報の確認、記事内容のレビューを担当。製品アップデートや業界動向の調査を通じて、より正確で信頼性の高い情報提供をサポートしている。