こんにちは、Hodaです。
Shopifyでストアを公開したばかりの段階では、検索エンジンからのアクセスがすぐに集まることはあまりありません。そこで役立つのが「ブログ機能」です。
Shopifyには特別なツールを追加しなくても本格的なブログ機能が最初から用意されており、検索結果経由の集客導線や、お店の最新情報を発信する場として活用できます。この記事では、Shopifyのブログの仕組みから、実際の作成・投稿手順、サイトへの表示方法、集客に活かすための運用のコツまで、できる限り詳しくまとめました。
Shopifyの「ブログ」の仕組みを理解する

Shopifyで最初につまずきやすいのが、「ブログ」という言葉が2つの意味で使われている点です。
- ブログ(全体):一般的なブログでいう「カテゴリー」に近いもの
- ブログ記事:そのカテゴリーの中に投稿していく個別の記事
WordPressやアメブロなどでは、1つのブログの中に「カテゴリー」を作って記事を分類していきますが、Shopifyでは逆に、最初からブログそのものをカテゴリーのように分けて作る仕組みになっています。そのため、「Shopifyでブログを作る=カテゴリーを作る」と考えると理解しやすくなります。
たとえば、以下のように目的ごとにブログ(カテゴリー)を分けて運用するイメージです。
- お知らせ
- コラム
- メディア掲載情報
ブログを作成すると、/blog/news のようにブログごとに個別のURLが割り当てられます。ストアを開設した時点では「News」という名前のブログが1つデフォルトで作成されているので、まずはこれを日本語名に変更するところから始めるとよいでしょう。
管理画面の「コンテンツ」から「ブログ」を選択

「ブログを管理」をクリック
「ブログを追加」をクリック
タイトルを入力(最大255文字)
コメントの管理方法を選択(詳細は次項)
任意:ブログ用のカスタムテンプレートを作成済みの場合は、テンプレートを選択
任意:検索エンジンリスティング(SEOタイトル・メタディスクリプション・URLハンドル)を編集
「保存」をクリック
作成後は「ストアのメインナビゲーションメニューにブログを追加」しておくと、訪問者がストア上からブログにアクセスできるようになります。
コメント設定は3パターンから選べる
Shopifyのブログでは、ブログごとにコメント欄の挙動を設定できます。
| 設定 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 許可 | 記事下部にコメント投稿フォームが表示され、訪問者が自由に投稿できる | 読者との交流やコミュニティ性を重視したいブログ |
| 無効 | コメントフォームが表示されず、一方的な情報発信になる | お知らせ、プレスリリースなど |
| 許可(承認待ち) | 投稿はできるが、管理者が承認するまで公開されない | スパムや不適切な投稿を防ぎつつコメントも受け付けたい場合 |
コメントを有効にすると読者とのコミュニケーションが生まれやすくなる一方で、スパムコメントへの対応など管理コストもかかります。ストアを始めたばかりの段階では、まず「無効」にしておき、運用に慣れてから必要に応じて有効化する、という進め方がおすすめです。
既存のブログを編集する
作成済みのブログも、あとからタイトルやコメント設定、テンプレート、検索エンジンリスティングを変更できます。
手順
- 管理画面の「コンテンツ」→「ブログ」→「ブログを管理」に進む
- 編集したいブログの名前をクリック
- タイトル・コメント設定・テンプレート・検索エンジンリスティングを編集
- 「保存」をクリック
たとえばデフォルトの「News」を「お知らせ」に名称変更する場合、URLスラッグ(news)はそのままでも問題ありません。
検索エンジンリスティングの編集ポイント
- ページタイトルは70文字、メタディスクリプションは160文字を超えると検索結果で表示が途切れる場合がある
- URLハンドル(URLの一部)はスペースを使えないため、単語区切りにはハイフン(-)を使う
- URLハンドルを変更すると、旧URLから新URLへのリダイレクトを自動作成するオプションが選べる
ブログ記事を追加する
ブログ(カテゴリー)の準備ができたら、実際に記事を投稿していきます。
手順
- 「ブログ記事を追加する」をクリック
- 以下の項目を設定する
- タイトル:記事のタイトル
- コンテンツ:本文。テキストエディターで文字装飾や画像挿入が可能
- 抜粋:記事一覧やトップページに表示される要約文。3行程度でまとめておくとよい。空欄のままだとテーマによっては本文全体が表示されてしまうことがあるため、必ず設定しておく
- 検索エンジンリスティング:URLハンドルは英数字で設定しておく
- 画像:記事のサムネイル。記事一覧やSNSシェア時に使われる。必須ではないが設定しておくと見栄えが良くなる
- 分類:
- 作成者:スタッフ・管理者のリストから選択(必須項目だが、ページ上での表示・非表示は選べる)
- ブログ:どのブログ(カテゴリー)に投稿するかを選択
- タグ:記事をさらに細かく分類するための項目。テーマによってはタグの絞り込み表示に対応していない場合もある
- 公開状況:「公開」または「非公開」を選択
- 保存する
公開日時の指定
- 「公開」にして保存すると、その時点で即座に公開される
- 過去の日付で公開したい場合は、鉛筆アイコンから日付を編集できる
- 将来の日付を指定すれば予約投稿ができる。カレンダーアイコンから日付を選び「公開日を設定する」をクリックすると、指定時刻まで下書き状態のまま保持され、時間になると自動公開される
プレビューで確認する
保存した記事は「表示」から確認できます。非公開状態の記事は「プレビュー」から内容を確認できるので、公開前に必ずチェックしておきましょう。
ブログをストアに表示する
ブログを作成・投稿しただけでは、まだサイト上に表示されません。表示させる方法は主に2つです。
- トップページにブログセクションを設置する:セクションを追加し、表示したいブログ(カテゴリー)を選択すると、最新記事が自動的に表示される
- メニューに追加する:ナビゲーションメニューの編集画面からブログへのリンクを追加できる
すでに外部プラットフォーム(WordPress、Tumblr、Bloggerなど)でブログを運用している場合は、Shopifyのブログ機能を使わずに、ナビゲーションメニューから外部ブログへのリンクを追加することも可能です。
なぜブログを運用するべきか
「ブログは古いマーケティング手法」と言われることもありますが、実際には今でも多くのECストアがブログを活用しています。理由は主に次の3つです。
- SEO効果:検索エンジンからのアクセスは広告費をかけずに集客できる、費用対効果の高いチャネルになる
- 信頼感の醸成:定期的に更新されているサイトは「きちんと運営されているお店」という安心感につながる。逆に長期間更新のないサイトは購入をためらわせる要因になりかねない
- 情報発信の場:新商品やキャンペーン、取り組みなどをストーリーとして発信でき、単なる商品ページ以上の形でブランドを伝えられる
集客だけでなく、既存顧客との関係構築やブランドの信頼性向上にも直結する機能なので、記事作成のハードルが高く感じられても、継続的に取り組む価値は十分にあります。
集客に活かすための運用のコツ
ブログを開設しただけでは効果は出ません。継続的な運用と、いくつかの基本を押さえることが重要です。
- テーマを絞る:扱う商材やターゲット層に合わせてテーマを絞り込むと、コンテンツの方向性が定まりやすく、専門性のあるブログとして認知されやすい
- キーワードを意識する:検索需要があり、かつ過度に競合が激しくないキーワードを選んで記事化する。いきなり競合の強いビッグキーワードを狙うより、具体的で検索意図が明確なロングテールキーワードから始めるのが現実的
- 読みやすい構成にする:見出し(H2・H3)で内容を区切り、短い段落・箇条書きを活用する。画像を適度に挟むことで読者の離脱を防げる
- 内部リンクを設置する:新しい記事を公開する際、過去の関連記事や商品ページへのリンクを貼ることで、サイト内の回遊を促せる
- 公開後に拡散する:SNSやメールマガジンで記事を紹介し、アクセスの初速をつける。検索エンジン経由の流入が育つまでには時間がかかるため、公開直後の拡散施策と並行して取り組むのが効果的
- 更新頻度を保つ:無理のないペースでよいので、コンテンツカレンダーなどを使って計画的に投稿を続ける方が、単発で大量に書くよりも長期的な効果につながりやすい
- 古い記事も見直す:情報が古くなった記事は定期的に更新し、リンク切れのチェックや最新情報への差し替えを行う
これらは特別なアプリを使わなくても、Shopify標準のブログ機能と管理画面の検索エンジンリスティング設定だけで十分に実践できます。
コメントを有効にする?無効にする?
有効にする:読者との交流が生まれやすく、コミュニティ感の醸成やリピーター育成につながる
無効にする:コメント管理の手間がなく、お知らせ系の一方向発信に集中できる
有効にする:スパムや不適切なコメントへの対応が必要になる場合がある
無効にする:読者からのフィードバックや双方向のコミュニケーションの機会を逃す
判断に迷う場合は、まず「無効」または「承認待ち」で始めて、運用リソースに余裕が出てきたタイミングで「許可」に切り替えるのが無理のない進め方です。
よくある質問
Q. Shopifyのブログは複数作成できますか? A. できます。「お知らせ」「コラム」「メディア掲載」のように、目的ごとに複数のブログ(カテゴリー)を作成し、記事を投稿先ごとに振り分けられます。
Q. ブログ記事の投稿数に上限はありますか? A. 特に上限はありません。必要な分だけ作成できます。
Q. コメントの管理設定はあとから変更できますか? A. 変更できます。ブログの編集画面からいつでもコメント設定を切り替えられます。
Q. すでにWordPressなどでブログを運営している場合はどうすればいいですか? A. Shopifyのブログ機能を使わず、既存の外部ブログへのリンクをナビゲーションメニューに追加する形で対応できます。
Q. 抜粋(要約文)は必ず設定すべきですか? A. 必須ではありませんが、設定しておくことを推奨します。空欄のままだとテーマによっては記事一覧に本文全文が表示されてしまうことがあるためです。
まとめ
Shopifyのブログ機能は、追加のツールを導入しなくても、管理画面から「ブログ(カテゴリー)の作成」「記事の投稿」「サイトへの表示」までひと通り完結できる、標準搭載のシンプルな仕組みです。
「ブログ」という言葉が「カテゴリー」と「個別記事」の2つの意味で使われている点さえ理解してしまえば、操作自体はそれほど難しくありません。SEO集客や信頼感の醸成、顧客とのコミュニケーションの場として、ストア運営の初期段階からぜひ取り入れておきたい機能です。まずは1〜2個のブログ(カテゴリー)を作成し、無理のないペースで記事を投稿するところから始めてみてください。
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