こんにちは、Hodaです!

Raycast(レイキャスト)は、キーボードだけで、アプリの起動、ファイル検索、計算、ウィンドウ整理、AIへの質問までできる「ランチャー」アプリです。普段マウスで何度もクリックしている操作を、ほぼすべてキーボードの数タッチにまとめられます。
この記事では、Windowsでのインストール方法から、まず覚えておきたい基本操作、さらに便利にする使い方までを、順番に解説します。
無料で使えます!(Window Managementの一部の機能や、AI・翻訳・音声入力などは、有料のProプランが対象です)
今回は、Windowsの場合でご紹介します
インストールの方法
まずこちらの公式サイトに進み、ダウンロードをします。
インストーラを保存できるので、インストールが完了したら、起動します。

起動したら、以下のような画面になるので、「Sign in」をクリックします。

もしアカウントを持っていない場合は、ログイン画面が開きます。すでに連携している場合は、以下のようにポップアップが開きますので 続けるをクリックします

Raycastのアプリに戻ってきます。恐らく以下のように「無料トライアルどうでしょうか?」という通知が表示されると思います。こちらは自由ですが、クレジットが必要になるタイプの無料トライアルなので、まずは無料プランで試したい方は「Continue」をクリックして無視すればOKです。

そしたら、以下のようにスタートウィザードのようなページが表示されるので、次に進んでいきます。新機能やお知らせなどの紹介がされています。

最後に、Raycastを開くキーを設定する画面になります。 Windowsの場合デフォルトだと Win ボタンになっています。これを押下すると、Raycastが起動します。以下のように Win を押して、Raycastが開けばOKです!

基本的な使い方
まずは、毎日使う基本の操作から見ていきましょう。ここで紹介する機能は、Raycastを開く(Winキー)→ 入力する → Enterで実行、という流れが基本です。Escを押すと、1つ前の画面に戻る(Raycastのトップ画面なら閉じる)ので、迷ったらとりあえずEscで大丈夫です。
アプリを検索して起動する
これは通常の Windows の検索と同じです。何かを検索したい時は、通常通りに検索バーに入力してください。すると、以下のように、アプリを検索して起動することができます。

アプリ名の一部を入力するだけで候補が出るので、↵(Enter)を押せば、そのまま起動します。
よく使うアプリは、次の2つの方法で、さらに素早く開けるようにできます。
- お気に入りに登録する:アプリを選択した状態で
Ctrl + Shift + Fを押すと、お気に入りに追加(または解除)できます。Ctrl + Shift + ↑ / ↓で、お気に入りの並び順も変えられます - ホットキーを割り当てる:アプリごとにホットキーを設定すると、Raycastを開かなくても、ワンキーでそのアプリを呼び出せます。公式のクイックスタートでは、「
Alt+ アプリ名の頭文字」(例:ブラウザならAlt + B)から始めるのが、わかりやすい方法として紹介されています。設定方法は、後ほど「ショートカットキーを設定する」で説明します

ファイルやフォルダを検索する
ファイルやフォルダを検索するのはシンプルで、単純にファイル名を入力すればマッチするファイルが表示されます
以下は、ヒントやその他のできるコマンドです。
- もし例えば、
Workと入力したけど、ファイルではなくアプリが先頭に表示されてしまった場合はCtrl + ↓を押すことですぐにファイルセクションに飛べます Search Filesと入力すると、ファイル検索画面に飛べます.pngなどの拡張子からも選択できます- 右上のフィルターから検索結果を絞り込むこともできる
- 右下の
Actionからプレビューをしたり、ファイルアクションも可能 - ファイルやフォルダのパス(
C:\Users\...など)を、そのまま入力すると、Open in File Explorer というコマンドが出て、エクスプローラーで開ける - 検索欄が空のときに
Search Filesを開くと、最近使ったファイル(Recently Used) が並ぶ
Search Filesで、より詳しく探す
Search Files を開くと、Root Search(トップの検索画面)より広い結果の一覧に加えて、ファイルの詳細(メタデータ)を示すパネルが表示されます。フォルダの中身を見ているときは、Ctrl + Shift + P で、並び順を「更新日・作成日・名前」から選べます。
Root Searchの結果の中から、特定のファイルの詳細を見たいときは、Show Details in File Search のアクションを使うと、そのまま Search Files に切り替わります。

どこまで検索できる?
公式マニュアルによると、デフォルトでは、ホームフォルダの中が検索対象です。
- 隠しファイルは対象外です(設定で、
Include Hidden Filesをオンにすると含められます) node_modulesや一時ファイル(*.tmp)、システムのキャッシュのような、検索のノイズになるものは、自動で除外されます。.gitignoreなどの除外設定も尊重されます- ほかのフォルダや、外付けドライブを対象にしたい場合は、Settings → File Search の Search Scopes から追加できます
- ファイルの検索用データ(インデックス)は、端末の中だけに保存され、Raycastのサーバーには同期・アップロードされません
- Root Search(トップの検索画面)にファイルを表示したくない場合は、Settings → Launcher の Include Files in Root Search で切り替えられます
ファイルの中身まで検索したいとき
デフォルトでは、ファイル名だけが検索対象です。ファイルの中の文章まで検索したい場合は、Settings → File Search で Content Search をオンにします。
Windowsの場合、この機能はWindowsの検索機能(Windows Search)のインデックスを使います。そのため、検索したいフォルダが、Windows側でインデックスされていないと、トグルがグレーアウトして押せません。その場合は、次の手順で設定します。
- Raycastの警告から、または Windows の「インデックスのオプション」を開く
- 検索したいフォルダを追加する
- 「詳細設定」→「ファイルの種類」で、対象の種類を「プロパティとファイルの内容にインデックスを付ける」に設定する
ファイルをさらに高速に表示するヒント
個人的には Save as Quicklink という機能がとても便利です。これを使うと、ファイルを右クリックして Save as Quicklink を選択すると、そのファイルをRaycastのクイックリンクとして保存することができます。これを使うと、ファイルをすぐに開くことができるのでとても便利です。

クリップボードの履歴を出す
クリップボードの履歴を出すには Clipboard History を検索してください。

すると、以下のように、直近の履歴を表示することができます。内容の選択はマウスでもできますし、キーボードの矢印キーとEnterでも操作することができるのでとても便利です。テキストはもちろんその場でプレビューできますし、画像や画像リンクのコピーの場合もその場でプレビューができるのでかなり親切ですね!

単に履歴を表示するだけでなく、右上のドロップダウンをクリックすると All type Text only Image only などの表示を選ぶことができます。テキストのみ、メールのみ、画像のみなどをすぐに絞り込むことができるのはとても便利ですね!

その他にも Clipboard History 機能では以下のようなことを確認・操作できます
- コピーものとソースの確認、画像のサイズ、ファイルの容量、コピー時間の確認
- シェアする
- 名前を変更する
- 保存元のフォルダを開く
- Quick Look でプレビューする
- 画像からテキストをコピーする(OCR)
- Pin固定する
それぞれの操作は Action と呼ばれ、ショートカットキーでさらに効率的に操作することもできます

「Clipboard Historyを毎日使いたい」という方には、ホットキーを割り当てておくのがおすすめです。履歴の保持期間(無料は最長3か月、Proはさらに長期間)、Paste as…による貼り付け形式の切り替え、QRコードの読み取り、連続貼り付けなどの機能は、別の記事で詳しく解説しています。
👉 Raycast Clipboard Historyの使い方|コピー履歴の検索・プレーンテキスト貼り付け・連続貼り付けを解説
Actionからさらに操作する
Raycastの中で、最も覚えておきたいのが Action Panel(アクションパネル) です。
アプリ、ファイル、フォルダ、コマンド、検索結果など、何か項目を選択した状態で Ctrl + K を押すと、その項目に対してできる操作が、すべて一覧で表示されます。

使い方のポイントは次の通りです。
↵(Enter):一覧の一番上にある「メインのアクション」をすぐに実行する(アプリなら起動、ファイルなら開く、コマンドなら実行)Ctrl + ↵:「2番目のアクション」を実行するCtrl + Shift + ↵:「3番目のアクション」を実行するCtrl + K:すべてのアクションを一覧で開く(もう一度押すと閉じる)Esc:閉じる、または一つ前に戻る- アクション名を入力すると、一覧をその場で絞り込める
- 各アクションの右側にショートカットが表示されるので、慣れてきたら、パネルを開かずに直接実行できる
アクションの内容は、選択した項目によって変わります。たとえば、次のようなものがあります。
| 選択した項目 | できる操作の例 |
|---|---|
| アプリ・コマンド | 起動・実行、Configure Command(ホットキーやエイリアスの設定)、お気に入りの登録 など |
| ファイル・フォルダ | 開く、詳細を見る(Show Details in File Search)、Save as Quicklink など |
| クリップボードの履歴 | Paste as Plain Text、Copy Text from Image(画像から文字を取り出す)、Save as Snippet など |
| 計算結果 | 答えのコピー、現在のアプリへの貼り付け、色の形式を変えてコピー(Copy Color as...) など |
特によく使う操作を、いくつか挙げておきます。
- Configure Command:ホットキーやエイリアスを設定する
- Save as Quicklink:ファイルやフォルダを、Quicklinkとして保存する
- Save as Snippet:クリップボードの履歴から、スニペットを作る
検索画面に、そのまま数式を入力するだけです。たとえば 1200 * 8 と入力すると、その場で計算結果が表示されます。↵ を押すと、結果がクリップボードにコピーされます。
通貨の計算も 1jpy usd のように入力すると、以下のように通貨の計算ができます。 0.5btc jpy のような仮想通貨にも対応しています

1mile in m のような単位もすぐに計算してくれます

yesterday + 2 weeks のように、日付の計算もできます

38% of 500 や 34% off 550 もすぐに計算してくれます!
ただし、RaycastのCalculatorは、単純な電卓ではありません。自然な文章に近い形で入力できるので、さまざまな計算や変換ができます。公式マニュアルに載っている例を、いくつか紹介します。
| できること | 入力例 |
|---|---|
| 四則演算 | 1200 * 8 |
| パーセント計算 | 52% of 900 |
| 割引計算 | 20% off 80 |
| 平方根 | square root of 625 |
| べき乗 | 2 power 10 |
| 単位変換 | 10ft in m |
| 通貨換算 | 100 usd in gbp |
| 時刻を調べる | time in tokyo |
| 都市間の時刻を変換する | 5pm ldn in sf |
| 時差を調べる | diff Paris |
| 指定時間後を調べる | time in 4 hours |
| 日付を計算する | monday in 3 weeks |
| 残り日数を調べる | days until 31 Mar |
| 時間を人間が読みやすい形式に変換 | 145 mins to timespan |
| CSS単位を変換 | 2rem in px |
| デザイン用サイズ変換 | 2 inches in px at 72 ppi |

海外のメンバーと仕事をしている場合は、time in tokyo や time in São Paulo のように入力して、各都市の現在時刻をすぐに調べられます。time in brisbane + 4 hours のように、「その都市で4時間後は何時か」という計算にも対応しています。now、today、tomorrow、yesterday と入力すると、その日付や時刻がすぐに表示されます。
計算結果のコピーには、次のショートカットが使えます。
↵:答えをクリップボードにコピーCtrl + ↵:答えを、今開いているアプリに貼り付けCtrl + Alt + C:書式なしの答えをコピーCtrl + Alt + Shift + C:「式と答え」をコピー
色の形式も変換できる
Web制作をしている方には、カラー変換も便利です。#ff6363 のように色を入力すると、その色をプレビューできます。Hexのほか、rgb()、hsl()、hwb()、lab()、lch()、oklab()、oklch() などの形式を認識します。↵ を押すと Copy Color as... が開き、Hex、RGBA、HSL、Lab、Oklchなど、別の形式に変換してコピーできます。

よく使う文章をSnippetsに登録する
Raycastには、よく使う文章を保存してすぐに呼び出せる「Snippets」という機能があります。
例えば、
- メールアドレス
- 住所
- メールの署名
- お問い合わせへの返信文
- よく使うURL
- コード
- 絵文字
などを登録しておくことができます。
Raycastを開いて Create Snippet と検索すると、新しいスニペットを作成できます。
例えば、自分のメールアドレスを登録する場合は、
- Name:メールアドレス
- Snippet Text:example@example.com
- Keyword:
!email
のように設定します。
Keywordを設定すると、ブラウザやメール、チャットなどで !email と入力するだけで、登録したメールアドレスへ自動的に置き換えることができます。

キーワードは、うっかり入力しないような文字列にするのがコツです。! や ;; を先頭に付けると、誤爆しにくくなります。日付やカーソル位置を自動で入れられる「Dynamic Placeholders」や、タグ管理、チーム共有などの使い方は、別の記事で詳しく解説しています。
👉 Raycast Snippetsの使い方|定型文・Keyword・自動展開・Dynamic Placeholdersを解説
Quicklinksでよく使うサイトを開く
Quicklinks は、毎日開くWebサイト、フォルダ、ファイルなどを、Raycastの検索から名前ですぐに開けるようにする機能です。ブラウザのブックマークの代わりとして使えます。
登録できるのは、次のようなものです。
- Webサイトのアドレス(
https://github.comなど) - ファイルやフォルダのパス(Windowsでは
C:\Projects\my-appのような形式) - アプリのDeeplink(
spotify://playlist/...やslack://channel/...など) - 検索用のアドレス(
https://google.com/search?q={argument name="query"}など)
Quicklink(クイックリンク)の作り方
- Raycastを開いて、
Create Quicklinkを検索して実行する - Link に、開きたいURLやパスを入力する
- Name と Icon を設定する(Webサイトの場合、アイコンは自動で設定されます)
- 必要に応じて、Tags を付ける
Ctrl + ↵で保存する

保存したQuicklinkは、Raycastの検索で名前を入力すれば、そのまま開けます。Search Quicklinks コマンドで、一覧から探すこともできます(一覧では、Ctrl + P でタグによる絞り込みもできます)。
ゼロから作らなくてもOK:Add from Library
Settings → Quicklinks にある Add from Library から、Google、Wikipedia、YouTubeなど、あらかじめ用意された数百のQuicklinkを追加できます。検索語を入れる場所が、すでに設定された状態で作成画面が開くので、必要に応じて調整して保存するだけです。
入力した言葉で検索するQuicklink
リンクの中に {argument name="query"} のような引数を入れておくと、入力した言葉でそのまま検索できるQuicklink になります。1つのQuicklinkに、最大3つまで引数を入れられます。たとえば、GitHubのリポジトリを開くQuicklinkであれば、次のように設定できます。
https://github.com/{argument name="org"}/{argument name="repo"}
このほか、チームの定例ミーティングのZoomやGoogle MeetのURLを登録しておく使い方もあります。
ウィンドウを左右に並べる
Window Management は、今開いているウィンドウのサイズと位置を、キーボードだけで整える機能です。ドラッグ操作をしなくても、2つのウィンドウを左右に並べて見比べる、といったことが一瞬でできます。
Raycastを開いて、次のようなコマンドを検索して実行します。
| コマンド | 動作 |
|---|---|
| Left Half / Right Half | ウィンドウを画面の左半分・右半分に配置する |
| Top Half / Bottom Half | 上半分・下半分に配置する |
| Maximize | 画面全体に広げる |
| Center | 画面の中央に配置する(サイズは維持) |
| Restore | 元のサイズと位置に戻す |
| Move to Previous/Next Display | マルチモニターで、別の画面にウィンドウを移動する |
そのほか、画面を3分割・4分割・6分割にするコマンド(Top Left Quarter、Top Left Sixth など)や、ウィンドウを指定した位置・サイズに動かすコマンドも用意されています。

Windowsだけの便利なコマンド
公式マニュアルによると、Windowsでは、仮想デスクトップを操作するコマンドも使えます。
Open Desktop 1…9/Close Desktop 1...9:仮想デスクトップを開く・閉じるMove to Desktop 1…9:ウィンドウを、指定したデスクトップに移動するRename Desktop 1…9:デスクトップの名前を変更するFocus Next App Window/Focus Previous App Window:同じアプリのウィンドウを、順に切り替える
ホットキーを割り当てると、さらに速い
ウィンドウ操作は、頻繁に使うので、ホットキーを割り当てておくのがおすすめです。公式マニュアルでも、例として「Left Half」にホットキーを設定する方法が紹介されています。
- Raycastで
Left Halfを検索して選択する Ctrl + Kを押して、Configure Command → Set Hotkey を選ぶ- 割り当てたいキーの組み合わせを押す
キーの組み合わせは、左半分と右半分で矢印キーを使い分けるなど、覚えやすいルールにしておくと便利です。ほかのアプリのショートカットと重ならないものを選んでください(重なる場合は、設定時に警告が表示されます)。ウィンドウ関連のホットキーは、Settings → Window Management でも設定・確認できます。
自分専用のコマンドやレイアウトも作れる
Create Command を使うと、「画面の左側3分の1に固定する」のような、自分専用のサイズ・位置のコマンドを作れます。また、Create Layout を使うと、複数のウィンドウを一度に決まった位置へ並べる「レイアウト」を作れます(1つのディスプレイにつき、最大8個のウィンドウ。Quicklink、ファイル、フォルダ、URLを開くこともできます)。今の画面の状態をそのまま保存する Save Current Layout もあります。
なお、公式マニュアルでは、Window Managementのページに「More with Pro」と表記されています。基本のウィンドウ配置は、まず試してみて、レイアウトなどの高度な機能が必要になったら、公式マニュアルで内容を確認してみてください。
絵文字や記号を入力する
Search Emoji & Symbols は、絵文字や記号を、名前で検索して、そのまま貼り付けられる機能です。
使い方はシンプルです。
- Raycastを開いて、
Search Emoji & Symbols(またはemoji)と入力して実行する - 探したい絵文字・記号の名前を入力して検索する
↵を押すと、今開いているアプリの入力欄に貼り付けられる

名前やカテゴリーのほか、自分で付けたキーワードでも検索できます。探しても見つからないときは、AIが候補を出してくれることもあります。
便利な機能も、いくつかあります。
- ピン留め(
Ctrl + .):よく使う絵文字を、一覧の一番上に固定する - カスタムキーワード(
Ctrl + E):絵文字に、自分だけの検索ワードを付ける - クリップボードにコピー(
Ctrl + ↵):貼り付けではなく、コピーだけする - 貼り付けて、ウィンドウを開いたままにする(
Ctrl + Shift + ↵):絵文字を続けて入力するときに便利 - Unicodeのコピー(
Ctrl + Alt + Shift + C):絵文字のUnicodeをコピーする - Settings → Emoji & Symbols で、列数(6〜10列)、
↵を押したときのメインのアクション、絵文字の肌の色を変更できる
また、RaycastのノートやSnippets、Quicklinksなど、Raycastの中の入力欄では、: を入力すると、絵文字の候補が表示されます。SlackやメールなどのほかのアプリではこのRaycast内の機能は使えないので、Search Emoji & Symbols のコマンドを使ってください。
Windows標準の絵文字ピッカーを置き換える
Windowsでは、Win + . で標準の絵文字ピッカーが開きます。公式マニュアルによると、Raycast側で Search Emoji & Symbols のホットキーを Win + . に設定すると、標準のピッカーの代わりに、Raycastの絵文字検索を使えます。
- Settings(
Ctrl + ,)→ Emoji & Symbols を開く Search Emoji & Symbolsのホットキーを、Win+.に設定する
Raycastをさらに便利にする使い方
基本操作に慣れてきたら、次の機能も試してみてください。使いこなせば、Raycastが「自分専用のツール」になっていきます。
ショートカットキーを設定する
Raycastの強みは、あらゆるコマンドに、ホットキー(グローバルなショートカット)とエイリアス(短縮ワード)を割り当てられることです。
| 種類 | 使い方 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ホットキー | Raycastを開かなくても、どこからでもコマンドを実行できるショートカット | 1日に何度も使う機能(クリップボード履歴、ウィンドウ操作など) |
| エイリアス | Raycastの検索欄に入力すると、そのコマンドが一番上に表示される短い言葉 | たまに使うが、素早く開きたいもの |
1つのコマンドに、ホットキーとエイリアスの両方を設定することもできます。
設定の手順(Action Panelから)
- Raycastで、設定したいコマンドやアプリを選択する
Ctrl + Kを押して、Configure Command を選ぶ- Set Hotkey または Set Alias を選ぶ
- キーの組み合わせ、または短い言葉を入力して、
↵で保存する
設定画面(Settings → Shortcuts)から設定する
Settings → Shortcuts では、すべてのコマンドの、ホットキーとエイリアスを、一覧で確認・編集できます。
- 検索欄で、コマンドを探せる
- カテゴリー(Applications、Extensions、Quicklinks、System Actions など)や、状態(Hotkey Set、Alias Set、Enabled、Disabled)で絞り込める。すでに設定したものだけを表示できるので、キーが重複していないかのチェックにも便利
- ホットキーは Record Hotkey をクリックして、キーを押して登録する。少し待つと自動で保存される(
↵を押せば、すぐに保存できる)
覚えやすい決め方のコツ
- 公式のクイックスタートでは、「
Alt+ アプリ名の頭文字」から始めるのが、簡単な方法として紹介されています(例:ブラウザならAlt + B) - エイリアスは、
gc(Google Chrome)やcb(Clipboard History)のように、2〜3文字の短い言葉にする - エイリアスに使えるのは、小文字の英字、数字、スペースのみです(特殊文字は使えません)。大文字で入力しても、小文字に変換されて保存されます
- エイリアスは、完全一致のものが一番上に表示されます(あいまい検索ではありません)
Windowsで使えるキー
Windowsでは、ホットキーに、Ctrl、Alt、Shift、Win が使えます。Ctrl + Shift + ◯ のように、複数のキーを組み合わせることもできますし、Ctrl Ctrl のような、「同じ修飾キーを2回押す」ホットキーも使えます。Win キーは、単独のホットキーにしたり、Win + A のように組み合わせたりすることもできます。また、左右の Ctrl や Alt は、別々のキーとして扱われます。
ほかのコマンドと同じホットキーを設定しようとすると、どのコマンドと重なっているかが赤い警告で表示されます。別のキーを選ぶか、上書きするか(上書きすると、元のコマンドのホットキーは外れます)を選べます。ただし、Raycast自体を開くホットキーは、上書きできません。
Extensionsを追加する
Raycastは、Extensions(拡張機能) を追加することで、できることを大きく広げられます。公式のStore(ストア)には、コミュニティが作った拡張機能が、数多く公開されています。Mac版とWindows版の両方に対応していて、Storeには、お使いのOSで使える拡張機能だけが表示されます。
拡張機能のインストール方法
- Raycastで
Storeを検索して実行する - 検索欄にキーワードを入力して、拡張機能を探す(名前、コマンド、キーワード、カテゴリーで探せます)
- 拡張機能を開くと、説明、コマンドの一覧、スクリーンショット、開発者の情報を確認できる
↵を押してインストールする

インストールした拡張機能は、すぐに使えるようになり、Raycastの検索から呼び出せます。更新は、自動でバックグラウンドで適用されます(手動で確認したい場合は、Check for Extension Updates コマンドを実行します)。ブラウザから、Raycast Store(Web版) を見て、そこからインストールすることもできます。
公式のクイックスタートでは、最初の1つとして、GIFを検索して貼り付けられる「GIPHY」のような、シンプルなものを試すことが紹介されています。
設定画面(Settings → Extensions)では、インストールした拡張機能の設定を確認できます。Raycast AIが、どの拡張機能のツールを使えるかも、ここから設定できます。なお、Storeからインストールした拡張機能は、Action Panel(Ctrl + K)から、アンインストールや設定、ソースコードの確認もできます。
Raycast AIを使う
Raycast AIは、Raycastの中から、AIに質問したり、文章を作ってもらったりできる機能です。公式マニュアルでは、AI Chatは「Pro Exclusive」と表記されています(有料のProプランが対象です)。AIの利用には、プランごとの毎月のクレジットが使われます。
使い方は、大きく2つあります。
| 機能 | 向いている使い方 | 開き方 |
|---|---|---|
| Quick AI | その場でさっと聞きたい、1回きりの質問 | Raycastを開いて、質問を入力して Tab を押す |
| AI Chat | 追加質問をしながら進めたい、長めのやり取り | Root Searchで AI Chat を実行する(Quick AIの途中から、Ctrl + J で引き継ぐこともできる) |

AI Chatは、履歴が残り、あとから続きを再開できる、専用のウィンドウです。次のようなことができます。
- ファイル、ノート、クリップボードの履歴、ブラウザのタブ、選択したテキスト、スクリーンショットなどを、会話に添付できる(入力欄で
@を押して選択) - 使うモデル(AIの種類)を切り替えられる(
/でも切り替え可能)。「Auto」にすると、質問ごとに、Raycastが最適なモデルを選んでくれる - Web検索、画像生成、AI Extensions(
@で呼び出す、AI用の拡張機能)、MCP対応のサーバーなどを使って、AIにいろいろな作業をさせられる
翻訳する
Translate は、Raycastの中でテキストを翻訳できる機能です。Windowsにも対応しています。こちらも、公式マニュアルでは「Pro Exclusive」と表記されています。
- Raycastを開いて
Translateと検索し、原文を入力(または貼り付け)すると、自動で翻訳される ↵で、翻訳結果をコピーできる。Ctrl + Alt + ↵で、今開いているアプリに、そのまま貼り付けられる- 原文の言語は、デフォルトで自動判定される。Settings → Translator で、デフォルトの言語を設定できる
さらに手軽なのが、Root Searchの中での、短いフレーズの翻訳です。hello in german 明日の天気は雨です in freのように、「テキスト + in + 言語名」と入力すると、すぐに翻訳が表示されます。

音声入力する
Dictation(音声入力) は、キーを押して話すだけで、整った文章に変換して、今開いているアプリに貼り付けてくれる機能です。こちらも、公式マニュアルでは「Pro Exclusive」と表記されています。
使い方
- 初回は、マイクの使用を許可して、入力デバイス(マイク)を選ぶ
- Dictationを呼び出すホットキーを設定する(Raycastを開かなくても、どこからでも使えます)
- ホットキーを押して録音を始め、普通に話す
- もう一度ホットキーを押すと、文字起こしの結果が貼り付けられる(
Escでキャンセル)
ホットキーを押し続けて話す「プッシュ・トゥ・トーク」にも対応しています。1回の録音は、最長20分です。
便利な機能
- Vocabulary:人名、ブランド名、専門用語などを登録して、認識の精度を上げられる(最大50語、1語あたり20文字まで)
- Dictation History:過去の文字起こしが保存されるので、あとから貼り付けたり、コピーしたりできる(録音データは、直近25件が保存されます)
- Dictate to Note:文字起こしを、そのままRaycastのノートとして保存できる
- 設定で、言語を選べる(「Auto」にすると、話した言語を自動で判別します)
なお、メールやチャット向けに文章の整え方を変えるStylesや、アプリごとの文脈を使う機能など、一部の機能は、公式マニュアルでMac限定と書かれています。Windowsでは、基本の音声入力を中心に使うイメージです。
プライバシー
公式マニュアルによると、あなたの声が、AIモデルの学習に使われることはなく、音声データは、Raycastのサーバーにも保存されません。文字起こしの内容や統計は、お使いの端末の中に保存されます。
ちなみに、個人的には Wispr flow を使っています!

Wispr Flow
話すだけで、文章入力をもっと速く、もっと自然に。
価格
月額960円から
無料プラン
あり
試用・無料枠
毎週2,000文字まで
総評
当サイトからの登録で、Proプランを14日間無料で試せます!
困ったときは:公式マニュアルを使おう
公式マニュアルは、manual.raycast.com で、いつでも見られます。Raycastの中では、Ctrl + Shift + / でも、ユーザーガイドを開けます。
設定画面は、Raycastを開いた状態で Ctrl + , で開けます。ホットキーやエイリアスをまとめて見直したいときは、Settings → Shortcuts が便利です。
まとめ
Raycastは、「Winキー → 入力 → Enter」という、シンプルな操作を軸に、日々の細かい作業を、まとめて効率化してくれるツールです。
- 基本:アプリ起動、ファイル検索、クリップボード履歴、計算機、Snippets、Quicklinks、ウィンドウ整理、絵文字入力
- さらに便利に:ホットキーとエイリアス、Extensions、AI、翻訳、音声入力
まずは、Ctrl + K(Action Panel)、計算機、Quicklinks の3つから試してみるのがおすすめです。
クリップボード履歴とSnippetsは、特に便利な機能なので、それぞれ別の記事で、詳しく解説しています。
基本機能は無料で使い始められる
アプリ、ファイル、計算、クリップボード、スニペットなどを1つのランチャーにまとめられる
ホットキーとエイリアスで、自分用にカスタマイズできる
Extensionsで、連携できるサービスを増やせる
AI Chat、翻訳、音声入力は、Proプランが対象(Window ManagementやClipboard Historyの一部機能も「More with Pro」)
ホットキーが、ほかのアプリと重複することがある
Quicklinksの「Open With」や、音声入力のStylesなど、一部の機能はMacのみ対応


