こんにちは、Hodaです。
Wispr FlowについてはWispr Flowとは?機能・料金・評判まとめ【2026年最新】で紹介してきましたが、2026年8月5日、音声入力ツールとしてお馴染みのWispr Flowが、ディクテーション以外では初となる新プロダクト「Notetaker(ノートテイカー)」を正式にローンチしました。
いわゆるAI議事録ツールで、GranolaやFireflies、Otter、Fathomなどと同じ市場に本格参入する形です。今回はNotetakerの特徴と、現時点でわかっている料金・対応プラットフォームについてまとめます。
Wispr Flow Notetakerとは?
Notetakerは、会議の音声を自動で文字起こしし、要約やアクションアイテムを整理してくれるAI議事録ツールです。
最大の特徴は「ボットが会議に参加しない」という点です。GranolaやOtterのように専用の参加者(ボット)をミーティングに招待する必要がなく、端末側のシステムオーディオを使って会議を記録します。Zoom、Google Meet、Teams、Slackハドルなど、プラットフォームを問わず利用できるとされています。

Granola
ボット不要の文字起こし、自分のメモを補完するAI要約、MCP連携まで備えた次世代のAI議事録アプリ
価格
月額14ドルから
無料プラン
あり
試用・無料枠
制限あり
総評
当サイトからの登録で、有料プランにする際に初月が無料になります!
主な機能
話者認識・固有名詞の精度
Notetakerの売りは「精度」です。多くの議事録ツールが会議の音声を何の前情報もなく文字起こしするのに対し、Notetakerは次のような文脈情報を活用します。
- Wispr Flowの音声入力で使っているDictionary(辞書)の内容がそのまま引き継がれ、専門用語やサービス名の誤変換を減らす
- カレンダーの招待情報から参加者名を取得し、発言者に正しく紐づける
- 会議中はリアルタイムで文字起こしを表示しつつ、終了後にもう一度録音全体を読み直して精度を上げる
会議履歴への質問(Ask Anything)
過去の会議履歴全体に対して質問を投げかけ、該当する発言箇所にリンクされた形で回答を得られる機能です。「あの件、誰が担当って言ってたっけ」を探す手間を減らせます。
会議に遅れて参加しても内容を把握できる
会議中に他の作業をしていて聞き逃した場合でも、AIにこれまでの流れを聞いて追いつくことができます。
ミーティング前のブリーフィング
過去のメモやSlack、Web上の情報をもとに、会議前のブリーフィングを生成する機能もあります。ローンチ時点では社外との会議向けに提供されており、社内会議向けのブリーフィングはProプランで今後提供される予定です。
Claude・ChatGPTなどとのMCP連携
Notetakerが生成した文字起こしや要約は、MCP経由でClaudeやChatGPT、その他のAIエージェントから参照できます。議事録をそのままAIワークフローに組み込みたい人には嬉しいポイントです。
対応プラットフォーム・料金

現時点ではMacのみの対応で、Windows版は「近日対応予定」とされています。
料金については、Notetaker単体の追加料金は発生せず、既存のWispr Flowのプランに含まれる形で提供されています。クレジットカードの登録や追加契約なしで使い始められますが、Proプランの方がミーティングデータを保持できる期間が長くなる、という違いがあるようです。
Wispr Flow全体の料金プランについてはWispr Flowの料金プランを徹底解説【Free/Pro/Enterprise比較】で詳しくまとめています。
ボットが会議に参加しないため、参加者への表示・招待の手間がない
Zoom・Google Meet・Teams・Slackハドルなど幅広いプラットフォームに対応
Dictionaryやカレンダー連携で、固有名詞・話者認識の精度を高めている
MCP経由でClaudeやChatGPTなど外部AIツールから参照できる
Granolaなど他ツールからの移行機能が用意されている
2026年8月時点ではMacのみ対応、Windows版は近日公開予定
日本語会議に対する対応度合いは公式情報で明確にされていない
会議参加者からの録音同意についての公式なガイドラインがまだ明示されていない
対面(オフライン)会議への対応可否も現時点では公式に明言されていない
会議の録音・文字起こしには、参加者への事前の同意が必要になる場面もあります。特に社外との会議や、複数人が同席する場では、録音していることを事前に伝えておくのが無難です。この点についてWispr Flow側からの詳細なガイダンスはまだ確認できていないため、利用する際は自社のルールや取引先との関係性も踏まえて判断することをおすすめします。
発表の背景
Notetakerの正式発表に先立ち、Wispr Flowの利用規約(Terms of Service)にミーティングデータやNotetakerに関する条項が追加されていることが報じられ、新機能の準備が進んでいるのではないかと話題になっていました。
Wispr Flowはこれまでに8,100万ドル以上の資金調達を行っており、直近のラウンドでは企業価値7億ドルと評価されています。2026年5月には、さらに20億ドル規模の評価額での資金調達交渉が報じられるなど、音声・AIツール領域で注目度の高いスタートアップの一つです。
Granolaからの乗り換えについて
すでにGranolaなど他の議事録ツールを使っている場合、Notetakerには過去の履歴を移行する機能が用意されています。乗り換えを検討している場合は、この移行機能を使えば会議履歴を引き継いだまま使い始められそうです。
GranolaについてはGranolaの記事でも紹介しているので、比較検討する際の参考にしてみてください。
まとめ
Wispr Flow Notetakerは、これまで音声入力ツールとして評価されてきたWispr Flowが、初めて手がけた議事録プロダクトです。ボットが会議に参加しない仕組みや、既存のDictionaryを活かした精度へのこだわりは、Granolaなど先行ツールとの差別化ポイントになりそうです。
現時点ではMac限定という制約がありますが、既存プランに含まれる形で追加料金なく使えるので、Macユーザーの方はまず試してみる価値はあると思います。Windows版の対応状況については、続報が入り次第この記事も更新していきます。





