こんにちは、Hodaです。
「Raycastは無料で使えるの?」「Proにすると何が変わるの?」と迷っている人に向けて、Raycastの料金プランを公式情報(2026年11月時点)をもとに整理しました。

結論から言うと、Raycastは基本機能を無料で使い続けられます。 クリップボード履歴、スニペット、ウィンドウ管理、拡張機能など、日常の作業を楽にする機能の多くは無料プランに含まれています。有料プランを検討するのは、AI機能を使いたい人や、クラウド同期・音声入力・無制限のクリップボード履歴など、一歩進んだ機能が欲しくなった人です。
なお、2026年9月に有料プランの仕組みが大きく変わり(AIクレジット制への移行、新プランの追加)、古いレビュー記事の料金情報は現在と一致しないことがあります。この記事では、現在の公式の料金ページとマニュアルを確認したうえで解説します。
先に結論:Raycastの料金とおすすめの選び方
- まずは無料(Free)でOK:ランチャー、クリップボード履歴(3か月)、スニペット、クイックリンク、ウィンドウ管理、Notes、拡張機能、iOSアプリが使える。期間の制限はなし
- AIを使いたいならPro:月$10(年払いなら月あたり$8)。毎月500AIクレジットつき。クラウド同期、音声入力、翻訳、無制限のクリップボード履歴、カスタムテーマなども含まれる
- 最新・最上位のAIモデルを使いたいならPlusまたはMax:クレジットが増え、トップクラスのモデルも選べる
- チームで使うならTeams:無料のTeams Freeから始められる
個人向けプラン早見表
| プラン | 月払い | 年払い | 毎月のAIクレジット | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | $0 | なし | 基本機能は無料。AIは含まれない |
| Pro | $10 | $96(月あたり$8) | 500 | AI、クラウド同期、音声入力、翻訳など |
| Pro+(Plus) | $20 | $192(月あたり$16) | 3,000 | 全モデル(トップクラス含む)が使える |
| Max | $50 | $480(月あたり$40) | 7,500 | Plusと同じモデルで、さらに多くのクレジット |
年払いにすると、月払いより約20%安くなります。価格はドル表記で、為替や税金によって実際の支払額は変わります。購入前に、公式の料金ページ(raycast.com/pricing)で最新の金額を確認してください。
無料プラン(Raycast Free)でできること
Raycastの無料プランは、お試し版ではありません。公式FAQでも、個人利用は無料のまま使えるようにしたい、という方針が示されています。無料プランに含まれる主な機能は次のとおりです。
- コア機能:アプリ起動、クリップボード履歴、クイックリンク、計算機、スニペット、絵文字ピッカー、ウィンドウ管理など
- Raycast Notes:作業中にさっとメモを残せる機能。2026年10月から無料プランでもメモ数の制限がなくなり、画像も貼れるようになった
- Raycast for iOS:iPhone向けのアプリ
- 拡張機能:コミュニティが作った数千の拡張機能をすべて利用できる
- 拡張機能の自作・開発ツール:自分用の拡張機能も作れる
こちらのYoutube動画でもご紹介しています!
無料プランの制限
無料プランで、できないことや制限は次のとおりです。
- Raycast AIは使えない(Quick AI、AI Chat、AI Commandsなど)
- クリップボード履歴の保存期間は3か月(Proは無制限)
- クラウド同期はなし
- 音声入力(Dictation)と翻訳(Translator)は使えない
- カスタムテーマと、独自のウィンドウ管理コマンドは使えない
つまり、「AIなしで、基本的な生産性ツールを1つにまとめたい」という使い方なら、無料プランだけで完結します。
会社の仕事で使っても無料?
公式FAQによると、FreeプランとTeamsプランは、個人だけでなく組織での利用も可能で、会社の環境でも使えます。無料機能を業務で使うために、有料プランへの切り替えは必要ありません。
無料でも便利に使える機能の例
- クリップボード履歴:コピーした文章やリンク、画像を、あとから検索して貼り付けられる(Raycast Clipboard Historyの解説)
- スニペット:登録した定型文を、短いキーワードで展開する(Raycast Snippetsの解説)
- ウィンドウ管理:ウィンドウを左半分、右半分、3分割などに整える
- 拡張機能:NotionやSlack、Linearなどの外部サービスを、ブラウザを開かずに操作する
Raycast Proで追加される機能
有料のProプランでは、無料プランの内容に加えて、次の機能が使えるようになります。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Raycast AI | Quick AI、AI Chat、エージェント、AI Commands、AI Extensions、Screen Awareness、メモリーなど |
| AIクレジット | 毎月500クレジットが付与される |
| 高速・高性能なAIモデル | 主要なAI各社のモデルから選べる |
| Bring Your Own(自分のAIの持ち込み) | 自分のAPIキーやサブスクを接続できる |
| クラウド同期 | スニペット、Notes、チャットを、Mac・Windows・iOS間で同期できる |
| 音声入力(Dictation) | 音声で文字を入力できる |
| Translator | その場で翻訳できる |
| クリップボード履歴 | 保存期間が無制限になる |
| カスタムウィンドウ管理 | 自分好みのウィンドウ配置コマンドを作れる |
| カスタムテーマ | 見た目を自分好みに変えられる |
注意:「AIなし」のProはない
公式FAQでは、Proプランは必ずAIが含まれるとされています。「AIは要らないけれど、クラウド同期や音声入力だけ欲しい」という場合でも、Proの料金になります。AIを使わない場合は、設定でAI機能を完全にオフにできます。
AIクレジットの仕組み
2026年9月から、Raycast AIの利用量はAIクレジットで管理されるようになりました。ここを理解しておくと、Proで足りるかどうかを判断しやすくなります。
基本ルール
- 有料プランには、毎月一定のクレジットが付与される
- クレジットは、メッセージ数ではなく、使ったモデルと、読み書きした文章量によって消費される
- 長い会話、添付ファイル、ツールの呼び出し、メッセージの再生成や編集も、消費量に加算される
- モデルごとに消費の速さが違い、安いモデルほど長く使える
- モデル選択の画面では、「Cost」の目安が表示され、消費の速さを比べられる
繰り越しと有効期限
- 毎月のクレジットは、使い切れなくても翌月まで繰り越し可能。ただし、付与から60日で失効する
- 無料トライアルのクレジットは、付与から7日で失効する
- 追加購入(トップアップ)したクレジットは、購入から12か月有効。使うには有効な有料プランが必要
- 解約しても、クレジットの有効期限は変わらない。ただし、有料プランに入っていないとAIは使えない(無料プランにAIはない)
残高の確認と、足りなくなったとき
- 残高は、設定の「アカウント」画面で確認できる。モデル別・日別の使用量も見られる
- AI Chatで
/usageと入力しても確認できる - 残りが少なくなると、チャット画面に警告が表示される
- 月のクレジットと追加購入分の両方がなくなると、次の付与日か追加購入まで、Raycast AIは止まる
- 自分のAIを接続している場合は、そのモデルは引き続き使える
トップアップ(追加購入)
足りなくなった場合は、クレジットを追加で購入できます。パッケージは500/2,500/5,000/10,000クレジットの4種類で、価格は購入画面に表示されます。無料トライアル中は追加購入できません。Teamsプランでは、追加購入分はメンバーごとの扱いで、チーム内で共有されません。
Pro・Plus・Maxの違い
上位プランの違いは、シンプルに言うと「使えるAIモデルの幅」と「毎月のクレジット量」です。
| 項目 | Pro | Plus | Max |
|---|---|---|---|
| 月額 | $10 | $20 | $50 |
| 年額 | $96 | $192 | $480 |
| 毎月のクレジット | 500 | 3,000 | 7,500 |
| 高速・高性能なモデル | ○ | ○ | ○ |
| トップクラスのモデル | × | ○ | ○ |
| クラウド同期・音声入力など | ○ | ○ | ○ |
トップクラスのモデルとして、公式マニュアルには、OpenAIのGPT-6系(Sol、Astraなど)や、AnthropicのClaude Opus系・Fableなどが挙げられています。対象モデルは、新しいモデルの登場に合わせて変わっていきます。
Plus以上を選ぶ目安は次のとおりです。
- Pro:日常的な質問、文章の校正や要約、翻訳などが中心の人
- Plus:複雑な推論やコーディングなど、最上位のモデルを使いたい人。毎月のクレジットが6倍になる
- Max:AIを毎日大量に使うヘビーユーザー
機能面でのProとの違い(クラウド同期、音声入力など)はありません。差が出るのは、あくまでAIの部分です。
自分のAIを使う(Bring Your Own)という選択肢
Raycastには、自分で契約しているAIを接続して使う方法があります。この場合、Raycastのクレジットは消費されません。
- Bring Your Own Subscription:自分のClaudeまたはChatGPTのサブスクを接続し、その利用枠で使う
- Bring Your Own Key(BYOK):自分のAPIキーを使い、料金は各AIの提供元に支払う(OpenAI、Anthropic、Googleなどに対応)
- カスタムプロバイダー:OpenAI互換のサービスなどを接続する
- ローカルモデル:Ollama経由で、自分のパソコン上のモデルを使う
ただし、これらを使うにも有料プラン(Pro以上)が必要です。無料プランでは、自分のAIを持ち込むことはできません。すでにAIのサブスクやAPIを契約している人は、Proに入れば、クレジットを気にせずRaycast上で使えます。
無料トライアルと学生割引
- 無料トライアル:対象となる新規アカウントは、Proの無料トライアルを始められる。トライアルには500クレジット分のAI利用が含まれる。ただし、PlusやMaxのトップクラスのモデルは対象外で、追加購入もできない
- 学生割引:認定された学生は、Proが50%引きになる。申請はフォームから行う。割引の対象はProプランのみで、PlusやMaxは対象外
チーム向け:Teams・Enterpriseの料金
チームや会社で使う場合のプランも、簡単に整理しておきます。
Teams Free
- 料金は無料で、期限もない(トライアルではない)
- メンバー数の制限なし
- 共有できるのは、スニペット30個、クイックリンク30個、コマンド5個まで
- チーム専用の拡張機能ストア(Private Store)が使える
Teams Pro
| プラン | 月払い(1ユーザー) | 年払い(1ユーザー) | 毎月のクレジット(1ユーザー) |
|---|---|---|---|
| Teams Pro | $15 | $144(月あたり$12) | 500 |
| Teams Pro+ | $25 | $240(月あたり$20) | 3,000 |
| Teams Max | $65 | $624(月あたり$52) | 7,500 |
Proの全機能に加えて、共有コマンド・スニペット・クイックリンクが無制限になります。席数に最小・最大はなく、人数に応じて支払います。
Enterprise
料金は個別見積もり(年契約のみ)です。SOC 2 Type II準拠、SAMLとSCIM、ドメインキャプチャ、2FAの強制、拡張機能やIPの許可リスト、AI機能の組織単位の管理など、セキュリティと管理機能が強化されています。MDMでMacに一括配布する機能にも対応しています。
既存ユーザーの注意点(Raycast v1・年払いの人)
- v1を使っている有料ユーザー:新しいモデルやトップクラスのモデルは、Raycast v2でのみ使えます。2026年12月17日以降は、クレジットがなくなるとAIが止まる仕様になります。なお、Mac版v2は、macOS TahoeとApple Siliconが必要です
- 年払いで契約中の人:2026年9月の変更にあわせて、契約期間が終わるまで毎月のクレジットが50%増量されています(Proは750、Pro+は4,500)
どのプランを選ぶ?おすすめの選び方
| あなたの使い方 | おすすめ |
|---|---|
| アプリ起動、クリップボード履歴、スニペット、ウィンドウ管理を使いたい | Free |
| まずはお試ししたい | Free(AIを試したいならProの無料トライアル) |
| ブラウザを開かずにAIに質問・要約・翻訳したい | Pro |
| ClaudeやChatGPTのサブスクを、Raycastから使いたい | Pro(自分のAIを接続) |
| 複数のデバイスで、スニペットやNotesをそろえたい | Pro |
| 音声入力をよく使う | Pro |
| クリップボード履歴を3か月以上残したい | Pro |
| 最上位のAIモデルを、頻繁に使いたい | Plus |
| AIを毎日、大量に使う | Max |
| チームでスニペットやリンクを共有したい | Teams Free → 必要に応じてTeams Pro |
Raycast料金のメリット・デメリット
基本機能が無料で、期限もなく使い続けられる
無料プランでも、個人・組織を問わず利用できる
クリップボード履歴・スニペット・ウィンドウ管理など、別アプリが必要な機能がまとまっている
年払いにすると、月払いより約20%安くなる
自分のClaudeやChatGPTのサブスク、APIキーを接続できる
学生は、Proが50%引きになる
無料プランにはAIが含まれない
AIなしでは有料プランに入れず、Proは必ずAI込みの料金になる
AIの利用量が読みにくく、クレジットを使い切るとAIが止まる
クレジットには有効期限があり、貯めておく使い方には向かない
自分のAIを持ち込むのにも、有料プランが必要
2026年9月に仕組みが変わったため、古い記事の情報と食い違うことがある
よくある質問
Raycastは無料で使えますか?
はい。ランチャー、クリップボード履歴(3か月)、スニペット、クイックリンク、ウィンドウ管理、Notes、拡張機能、iOSアプリなどが、期限なしで無料で使えます。AI、クラウド同期、音声入力、翻訳などは有料のProプランが必要です。
Raycast Proはいくらですか?
月払いで$10、年払いで$96(月あたり$8)です。毎月500AIクレジットが付与されます。最新の金額は、公式の料金ページで確認してください。
無料プランでAIは使えますか?
使えません。Raycast AIは有料プランの機能で、無料プランには含まれません。新規アカウントの場合は、Proの無料トライアルでAIを試せることがあります。
AIクレジットを使い切ったらどうなりますか?
月のクレジットと追加購入分がなくなると、次の付与日まで、またはクレジットを追加購入するまで、Raycast AIは止まります。自分のAI(サブスク・APIキー・ローカルモデル)を接続していれば、そちらは使い続けられます。
クレジットは繰り越せますか?
毎月のクレジットは、翌月まで繰り越せます。ただし、付与から60日で失効します。追加購入分は、購入から12か月です。
Proに入るとAIを使わなくても料金は変わりませんか?
はい。Proは、必ずAIが含まれる料金体系で、AIを使わなくても料金は同じです。使わない場合は、設定でAI機能をオフにできます。
自分のChatGPTやClaudeのサブスクは使えますか?
はい。Bring Your Own Subscriptionで、自分のClaudeまたはChatGPTのアカウントを接続できます。ただし、利用には有料プラン(Pro以上)が必要です。
年払いと月払い、どちらがお得ですか?
年払いのほうが約20%安くなります。Proなら、月払い$10に対して、年払いは月あたり$8です。ただし、途中で使わなくなる可能性があるなら、最初は月払いで試すのも手です。
学生割引はありますか?
はい。認定された学生は、Proが50%引きになります。ただし、PlusとMaxは対象外です。
会社で使うには、有料プランが必要ですか?
必要ありません。FreeプランとTeamsプランは、組織での利用も可能です。チームでスニペットやリンクを共有したい場合や、AIを使いたい場合に、Teams ProやEnterpriseを検討してください。
WindowsやiPhoneでも同じ料金ですか?
プランの内容は、公式の料金ページにデバイス別の料金差は記載されていません。無料プランにはiOSアプリが含まれ、Proのクラウド同期を使うと、スニペットやNotes、チャットをMac・Windows・iOS間で同期できます。
まとめ:まずは無料、AIや同期が欲しくなったらPro
Raycastの料金のポイントを整理します。
- 基本機能は無料で、期限もない。個人も、会社でも使える
- 有料のProは月$10(年払いで月$8) 。AI、クラウド同期、音声入力、翻訳、無制限のクリップボード履歴などが加わる
- AIはクレジット制。毎月500クレジットで、使い切るとAIは止まる
- 最上位のモデルが必要ならPlus・Max。クレジットも大きく増える
- 自分のAIを持ち込むこともできるが、有料プランが必要
まずは無料プランで、クリップボード履歴やスニペットなどを使ってみて、日常の作業が楽になるかを試してみてください。「AIをRaycastから使いたい」「複数のデバイスで環境をそろえたい」と感じたときが、Proを検討するタイミングです。


