ツール最新情報
2026年10月6日—「Gamma 5」が公開されました
こんにちは、Hodaです。
AIプレゼン作成サービスの Gamma が、最新版となる Gamma 5 を2026年10月6日(米国時間)に公開しました。公式ブログでは「同社史上最大のプロダクト刷新」と位置づけられています。
テーマは、AIで作った資料にありがちな「どれも同じに見える」問題の解消です。Gamma は、この画一的な見た目を 「AI smell(AIっぽさ)」 と呼び、エージェント、エディター、デザインスタイル、外部サービスとの連携、インポート・エクスポートの5つの領域を作り直しました。
今回は、Gamma の公式ブログとプレスリリース、国内ニュースをもとに、Gamma 5 の新機能と、無料プランで使えるかどうかを整理します。
この記事の要点
- Gamma 5 はすべてのユーザー・すべてのプランで利用可能。既存の資料(gamma)もそのまま Gamma 5 上で編集できる
- AIエージェントに指示して直す方法と、キャンバス上で要素を直接動かす方法を、自由に切り替えられる
- エージェントが対話しながら、資料の構成(ストーリー)づくりを手伝ってくれる
- 配色やテイストの幅が広がり、ブランドや内容に合わせたデザインにしやすくなった
- Slack の会話や Granola の議事録を、資料作成に取り込める(企業向けコネクター)
- PowerPoint や PDF を、デザインを保ったまま取り込んで要素単位で編集し、書き出せる
- 無料プランでも、1回の指示で最大10枚のスライドを生成できる。ただしAI機能の利用にはクレジットが必要
- ブランドガイドラインなどを覚えるメモリー機能は「次の開発予定」 で、現時点では未提供
Gamma 5 とは

Gamma は、文章による指示から、プレゼンテーション資料、ドキュメント、Webサイト、SNS用の素材、グラフィックなどを作れるAIプラットフォームです。公式ブログによると、これまでに1億人以上が利用しています。
Gamma 5 は、そのプラットフォームを土台から作り直した大型アップデートです。最新のフロンティアモデルや画像生成モデルを活用しながら、ブランドの世界観に沿ったデザインも、まったく新しいデザインも作れることを目指しています。
なぜ作り直したのか

公式ブログでは、AIツールが普及した結果、次のような状況になっていると説明されています。
- 文面、レイアウト、ストック写真のような画像、デザインの選択が、どの資料でも似通ってきた
- 数年前は魔法のように見えたAI資料も、いまでは見慣れてしまい、読み飛ばされやすくなった
そこで Gamma は、「AIで資料を作れること」ではなく、「見る価値のある資料を作れること」 が課題になったと考え、個性(distinctiveness)、作り込み(craft)、センス(taste)を軸に再設計したとしています。
CEOの Grant Lee 氏は、プレスリリースの中で、何か月もかけて練った考えでも、誰でも数秒で作れそうな資料に見えてしまうと、専門性が伝わらず、仕事そのものへの信頼も損なわれかねないと述べています。
Gamma 5 の新機能
対話しながら構成を作るエージェント
新しいエージェントは、指示を受けて資料を作るだけでなく、質問を投げかけながら、アイデアを一緒に掘り下げます。デザインに入る前に、ストーリーを練り上げる手伝いをしてくれる、というのが公式の説明です。
また、エージェントは編集中の文脈を保持します。そのため、修正のたびに目的や条件を最初から説明し直す必要がありません。
エージェント編集とフリーフォームキャンバスを切り替えられる新エディター

AIで資料を生成するのは簡単でも、細部を思いどおりに整えるのが大変、という不満に応えるのが新しいエディターです。次の2つの編集方法を、自由に行き来できます。
- エージェント主導の編集:AIに指示して、素早く直す
- フリーフォームキャンバス:個々の要素(画像やテキストなど)を、自分で動かし、並べ、整える
「速さが欲しいときはエージェントに頼み、位置まで厳密に決めたいときは自分で操作する」という使い分けができます。
表現できるデザインスタイルの拡大
多くのAIツールには、「このツールで作った」と分かる共通の見た目があります。Gamma 5 では、スタイルの幅が大きく広がりました。公式では、次のような例が挙げられています。
- 大胆でポップなスタイル
- 暗く落ち着いたダーク系のスタイル
- ミッドセンチュリー風のスタイル
ブランドに合わせることも、伝えたいストーリーに合わせてデザインを決めることもできます。
Slack や Granola のコンテキストを取り込める企業向けコネクター

新しい企業向けコネクターにより、すでに手元にある情報を資料づくりに取り込めます。公式ブログでは、次のような例が紹介されています。
- Slack のスレッドをプレゼンテーションにする
- Granola の通話の文字起こしを、顧客向けの提案資料に取り込む
プロンプトを丁寧に書き込まなくても、実際の議論や記録をもとに資料を作れる、という狙いです。

Granola
ボット不要の文字起こし、自分のメモを補完するAI要約、MCP連携まで備えた次世代のAI議事録アプリ
価格
月額14ドルから
無料プラン
あり
試用・無料枠
制限あり
総評
当サイトからの登録で、有料プランにする際に初月が無料になります!
既存資料のインポートとエクスポート
AIツールは、ゼロから生成するのは得意でも、既存の資料を扱うのは苦手なことが多い、というのが公式の問題意識です。Gamma 5 では、次のようなファイルを、デザインを保ったまま取り込めます。
- PowerPoint のファイル
- 複雑なインフォグラフィック
取り込んだあとは、個々の要素を編集し、きれいに書き出せます。公式は「手持ちの資料はあなたのもののまま、編集できるようになるだけ」と説明しています。国内ニュースでは、無料プランの説明の中で、PDF と PPTX の読み込み・書き出しにも対応すると伝えられています。
無料プランでできること・制限
公式ブログによると、Gamma 5 はすべてのユーザー、すべてのプランで利用できます。国内ニュースでは、無料プランについて次のように伝えられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用可否 | 無料プランを含むすべてのユーザーが利用可能 |
| スライド生成数 | 1回の指示で最大10枚 |
| PDF / PPTX | 読み込み・書き出しに対応 |
| AI機能 | 利用にはクレジットが必要 |
| Gammaのロゴ | 削除するには有料プランへの加入が必要 |
Gamma は2025年9月末に、AI生成を使い放題とする定額制から、クレジットを組み合わせた料金体系へ移行すると発表していました。具体的な付与クレジット数や有料プランの価格は変わる可能性があるため、導入前に Gamma の料金ページで最新の情報を確認してください。
公式が紹介している導入事例
公式ブログでは、Gamma を使っている顧客の例が紹介されています。いずれも Gamma 側が公表している事例で、第三者による検証ではない点に注意してください。
- あるマーケティングエージェンシーは、PowerPoint の使用を禁止。クライアント向けの納品物は、クライアントのブランドに合わせて、すべて Gamma で作り始めている
- あるクライアントでは、1人あたり年間2か月分の作業時間を節約している
- 別のクライアントでは、マーケティング担当者が週に最大20本のスライドデッキを作れるようになった
- ある顧客では、Gamma を自動レポートのワークフローに接続し、レポートの作成サイクルが 3か月から5日になった
- ある営業チームでは、パーソナライズした資料を使って、受注率が4.5倍になった
今後の予定:メモリー機能
公式ブログによると、次に予定されているのはメモリー機能です。ブランドガイドライン、好み、文脈をプロジェクトをまたいで Gamma が覚えることで、毎回ゼロから始めずに、チームの成果物が積み上がっていく形を目指しています。
また、「同じエンジンが、アイデアを必要なあらゆる形に変えていく」とも述べられており、資料以外の形式への展開もうかがえます。
なお、一部のニュースサイトでは、Gamma 5 がすでにブランドガイドラインをプロジェクト間で保持できるかのように書かれています。しかし、公式ブログでは「次に取り組むのがメモリー」と説明されているため、この記事では今後の予定として扱っています。
Gamma 5 はどんな人に向いている?
公式の説明や機能から考えると、次のような方に向いていると考えられます。
- ブランドの見た目を守りながら、資料を量産したいチーム:スタイルの幅が広がり、ブランドに合わせた作成が前面に打ち出されています
- AIで作った資料を、細部まで自分で整えたい方:エージェントとキャンバスを切り替えて編集できます
- 会議の記録やチャットの内容から、資料を作りたい方:Slack や Granola のコネクターが使えます(企業向け)
- すでにPowerPointやPDFの資料が手元にある方:デザインを保ったまま取り込み、編集し直せます
よくある質問
Gamma 5 は無料で使えますか?
使えます。無料プランを含むすべてのユーザーが対象です。ただし、AI機能の利用にはクレジットが必要で、Gamma のロゴを外すには有料プランが必要です。
以前に作った資料はどうなりますか?
公式ブログによると、既存の gamma は Gamma 5 上にすでにあり、そのまま編集できます。
PowerPoint や PDF は取り込めますか?
取り込めます。PowerPoint、PDF、複雑なインフォグラフィックを、デザインを保ったまま取り込み、個々の要素を編集して、書き出せます。
Slack や Granola との連携はどのプランで使えますか?
公式は「企業向けコネクター(enterprise connectors)」と案内しています。利用できる範囲や条件は、Gamma の公式情報で確認してください。
ブランドの設定を覚えてくれるメモリー機能はありますか?
現時点では、公式が「次の開発予定」として示している段階です。提供時期は明らかにされていません。
まとめ|Gamma 5 のメリットと注意点
Gamma 5 は、「AIで速く作れる」という従来の強みを保ちつつ、デザインの個性と細部の直しやすさに重点を置いたアップデートです。無料プランからでも試せるため、まず既存の資料や、次に作る資料で触ってみる価値があります。
デザインスタイルの幅が広がり、ブランドや内容に合わせた見た目にしやすい
エージェントでの編集と、キャンバス上での直接編集を自由に切り替えられる
エージェントが対話しながら、資料の構成づくりを手伝ってくれる
PowerPoint や PDF を、デザインを保ったまま取り込み、編集・書き出しできる
Slack や Granola の内容を、資料づくりに取り込める
無料プランを含むすべてのプランで利用できる
AI機能の利用にはクレジットが必要で、使い方によっては無料枠を使い切る可能性がある
無料プランでは Gamma のロゴを外せない
Slack や Granola のコネクターは企業向けで、使える条件の確認が必要
ブランドガイドラインなどを覚えるメモリー機能は、まだ提供されていない
導入事例の数字は、Gamma 側の公表値である






