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Cursor Projectsとは?Agent ModeやPlan Modeとの違いを徹底比較

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最終更新日: 2026年9月24日

ツール最新情報

2026年9月22日—Grok 4.7 が発表されました

こんにちは、Hodaです。

Cursorが2026年9月10日(米国時間)に発表した新機能「Projects」は、これまでの Agent Mode や Plan Mode の延長線上にあるものではなく、「チャット1本」という単位そのものを壊す機能 です。結論から言うと、両者の違いはこうまとめられます。

  • Agent Mode / Plan Mode / Ask Mode → 1回のチャット(セッション)の中で、1体のAgentがどう振る舞うかを決めるモード切り替え
  • Cursor Projects → チャットという単位の外側に立つ、案件そのものを長期で預かる管理レイヤー

以下、この違いを軸に整理していきます。

Cursor Projectsの概要

Projectsは、機能開発・マイグレーション・アプリ全体の構築といった、数週間〜数カ月単位の大きな作業を対象にした機能です。左ナビからProjectを開始し、作りたいものを伝えると、以降は「コーディネーター」と呼ばれるエージェントが引き継ぎます。

IDEからではなく、クラウドエージェントによって実行されるので Agent Window を開いてから選択をします

Cursor Projects Agent Window
Cursor Projects Agent Window

以下のように新規で作成できます

Create Project
Create Project

重要なのは、このコーディネーター自身はコードを書かないという点です。コーディネーターはあくまで計画を立て、実装は別のクラウド上のサブエージェントに委任し、できあがった成果物(draft PR)を確認用に戻す役割に徹します。実行を待たされてブロックされることがないため、こちらの追加指示にも常に応答できる、という設計です。

クラウド上で機能するので、PCを閉じていても自動的に目的を達成するようになっています。

Projectsを支えるのは次の3つの仕組みです。

メリット4
  • ノートPCを閉じても処理が止まらない(クラウド実行が既定)

  • Projectごとに蓄積される共有ファイルが、次のタスクのエージェントにも引き継がれる

  • Slack監視やPR追跡、スケジュール実行など、指示なしで動き出すきっかけを持てる

  • 数百PR規模のマイグレーションなど、1回のチャットでは終わらない仕事に向く

デメリット4
  • コーディネーターが複数のサブエージェントに並列委任するため、トークン消費が単純に人数倍で増える

  • ベータ版のため、Projects固有の料金・同時実行数の上限は公表されていない

  • レビューする側の負荷が上がる(draft PRが複数同時に返ってくる)

  • 小さな1回きりの修正には、通常のAgent Modeのほうが速くて安い

Agent Mode / Plan Mode / Ask Modeとの違い

ここが今回いちばん気になっていた部分だと思うので、表で整理します。

項目 Ask Mode Agent Mode Plan Mode Cursor Projects
コードを書くのは誰か 書かない(読み取り専用) Agent自身が直接実装 承認後にAgentが実装 コーディネーターは書かない。委任先のサブエージェントが実装
扱う単位 1回のやり取り 1つのタスク・1回のチャット 1つのタスク・1回のチャット 機能・マイグレーション・アプリ全体(複数PRにまたがる)
継続時間 セッション中のみ セッション中のみ セッション中のみ 数週間〜数カ月
実行場所 ローカル(エディタ内) ローカル、またはCloud Agentとして起動 ローカル クラウドが既定。必要な時だけローカルAgentを起動
コンテキスト チャットを閉じると消える 同左(.cursor/rulesなど別枠は残る) 承認したプランはMarkdownとして保存できる Project専用の共有ファイル群に蓄積し、次のタスクのAgentにも引き継がれる
起動のきっかけ 人が都度プロンプト 人が都度プロンプト 人が都度プロンプト 人の指示に加え、Slack・PR・スケジュールでも自律的に開始(Subscriptions)
向いている作業 コードの理解・質問 中規模の実装・修正 複数の実装方針がある複雑な機能 長期にわたる機能開発・大規模移行・継続的な保守

つまりAgent ModeとPlan Modeの違いは「実装前にプランの承認を挟むかどうか」という、同じ1回のタスクの中の手順の違いです。

一方でProjectsは、そもそも 「1回のタスク」という前提そのものを取り払って、「案件」というもっと大きな単位に対して、承認・委任・記憶の仕組みを持ち込んでいます。Plan Modeで作るプランが1タスク分の設計図だとすれば、Projectsの共有コンテキストは、プロジェクトが続く限り育ち続ける運用マニュアルに近いイメージです。

3つの中核機能をもう少し詳しく

クラウド実行(デフォルトはクラウド、必要な時だけローカル)
Projectは専用のクラウド環境上で動作するため、手元のPCがスリープしていても処理が続きます。ローカルでしか再現できないテストが必要な場合だけ、コーディネーターがローカルAgentを起動する仕組みです。

共有コンテキスト
Projectごとに、クラウド・ローカルの全エージェント間で同期されるファイル群が保持されます。あるエージェントがサービスのテスト方法を突き止めれば、以降のエージェントは同じファイルを参照して同じ手順を使えます。この蓄積が進むほど、コーディネーターの精度も上がっていく、という設計です。

Subscriptions
Slackの特定チャンネル、PRのオープン・マージ、決まったスケジールなどを監視条件として設定でき、条件が満たされると人の追加指示を待たずに作業が始まります。土台になっているのは、8月にリリース済みだったCloud Agentの監視機能(Automations)で、Projectsはこれをコーディネーター配下にまとめ、共有コンテキストと組み合わせた形と言えます。

どんな作業に向いているか

Cursor自身が挙げている用途は次の3つです。

  • 機能開発:調査→計画→並列での実装・テスト→リリース後のバグ対応まで、同じProjectが一連の文脈を持ったまま担当する
  • マイグレーション:「着手は簡単だが完了させるのが難しい」作業。最初は各PRを厳しくレビューし、安定してきたらコーディネーターに任せる範囲を広げていく
  • ガーデニング:終わりのない品質維持やリグレッション監視。新しいPRを継続的にスキャンし、同じミスを繰り返し検知したらlintルールを追加する、といった運用が想定されている

逆に言うと、ボタンの色を1箇所直すような小さな修正であれば、Projectsを開く意味はあまりなく、普段どおりAgent Modeで十分です。

料金について

2026年9月時点でProjects自体に単体の料金は設定されておらず、ベータ機能として有料プランのユーザーに提供されています。ただし実行基盤はCloud Agentであるため、選択したモデルのAPI料金がそのままかかる点は押さえておく必要があります。サブエージェントを5体並列で動かせば、単純計算でトークン消費もおよそ5倍になるとCursor自身が説明しており、「数千のサブエージェント」はあくまで上限であって、常にその規模が必要というわけではありません。

導入前に見ておきたいポイント

  • 最初は1つのリポジトリ・1種類の作業から試す
  • 本番公開や課金まわりの変更は自動権限の対象から外す
  • 共有コンテキストのファイルは定期的に見直す(古い手順が残ると、間違った判断を繰り返す原因になる)
  • Slackやスケジュールからの起動条件は狭く設定し、誤作動がないか監視する
  • draft PRとして戻ってくる前提を崩さず、マージ権限は人の手に残す

まとめ

  • Agent Mode/Plan Mode/Ask Modeは、1回のチャットの中で1体のAgentがどう動くかを決める「モード」
  • Cursor Projectsは、複数のPRやタスクにまたがる「案件」そのものを、コーディネーターと共有コンテキストで長期管理する別レイヤーの機能
  • 実装するのが「話しかけている本人(Agent Mode)」か「委任先のサブエージェント(Projects)」かが、両者の一番大きな違い
  • 向いているのは機能開発・マイグレーション・継続的な保守。単発の小さな修正には従来どおりAgent Modeで十分

Plan Modeの詳しい使い方は当サイトの別記事でも扱っているので、そちらもあわせてどうぞ。

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Hoda

フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。

Jonas R.

Jonas R.

海外ツールリサーチ・記事レビュー担当

リトアニア出身。現在は欧州の大手IT企業に勤務し、ソフトウェア開発およびデジタルプロダクト分野で10年以上の実務経験を持つ。

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