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Wispr FlowのTeam Insightsとは?チームの利用状況・時間削減・ROIを確認する方法

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最終更新日: 2026年7月27日

Wispr Flowをチームに導入したあと、「実際にどれくらい使われているのか」「どれだけ作業時間を削減できたのか」を確認したい管理者も多いと思います。

そのようなときに利用できるのが、管理者向けの分析機能である Team Insights です。

Team Insightsでは、チーム全体の音声入力数、アクティブユーザー、利用アプリ、削減時間、費用対効果などを確認できます。メンバーごとの利用状況も一覧で表示できるため、Wispr Flowの社内導入効果を測定する際に役立ちます。

なお、Team Insightsはチーム管理者向けの機能です。Wispr Flowの管理画面に加えて、Mac・Windows版のデスクトップアプリからもアクセスできます。

Team Insightsとは?

Team Insightsは、Wispr Flowを組織内でどのように利用しているかを確認できる管理者専用の分析ページです。

主に、次のようなデータを確認できます。

  • チーム全体が音声入力した単語数
  • Wispr Flowを利用しているメンバー数
  • 音声入力に使用されているアプリ
  • 音声入力によって削減できた時間
  • Wispr Flow導入による金銭的な効果
  • メンバーごとの利用状況
  • DictionaryやSnippetsなどの機能利用率

単に利用回数を見るだけではなく、音声入力によってどれだけ時間やコストを削減できたかまで確認できる点が特徴です。

Team Insightsで確認できる主なデータ

Team Insightsには、大きく分けて4つのデータエリアと、メンバーごとの利用状況を確認できる一覧があります。

Words Dictated

「Words Dictated」では、チーム全体がWispr Flowを使って音声入力した単語数を確認できます。

期間やメンバーを絞り込むことで、特定の期間中にどれくらいWispr Flowが利用されたかを把握できます。

導入直後と数週間後のデータを比較すれば、社内での利用が定着しているかを確認する目安にもなります。

Team Members

「Team Members」では、Wispr Flowを利用しているユーザー数や、チーム全体の利用傾向を確認できます。

アクティブユーザー数を確認することで、アカウントを付与したメンバーのうち、実際にWispr Flowを使っている人がどれくらいいるかを把握できます。

Desktop Apps

「Desktop Apps」では、チームメンバーがどのアプリ上でWispr Flowを使用しているかを確認できます。

たとえば、メール、チャット、ドキュメント作成ツール、AIツールなど、どの業務で音声入力が活用されているかを分析できます。

特定のアプリで利用が集中している場合、そのアプリを中心に活用方法を社内共有する、といった使い方もできます。

Impact

「Impact」では、Wispr Flowの導入によって生まれた効果を確認できます。

主に次の項目が表示されます。

  • AI Prompt Quality
  • Time Saved
  • Money Saved
  • Features used

Wispr Flowの利用量だけでなく、導入によってどれだけ生産性が向上したかを確認したい場合に重要なページです。

AI Prompt Qualityとは?

「AI Prompt Quality」は、チームが音声入力で作成したAIプロンプトが、一般的なキーボード入力の基準と比べてどれくらい長いかを示す指標です。

たとえば、カードに次のように表示されている場合があります。

2.2x

これは、チームが音声入力で作成しているAIプロンプトが、キーボード入力の基準と比べて平均2.2倍長いことを意味します。

音声入力では、キーボードで入力するよりも詳しく説明しやすいため、AIに対してより具体的な指示を出せる可能性があります。

数値が高いほど、チームがAIツールに対して、より長く詳細なプロンプトを入力していると考えられます。

ただし、このカードはチームの平均プロンプト文字数が基準値を上回った場合にのみ表示されます。

Time Savedとは?

「Time Saved」では、キーボードで入力する代わりにWispr Flowを使用したことで、チーム全体がどれくらいの時間を削減できたかを確認できます。

計算では、チームメンバーの実際の音声入力速度と、キーボード入力の基準速度が比較されます。

音声入力によって短縮された時間が合計され、チーム全体の削減時間として表示されます。

カード内の情報アイコンにカーソルを合わせると、計算方法の説明も確認できます。

Money Savedとは?

「Money Saved」では、Wispr Flowによって削減された時間を、金額に換算して確認できます。

このカードでは、主に次の情報が表示されます。

  • チーム全体の月間削減時間
  • 削減時間を金額換算した価値
  • Wispr Flowの実際の月額コスト
  • コストを差し引いた実質的な削減額

計算上の削減額からWispr Flowの利用料金を差し引き、導入によってどれくらいの金銭的な効果があったかを表示します。

実質削減額がマイナスになる場合でも、画面上では0ドル未満には表示されません。

時給を変更して計算する

Money Savedカードには、計算に使用する時給を変更できるスライダーがあります。

チームメンバーの想定時給を変更すると、それに応じて削減額が再計算されます。

たとえば、専門職や管理職など、時間単価の高いメンバーが多いチームでは、同じ削減時間でも金銭的な効果が大きく表示されます。

Wispr Flowの利用料金

「Flow team cost per month」には、チームが実際に支払っているWispr Flowの料金が表示されます。

単純な定価ではなく、実際の請求情報が使用されるため、次のような条件も反映されます。

  • 契約時の割引
  • 個別契約
  • 年間契約
  • 月額プラットフォーム料金
  • 複数の請求スケジュール

表示される通貨は、組織が実際に請求されている通貨です。

請求情報が取得できない場合は、利用料金が「—」と表示され、Money Savedにはコストを差し引く前の削減価値が表示されます。

月間削減時間の注意点

Money Savedに表示される「月間」は、必ずしも1日から月末までのカレンダー月を意味するわけではありません。

月間削減時間には、直近およそ4週間分のデータが使用されます。

そのため、月初から月末までの社内集計データと完全には一致しない場合があります。

Features usedで機能の利用状況を確認する

Impactページには、「Features used」というグラフがあります。

ここでは、次の機能を使用したユーザー数を確認できます。

  • Dictionary
  • Snippets
  • Styles
  • Transforms

Dictionary、Snippets、Stylesでは、利用者数に加えて、登録数や設定数などの補足データも表示されます。

一方、Transformsについては、利用状況が使用したかどうかの2択で記録されるため、利用者数だけが表示されます。

このグラフを見ることで、単に音声入力だけを使っているのか、それともWispr Flowの追加機能まで活用されているのかを確認できます。

Team membersでメンバーごとの利用状況を確認する

「Team members」タブでは、メンバーごとの詳細な利用状況を確認できます。

一覧には、主に次の項目が表示されます。

  • 名前
  • メールアドレス
  • ステータス
  • 権限
  • 部門またはチーム
  • 参加日
  • 音声入力した単語数
  • 平均音声入力速度
  • 最終利用日

タブ名には、チームに所属しているメンバーの合計人数が表示されます。

メンバーのステータス

各メンバーには、次のいずれかのステータスが表示されます。

  • Active
  • Trialing

トライアル中のメンバーには、トライアルの終了日と残り期間も表示されます。

権限の種類

Role欄では、各メンバーの権限を確認できます。

表示される主な権限は次のとおりです。

  • Admin
  • Member
  • IT Admin
  • Superadmin

音声入力した単語数の期間を変更する

単語数の表示期間は、次の選択肢から変更できます。

  • All time
  • Last 7 days
  • Last 30 days
  • This month
  • Last month
  • This year

ただし、平均音声入力速度と最終利用日は、選択した期間に関係なく、常に全期間のデータが表示されます。

WPMとは?

WPMは「Words Per Minute」の略で、1分間に何単語入力したかを表します。

Team membersのWPM欄には、各メンバーの全期間における平均音声入力速度が表示されます。

一度も音声入力をしていないメンバーは「—」と表示されます。

WPM順に並べ替えた場合、音声入力をしていないメンバーは、昇順・降順のどちらでも一覧の下部に配置されます。

フィルターの使い方

Team Insightsでは、各タブのデータをさまざまな条件で絞り込めます。

主なフィルターは次のとおりです。

  • 日付
  • アプリ
  • アプリのカテゴリー
  • ユーザー
  • チーム

Team membersの一覧では、さらに次の条件を利用できます。

  • ステータス
  • 部門
  • 名前
  • メールアドレス

設定したフィルターは、基本的にすべてのタブに反映されます。

複数のユーザーを選択する

ユーザーフィルターでは、複数のメンバーを同時に選択できます。

選択画面は1人選ぶたびに閉じないため、そのまま複数のメンバーを続けて選択できます。

複数人を選択すると、フィルターボタンには次のように人数が表示されます。

3 users

一度に選択できるユーザー数は最大100人です。

特定のチームだけを分析する

チームフィルターを使用すると、特定の部門やチームだけに絞り込んで利用状況を確認できます。

たとえば、「Sales」チームを選択すると、Words Dictated、Desktop Apps、Impactなど、すべてのタブがSalesチームのデータに切り替わります。

Money Savedに表示されるWispr Flowのコストも、そのチームが全体の座席数に占める割合に応じて按分されます。

これにより、Salesチームが生み出した削減額と、Salesチーム分のWispr Flow利用料金を比較できます。

並べ替え・検索・ページネーション

Team membersの一覧は、各列をクリックして並べ替えられます。

名前やメールアドレスによる検索にも対応しているため、人数の多い組織でも対象のメンバーを簡単に探せます。

一覧は初期状態で1ページあたり25人表示されますが、表示件数は変更できます。

タブに表示されるメンバー数はフィルター適用前の合計人数です。一方、一覧下部に表示される件数は、フィルターや検索を適用したあとの人数を表します。

CSVで利用データをエクスポートする

Team Insightsのデータは、CSVファイルとしてエクスポートできます。

社内レポートや、経営層への導入効果の報告に使用したい場合に便利です。

エクスポートされたCSVには、必ず「Date」列が含まれます。

データは合計値だけで出力されるのではなく、日ごとに分けて出力されます。

たとえば、ユーザーやアプリなどの条件を含めてエクスポートした場合は、1日と各条件の組み合わせごとに1行が作成されます。

画面上でチームと呼ばれている項目は、CSVでは「Department」という列名で出力されます。

ただし、どちらも同じデータを表しています。

データ量が非常に多い場合は、CSVの出力が拒否されることがあります。その場合は、日付、ユーザー、アプリなどのフィルターを使用して、対象範囲を狭くする必要があります。

デスクトップアプリからTeam Insightsを開く方法

EnterpriseまたはPro Teamプランの管理者は、Mac・Windows版のWispr FlowからTeam Insightsを開けます。

  1. Wispr Flowのデスクトップアプリを開く
  2. 「Insights」を開く
  3. 「Your Usage」を選択する
  4. 画面上部の「See team usage」をクリックする
  5. ブラウザでチーム用ダッシュボードが開く

このボタンは、EnterpriseまたはPro Teamプランの管理者にのみ表示されます。

一般ユーザーには表示されず、「Your Voice」や「Leaderboard」など、ほかのInsightsタブにも表示されません。

Team Insightsの活用例

導入後の利用率を確認する

Wispr Flowをチームに導入したあと、アクティブユーザー数や単語数を確認することで、実際に利用が定着しているかを判断できます。

アカウントを付与しただけで利用していないメンバーを見つけ、追加の説明会やトレーニングを行うこともできます。

利用されているアプリを確認する

Desktop Appsのデータを確認すれば、チームがどのアプリでWispr Flowを使用しているかを把握できます。

利用頻度の高いアプリをもとに、社内向けの具体的な活用事例を作ることもできます。

経営層にROIを報告する

Impactページでは、削減時間と金銭的な効果を確認できます。

Wispr Flowの実際の利用料金も反映されるため、単なる利用数ではなく、導入コストに対してどれくらいの効果があったかを説明できます。

CSVをエクスポートすれば、社内レポートや定例会議用の資料作成にも利用できます。

利用上の注意点

Team Insightsを利用する際は、次の点に注意してください。

  • Team Insightsはチーム管理者のみ利用可能
  • 一般ユーザーはチーム全体のデータを確認できない
  • デスクトップアプリのショートカットはEnterprise・Pro Teamの管理者のみ利用可能
  • 金額は組織の請求通貨で表示される
  • チームで絞り込むと、利用料金も座席数に応じて按分される
  • Impactのデータはリアルタイムではなく、短い反映遅延がある
  • 一度に絞り込めるユーザーは最大100人
  • 開始日は終了日より後に設定できない
  • 未来の日付は指定できない
  • CSVは日ごとのデータとして出力される
  • 大量のCSVデータは出力できない場合がある

請求内容や直近の利用状況を変更した場合、Impactの金額や削減時間に反映されるまで少し時間がかかる場合があります。

まとめ

Wispr FlowのTeam Insightsは、チーム内での利用状況と、導入による効果を確認できる管理者向けの分析機能です。

音声入力した単語数やアクティブユーザーだけでなく、利用されているアプリ、削減時間、金銭的な効果まで確認できます。

特に、次のような目的で役立ちます。

  • Wispr Flowが社内で定着しているか確認する
  • 利用していないメンバーを把握する
  • よく使われているアプリを分析する
  • 音声入力による削減時間を測定する
  • 導入コストに対するROIを報告する
  • チームやメンバー別のデータを出力する

企業やチームでWispr Flowを導入している場合は、単にライセンスを配布するだけでなく、Team Insightsを定期的に確認することで、より効果的な運用につなげられるでしょう。

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フリーランスエンジニア・Webデザイナー · 写真家・動画編集者

フリーランスエンジニア・Webデザイナー。Kajabi・Shopify・Thinkificなどの海外SaaSを中心に、サイト構築や収益化の仕組みづくりを行っています。

WordPress・Next.js・Supabase・Hugoなどを活用したWeb開発から、動画制作・IT翻訳まで幅広く対応するジェネラリストとして活動。実際に海外ツールを活用しながら、個人でのオンラインビジネスやコンテンツ販売にも取り組んでいます。

これまでに40カ国以上を訪問し、カナダ・ポーランド・リトアニア・デンマークなどでの海外生活を経験。リトアニアの大学で国際ビジネスを学んだ後、現在はスペインを拠点に活動しています。

YouTube「HodaPress」では海外SaaSやオンラインビジネスについて発信。noteでは海外移住・ビザ関連の情報も執筆しています。

本サイトでは、実際に使った経験をもとに「日本人にとって使いやすいか」「収益化に繋がるか」という視点でツールをレビューしています。

Jonas R.

Jonas R.

海外ツールリサーチ・記事レビュー担当

リトアニア出身。現在は欧州の大手IT企業に勤務し、ソフトウェア開発およびデジタルプロダクト分野で10年以上の実務経験を持つ。

当サイトでは、海外SaaSツールや最新テクノロジーに関する情報収集、英語圏の公式情報の確認、記事内容のレビューを担当。製品アップデートや業界動向の調査を通じて、より正確で信頼性の高い情報提供をサポートしている。