こんにちは、Hodaです。
Postizの基本機能やMCPサーバーについては別記事「Postizレビュー」「PostizのMCPサーバーを解説」でまとめましたが、今回はもう一つの連携方法である「Claude Cowork」との組み合わせについて解説します。ターミナル操作が不要になるぶん、非エンジニアの方にとってもイメージしやすい連携です。
Claude Coworkとは
Claude Coworkは、Anthropicが提供するナレッジワーカー向けのエージェント型AIツールです。デスクトップアプリとして動作し、Google Drive、Gmail、DocuSignといった手元のファイルやアプリと連携しながら、複数ステップにわたるタスクを自律的にこなします。SNS投稿の管理も、Postizと組み合わせることでこのタスクの一つとして扱えるようになります。
Claude Coworkの主な特徴は次の通りです。
- デスクトップネイティブ:ブラウザやクラウド側の追加設定なしに、手元のファイルやアプリと直接連携できる
- アプリ連携:Google Drive、Gmail、DocuSignなどと接続し、既存のツールにあるコンテンツをそのままSNS投稿へ活用できる
- 自律的なタスク実行:「下書き→予約→公開」までの一連の作業を、指示を出すだけで最後まで自動的にこなす

Claude Code
自律的に動く「エージェント型」AIツール。それが Claude Code だ。
価格
月額18ドルから
無料プラン
なし
試用・無料枠
なし
総評
PostizとClaude Coworkはどう連携するのか
PostizはCLI(コマンドラインツール)として「Postiz Agent」を提供しており、これをClaude Coworkに「スキル」として追加することで、MCP(Model Context Protocol)経由で自動的に発見・利用されるようになります。設定が完了すれば、Claude Coworkはターミナルを開くことなく、デスクトップ上からPostizのコマンドを直接呼び出せるようになります。
仕組みを整理すると、次のような流れになります。
- Postiz Agentをインストールし、APIキーを設定する
- Claude CoworkがMCPツール連携を通じてPostizを自動的に発見する
- Postizの全コマンドが、Claude Coworkから使える「ツール」として利用可能になる
- Claude Coworkが複雑なワークフローに応じて、複数のコマンドを自律的に組み合わせて実行する
- 既存のデスクトップアプリやファイルともシームレスに連携する
セットアップ方法
導入はコマンド数行で完了します。
# スキルをインストール
npx skills add gitroomhq/postiz-agent
# APIキーを設定
export POSTIZ_API_KEY=your_api_key
# 接続済みプラットフォームを確認
postiz integrations:list
# 最初の投稿を作成
postiz posts:create \
-c "Hello from Postiz Agent!" \
-s "2025-01-01T12:00:00Z" \
-i "your-integration-id"
Claude Coworkは、インストールされたSKILL.mdファイルを自動的に読み込み、利用可能なPostizコマンド一式を認識します。設定内容は次のような形式です。
---
name: postiz
description: Social media automation
CLI for scheduling posts across
30+ platforms
metadata:
claude-cowork:
requirements:
env:
- POSTIZ_API_KEY
binaries:
- postiz
---
# Available Commands
- postiz integrations:list
- postiz integrations:settings <id>
- postiz posts:create
- postiz upload <file>
- postiz analytics:platform <id>
一度この設定が完了すれば、以降はターミナルを触る必要はなく、Claude Coworkとの会話だけで投稿作業を進められます。
デスクトップから話しかけるだけで投稿が完了する
Claude Coworkとの連携が完了すると、実際の使用感はチャットで指示を出すだけになります。たとえば次のような指示を出すと、
自分のブログ記事をTwitter、LinkedIn、Redditに
カバー画像付きで投稿して、明日の朝9時に予約して
Claude Cowork側は次のように応答しながら、実際の作業を進めます。
対応します。
1. Postiz経由で連携済みアカウントを確認しました
2. カバー画像をアップロード中
3. 3つのプラットフォームへ予約投稿を設定中
完了しました!以下の内容で予約されています:
- X(Twitter):9:00に予約
- LinkedIn:9:00に予約
- Reddit(r/programming):9:00に予約
「アカウントの確認」「画像のアップロード」「複数プラットフォームへの予約」という複数ステップを、1回の指示だけでまとめて処理してくれる点が、ターミナル操作に慣れていない方にとっての大きなメリットです。
定型業務の自動化にも使える
Claude Coworkは単発の投稿だけでなく、繰り返しのタスクを任せる使い方にも向いています。たとえば、次のように依頼すると、
平日の毎朝、~/content/drafts フォルダを確認して、
新しい下書きがあれば今日の正午にすべてのSNSへ予約投稿して。
公開済みの下書きは ~/content/published に移動して
Claude Coworkは次の作業を自律的に実行します。
- 下書きフォルダを監視する
- 各投稿を読み込み、整形する
- Postiz経由でスケジュールする
- 完了後、ファイルを移動する
ブログやコンテンツ制作のワークフローに組み込んでおけば、「フォルダに原稿を置くだけで、SNS投稿まで自動的に進む」という状態を作れます。
Claude Cowork × Postizが向いている理由
- ターミナルやCLIの知識がなくても、デスクトップから直接操作できる
- 手元のファイルからコンテンツを取り込んで、そのまま投稿に活用できる
- 発見・作成・予約までの複数ステップを、自律的にまとめて処理してくれる
- Google DriveやGmailなど、他のデスクトップアプリとも連携できる
- 1回の指示で複数プラットフォームへ同時にクロスポストできる
Postiz Agentが使えるコマンド一覧
Claude Coworkから呼び出されるPostiz Agentは、次のようなコマンドを備えています。
| コマンド | 機能 |
|---|---|
postiz integrations:list |
連携済みのSNSアカウント一覧を表示 |
postiz integrations:settings <id> |
プラットフォーム固有の設定項目を取得 |
postiz integrations:trigger <id> <method> |
フレア(Reddit)やプレイリスト(YouTube)などプラットフォーム固有の機能を実行 |
postiz posts:create |
新しい投稿を作成・予約 |
postiz posts:list |
予約済み・公開済みの投稿一覧を表示 |
postiz posts:delete <id> |
予約済みの投稿を削除 |
postiz analytics:platform <id> |
連携アカウント単位の分析データを取得 |
postiz analytics:post <id> |
特定の投稿の分析データを取得 |
postiz upload <file> |
メディアをアップロードし、再利用可能なURLを取得 |
複数プラットフォームへの同時投稿や、スレッド形式のコメント付き投稿、Reddit向けのサブレディット・フレア指定など、プラットフォームごとの細かい設定にも対応しています。
OpenClawでも同様に利用できる
Postiz AgentはCLIツールとして提供されているため、Claude Cowork専用というわけではなく、シェルコマンドを実行できるAIエージェントであれば同じように利用できます。その一例が、オープンソースの個人向けAIエージェント「OpenClaw」です。
OpenClawはSKILL.mdファイルを読み込んでPostizの利用可能なコマンドを把握し、連携済みアカウントの発見、メディアのアップロード、プラットフォーム固有設定を反映した投稿の作成、スケジュール設定までを自律的に行います。
> 明日の朝、新機能のお知らせツイートを予約して。
./assets/launch.png のスクリーンショットを添付して
OpenClawは自動的に次を実行します:
postiz integrations:list
postiz upload ./assets/launch.png
postiz posts:create \
-c "We just launched..." \
-m "uploaded-url" \
-s "2025-03-02T09:00:00Z" \
-i "twitter-id"
Claude Cowork以外のエージェント環境を使っている場合でも、同じPostiz Agentの仕組みをそのまま活用できる、という柔軟性は覚えておいて損はありません。
対応プラットフォーム
Postiz Agent経由でも、Postiz本体と同じく幅広いプラットフォームに対応しています。X(Twitter)、LinkedIn、Instagram、Facebook、Reddit、YouTube、TikTok、Pinterest、Discord、Slack、Telegram、Twitch、Kick、Medium、Dev.to、Hashnode、WordPress、Dribbble、Warpcast(Farcaster)、Lemmy、Moltbook、Googleビジネスプロフィール、Listmonk、Skool、Whopなど、25以上のプラットフォームごとに専用の設定ガイドが用意されています。
安全性について
Postiz本体のMCPサーバーと同様、Claude Cowork連携でも「必ず人間がループの中に入るようにしてください」という注意が公式から明記されています。特に定型業務として自動化する場合、下書きフォルダの内容がそのまま公開されてしまう仕組みになるため、投稿前に内容を確認する運用ステップを組み込んでおくと安心です。
よくある質問
Claude Coworkとは何ですか?
Anthropicが提供する、ナレッジワーカー向けのエージェント型AIツールです。デスクトップ上で動作し、Google DriveやGmailなどのアプリと連携しながら、複数ステップのタスクを自律的にこなします。
PostizとClaude Coworkはどうやって連携しますか?
Postiz Agent(CLIツール)をスキルとしてインストールし、APIキーを設定するだけです。Claude CoworkはMCPツール連携を通じてPostizを自動的に発見し、以降はコマンドをそのままツールとして呼び出せます。
ターミナルの操作は必要ですか?
初回のインストール時にはターミナルコマンドを数行実行しますが、それ以降は不要です。日々の投稿作業はClaude Coworkとの会話だけで完結します。
定型業務のような繰り返し作業も自動化できますか?
はい。特定のフォルダを監視して新しい下書きを見つけたら自動でSNSへ予約投稿する、といった多段階のワークフローも、Claude Coworkに任せることができます。
Claude Cowork以外のツールでも使えますか?
Postiz AgentはCLIツールのため、シェルコマンドを実行できるAIエージェントであれば利用できます。オープンソースのOpenClawなどでも同様の仕組みが動作します。
安全に使うために気をつけることはありますか?
AIが自動生成・自動公開する内容を、人が確認しないまま配信してしまうリスクがあります。Postiz公式も「必ず人間がループに入るように」と注意喚起しており、特に自動化ワークフローを組む場合は確認ステップを挟むことをおすすめします。
ターミナル操作なしで、デスクトップからの会話だけでSNS投稿を管理できる
Google DriveやGmailなど手元のアプリと連携し、既存コンテンツをそのまま投稿に活用できる
「発見→作成→予約」までの複数ステップを自律的にまとめて処理してくれる
フォルダ監視のような定型業務の自動化にも対応
Postiz Agent自体はCLIツールのため、OpenClawなど他のエージェント環境でも同じ仕組みを利用できる
自動化を組むほど、公開前の人によるチェックを挟む運用設計が重要になる
初回セットアップにはターミナルでのコマンド実行が必要
プラットフォーム固有の設定(Redditのフレアなど)は事前に仕組みを理解しておく必要がある






