こんにちは、Hodaです。
Granolaについてはこちらの記事で詳しく紹介していますが、「AIに会議を記録・整理させたい」と考えたとき、ソフトウェアのGranolaだけでなく、Notta memoのような物理のAIレコーダーも選択肢に入ってくると思います。
見た目も仕組みもまったく違う2つですが、「会話を記録し、AIに文字起こし・要約させる」という目的は共通しています。当サイトはNotta memoを単独では扱っていませんが、Granolaを検討している方が一度は比較したくなるツールだと思うので、実際に両方使っている立場から整理しておきます。
そもそも何が違うのか
- Granola:PC・スマホにインストールするアプリ。マイクとシステムオーディオから会話をキャプチャし、AIが議事録を生成する
- Notta memo:クレジットカードサイズの物理レコーダー。録音した音声をBluetoothまたはWi-Fi経由でアプリに同期し、そこでAIが文字起こし・要約・翻訳を行う
「記録する場所」がクラウド前提のソフトウェアか、手元の専用デバイスかという違いが出発点です。ここから、費用のかかり方や得意なシーンが大きく分かれてきます。
比較早見表
| 観点 | Granola | Notta memo |
|---|---|---|
| 形態 | デスクトップ/モバイルアプリ(ソフトウェア) | 物理レコーダー+専用アプリ |
| 初期費用 | 無料(アプリのダウンロードのみ) | 本体購入が必要(実勢16,992円〜25,500円程度) |
| 継続費用 | 無料プランあり。本格運用は月額課金(Business・Enterprise) | 購入者限定の「スタータープラン」なら月額不要。使用量が多い人のみ有料プランへ |
| 対応シーン | Zoomなどのオンライン会議に加え、iOS/Android/Apple Watchアプリで対面・外出先にも対応 | オンライン会議(Meeting Bot)、対面、電話(骨伝導マイク)と幅広く対応 |
| 会議メモの整理力 | 自分のタイプしたメモ+文字起こしをAIが拡張し、編集可能なノートを生成 | AI要約テンプレート30種以上、Q&A抽出、ToDo抽出、AIチャット |
| 音声データの保存 | 保存しない設計(公式ドキュメントより) | 本体・アプリ上に音声を保持し、mp3などでエクスポート可能 |
| 対応言語の精度 | 多言語対応。日本語も実用レベル | 日本語・英語は高精度。それ以外の言語はやや劣る |
| チーム・連携機能 | Notion・Slack・ZapierやMCP経由でClaudeなどのAIエージェント連携 | Zapier・CRM連携(ビジネスプランのみ) |
費用の考え方はまったく違う
ここが一番わかりやすい違いです。
Notta memoは本体を買い切ってしまえば、月間300分の文字起こし・100件のAI要約といった「スタータープラン」の範囲内であれば、月額費用は一切かかりません。たまにしか録音しない人にとっては、実質的にランニングコストゼロで使い続けられるのが大きな強みです。
一方Granolaは無料プランでも十分使えますが、会議履歴の閲覧数を増やしたり、チーム連携やMCP経由の自動化まで活用したくなると、Business以上の月額プランが必要になってきます。料金の詳細はGranolaの料金ガイドにまとめています。
物理デバイスであることは、単なる制約ではなく明確なメリットにもなります。
- 骨伝導マイクによる通話録音:スマホの背面に貼り付けるだけで、電話の通話を記録できます。これはソフトウェアであるGranolaには原理的にできないことです。
- PC・スマホを開かなくていい:ボタン1つで録音が始まるので、ノートPCを開きにくい対面の商談や、とっさの場面で強いです。
- 専門用語の登録:無料プランでも200個まで単語登録ができ、固有名詞も正確に認識してくれるようになります。
- エクスポート形式が豊富:mp3・txt・docx・srt・pdf・xlsxと、用途に応じて使い分けられます。
Granolaが向いている理由

一方で、僕が普段の商談・打ち合わせでGranolaを手放せない理由は、記録したあとの「整理のされ方」にあります。
- 自分のメモがAIの材料になる:会議中に自分で打ち込んだ断片的なメモを、AIが文脈と組み合わせて拡張してくれます。Notta memoのAI要約はあくまで文字起こしからの自動生成が中心なので、この「自分の視点を混ぜ込む」感覚はGranolaのほうが強いです。
- アプリ対応でオンライン会議以外もカバー:以前はPCでのオンライン会議中心という印象がありましたが、今ではiOS・Android・Apple Watchアプリにも対応しているので、対面や外出先の会話もGranolaだけで完結できるようになりました。この点で、Notta memoの「専用デバイスならではの携帯性」というアドバンテージはかなり縮まっていると感じます。
- AIエージェントとの連携:MCP経由でClaudeなどのAIエージェントに、議事録以降のフォローアップメール作成やタスク化まで任せられます。ビジネス用途での「その先の作業」まで見据えるなら、Granolaに分があります。
会議中に自分で打ち込んだメモを、AIが文脈と組み合わせて拡張してくれる
iOS・Android・Apple Watchアプリで、対面や外出先の会話もカバーできる
MCP経由でClaudeなどのAIエージェントに、議事録以降の作業まで任せられる
無料プランでも基本機能を試せる
電話の通話録音には対応していない
本格的なチーム利用は月額の有料プランが必要になる
音声データそのものは保存されない設計なので、あとから聞き返せない
どちらを選ぶべきか
- 月額課金を避けたい/録音の頻度がそれほど多くない/電話の通話も記録したい → Notta memo
- 商談やクライアントとの打ち合わせが多く、会議メモの「整理された仕上がり」を重視したい/AIエージェントと連携させて業務を自動化したい → Granola
まとめ
両方使ってみたうえでの結論としては、Notta memoは月額不要で電話録音までこなせる、コストパフォーマンスに優れたハードウェアだと思います。特別な理由がなければ、この価格帯でここまでできるのは十分魅力的です。
ただ、会議の「録音」そのものがゴールなのではなく、そこから議事録・フォローアップ・タスク化までを考えると、Granolaの整理力とAIエージェント連携のほうが、今の僕の働き方には合っています。実際、日々の打ち合わせはほぼGranolaに任せています。
まずは無料プランの範囲で、自分の使い方に合うかどうかを試してみるのがおすすめです。以下のリンクから登録すると、有料プランへのアップグレード時に初月無料の特典があります。
Granolaの機能や日本語対応の詳細については、Granolaの紹介記事もあわせてご覧ください。






