Wispr FlowのDictionaryは、人名・会社名・商品名・専門用語などを登録し、音声入力の認識精度を上げる機能です。

また、Flowが毎回同じ単語を間違える場合は、誤変換を自動的に正しい表記へ置き換えるルール も作成できます。登録内容はMac、Windows、iOS、Android間で同期されます。
1. 単語を辞書に追加する
たとえば、Flowが以下のような単語を正しく認識しない場合に登録します。
- 人名:Hoda、McKenzie
- サービス名:Kajabi、beehiiv、FigJam
- 専門用語:API、Supabase、Webhook
- 社内用語や商品名
Mac・Windowsの場合
- Wispr Flowを開く
- 左側メニューの「Dictionary」をクリック
- 「Add new」をクリック
- 認識させたい単語や短いフレーズを入力
- 「Save」をクリック
- 実際にその単語を話して、正しく変換されるか確認
iPhone・iPadの場合
- Wispr Flowを開く
- 画面下部の「Dictionary」をタップ
- 「+」ボタンをタップ
- 単語を入力
- 「Save」をタップ
登録できる文字数は、Mac・Windows・Androidでは最大60文字、iOSでは最大59文字です。
2. 毎回同じ誤変換を修正する
単語を登録するだけではなく、特定の間違いを自動修正することもできます。
たとえば、Flowが「Kajabi」を毎回「カジャビ」と変換してしまう場合です。
- Dictionaryを開く
- 「Add new」を選択
- 正しい表記として「Kajabi」を入力
- 「Correct a misspelling」をオンにする
- Flowが出力する間違った表記「カジャビ」を入力
- 「Save」をクリック
これ以降、Flowが「カジャビ」と認識した場合でも、自動的に「Kajabi」へ置き換えられます。
単純に正しい単語を追加するよりも、毎回同じ形で間違える場合は、誤変換ルールを設定した方が確実 です。
なお、1つの単語に設定できる置き換えルールは1つだけです。内容を変更する場合は、新しく作り直すのではなく既存の登録を編集します。
3. Scratchpadから直接追加する
Mac・Windowsでは、Scratchpadやテキストエディター内でスペルミスとして下線が表示された単語を、その場で追加できます。
- 下線が付いている単語を右クリック
- 「Add to Dictionary」を選択
すぐに辞書へ保存され、以降はスペルミスとして扱われなくなります。
4. 重要な単語にスターを付ける
Mac・Windowsでは、辞書内の単語にスターを付けられます。
スターを付けた単語は、似た発音の単語が複数ある場合などに、優先的に認識されやすくなります。
たとえば、一般的な単語とサービス名の発音が似ている場合は、そのサービス名にスターを付けておくと便利です。
辞書一覧にある星のアイコンをクリックすると設定できます。
5. 自動で辞書に追加させる
Flowには、修正した専門用語や特徴的な単語を自動学習する機能があります。
Mac・Windowsでは、以下から有効にできます。
「Settings」→「System」→「Extras」→「Auto-add to dictionary」
自動追加された単語には、Dictionary内で「✨」アイコンが表示されます。
ただし、「sprint」「feature」「roadmap」のような一般的な単語は、自動追加の対象から除外される場合があります。特定の表記に固定したい場合は手動で追加します。
6. CSVで大量の単語を登録する
Mac・Windowsでは、CSVファイルを使って最大1,000件までまとめて登録できます。
事前設定
- 「Settings」を開く
- 「Experimental」を開く
- 「Bulk Import」を有効にする
インポート方法
- Dictionaryページを開く
- 「Import」をクリック
- CSVファイルを選択する
- 内容をプレビューする
- 問題がなければインポートする
CSVは次の2形式に対応しています。
単語だけ登録する場合
Kajabi
beehiiv
Supabase
Webhook
誤変換と正しい表記を登録する場合
カジャビ,Kajabi
ビーハイブ,beehiiv
スーパー ベース,Supabase
重複している単語は自動的にスキップされます。対応ファイルはCSVのみで、最大ファイルサイズは3MBです。
7. 登録内容を編集・削除する
Mac・Windows
- 編集:単語をクリックして内容を変更し「Save」
- 削除:単語の横にあるゴミ箱アイコンをクリック
複数選択して一括削除することもできます。
iOS
- 編集:単語をタップ
- 削除:単語を左へスワイプ
Android
- 編集:単語を右へスワイプ
- 削除:単語を左へスワイプして確認
8. 辞書内を検索する
Mac
Command + F
Windows
Ctrl + F
検索では、正しい単語だけでなく、登録されている誤変換の文字列も対象になります。
Androidでは辞書画面上部に検索欄があります。iOSは現時点では検索に対応していないため、一覧から探す必要があります。
登録時のコツ
特におすすめなのは次の使い方です。
単数形と複数形を両方登録する
API
APIs
英語表記と日本語での誤変換を登録する
正しい表記:beehiiv
誤った表記:ビーハイブ
サービス名は正式な大文字・小文字で登録する
WordPress
YouTube
Shopify
PageFly
重要な単語はスターを付ける
ただし、辞書に大量の単語を入れすぎるより、実際に誤認識される専門用語や固有名詞を中心に追加するのがおすすめです。古くなった単語は定期的に削除します。
Android版の注意点
Androidでは、登録済みの置き換えルールは適用されますが、Androidアプリ上から新しい誤変換ルールを作成することはできません。
誤変換ルールはMac、WindowsまたはiOSで作成してください。また、Androidではスター、並べ替え、CSVインポートには対応していません。
うまく認識されないとき
辞書に追加しても反映されない場合は、次の点を確認します。
- Wispr Flowを最新版に更新する
- アプリを再起動する
- 同じアカウントでログインしているか確認する
- 辞書が端末間で同期されているか確認する
- 単語を追加するだけでなく、誤変換ルールを設定する
たとえば「Kajabi」という単語を正しく認識させたい場合は、まず通常の辞書登録を行い、それでも毎回「カジャビ」になるなら、「カジャビ → Kajabi」という置き換えルールを追加する、という使い方が適しています。






